2022年度 行政書士試験 合格体験記|18

講師のわかりやすい解説が良かった!


T.Sさん

DATA BANK

受講コース 答練本科生 上級講義付き
[Web通信講座]
受験回数 3回
2022年度本試験の得点 法令科目:154点
一般知識:44点
総得点:198点
得意科目 行政法
不得意科目
商法
合格までの学習期間【合格までのTAC学習期間】3年
【TAC以外も含めた総学習期間】3年
1日の平均学習時間(TAC講義含む) 基礎期(学習開始~8月頃):6時間
直前期(9月~本試験まで):10時間
行政書士を目指したきっかけ/学習時の環境

 大学で法学を学び、実家が他の士業を営んでいたため行政書士という仕事に興味がありました。前職において、行政に提出する書類の煩雑さや、祖父母が亡くなった際の手続きの多さを実感し、これらのサポートをする側の仕事に就きたいと思ったためです。最後の1年は、仕事を辞めて勉強に専念できる環境にしました。

独学ではなく受験指導校を利用しようと思った理由

 本試験当日まで、勉強のペースメーカーとなる存在が欲しかったためです。また、市販されている教材よりも多くの問題練習がしたいと思いました。問題に対する自己解釈と、正しい解答の理屈が合っているかを質問等ですり合わせていきたいと思ったからです。

TACを選んだ決め手

 大学時代に他の講座でお世話になっており、テキストなど使いやすいと思ったからです。近隣に校舎がなく、またコロナ禍ということもあり遠方まで通学が困難であったため、Webで受講できるという点が最優先事項であったので、Web通信講座を選択しました。

本試験までの学習方法(基礎期・直前期など)

【基礎期】「上級講義」を受講してから「スーパー答練」解説講義までの間で、配布された「過去問集」を最低3回解きました。間違えた肢や迷った肢は「どこが誤りか?」「どう直せば正解の肢になるのか?」を他の人に解説ができるように記憶の曖昧さをなくすような反復練習を行いました。「スーパー答練」も間違えた問題をノートにピックアップして要点をまとめました。同じ出題ジャンルの問題を間違えた場合は、ノートにもチェックを入れて弱点を探せるようにしました。また、新聞の一面やニュースの見出しを毎日必ずチェックしました。記憶をさびつかせないために、行政法と憲法、民法と商法で組み合わせを作り、毎月交互に「過去問集」を最低3回、最初から最後まで問題演習を行いました。

【夏頃】一般知識の中でも特に情報分野の問題集と記述対策の問題集を週のルーティンの中に組み込むようにしました。特に記述に関しては、問題に対する解答の書き方の形式に慣れることに重点を置きました。択一の勉強方法が記述対策にも合っており、書くべきワードの絞り込みができるようになったり、記述問題でアウトプットした知識は深く記憶に残り、肢の選択に役立ったりといった相互作用が実感できました。

【直前期】過去の問題や模試を活用して時間配分や、違う科目を解く頭の切り替えに慣れるように練習を行いました。また、答練も科目別・範囲別に何度も解きなおして、自分が間違えがちな単元や曖昧な記憶で解いていたものをつぶしていきました。完全に暗記できた、問題もミスすることがなくなったという箇所はノートのその部分をちぎってしまうようにしました。ノートの残りが少なくなるほど明確に直前に確認すべき箇所が分かり、また本試験当日の最終見直し資料として活用でき、個人的には便利でした。
また年間学習工程表、月別学習計画、週別To Doリストを作成し、達成できた部分は赤で塗りつぶして学習残しがないようにしました。

直前期答練や「全国公開模試」の活用方法

 上記の通り、本試験で実力が発揮できるような練習台にしました。また、問題と解答を別々にファイリングし、何度も解きなおしました。その際に、問題と解説を隣同士において、一問一答形式で解きました。最後まで数時間かけて解いてから答え合わせをすると、いくら答案にメモを残していても何が疑問だったのか等記憶が薄れてしまいます。そのため、疑問や曖昧な箇所は正解していたとしても、その場で解説と照らし合わせて確認するようにしました。

受講形態やフォロー制度で良かった点

 Web通信講座は通学の移動時間に費やす時間がなく、その分詰めて勉強ができて良かったです。また、外出のコロナ感染リスクを気にする必要がなく、高齢者が近くにいる環境でしたが安心して専念することができました。マイページでは、通信で学習している人数がリアルタイムで表示されているため、だらけず他の人に負けないようにという刺激になりました。

教材で良かった点

 「スーパー答練」は単元ごとに出題されていて、弱点克服のために活用しやすかったです。似たような問題も多く解くことができ、記憶定着に役立ちました。また、行政法や民法においては、必ず1問記述が入っていた点が良かったです。

カリキュラムや、講師で良かった点

 カリキュラムは、講義でインプットした知識を、答練でアウトプットするというサイクルが約1週間で組み込まれており、そこを軸に学習計画を立て、ペースを崩さずに本試験当日まで偏らず勉強することができました。また問題演習量を多くこなすことができ、様々な問題に触れ、初めて見るような問題でも落ち着いて解くべき問題はどれかという選択をすることができました。佐藤リサ先生のレジュメも、穴埋めが記述対策にもなったり個人的に肉付けしたい部分を書き足したりと、視覚的に情報を整理することができて非常にありがたかったです。 神田先生の要点を押さえた知識の整理整頓ができる問題解説や、小池先生の具体例を用いて、条文の内容をかみ砕いたわかりやすく熱い講義、佐藤リサ先生の冷静な問題分析に基づく、実践的な肢別ランクづけ解説がとてもメリハリがつき、おかげさまで合格することができました。

受講して良かったオプション名と、その理由

 「これだけ!商法・会社法」は、記憶が混合しやすい条文を比較でき、試験直前の見直しに非常に役に立ちました。「これだけ!情報通信・個人情報保護」(旧:「これだけ!改正個人情報保護」)は要点がまとまっていて効率的に要点をおさえて学習することができました。「直前!40字記述式問題演習」(旧:「40字記述得点力UP」)は、長い問題文のどこが重要なのか、どう解答を構築していけばいいのかというコツやカンを解きながら覚えることができました。ただ解答例が提示されるだけでなく、そこに至るまでのプロセスが分かり、択一の勉強にもなって効率よく勉強することができました。

これからの受験生へメッセージ

 行政書士試験に合格したことにより、自分に自信が持てるようになりました。思うように結果がでず、気持ちが折れそうになっても、乗り越えることができたという経験は、人生においての大きな糧となると思います。TACで配布された教材を、他の人に解説できるまで丁寧に反復練習することが、合格への一番の近道でした。TACの先生方や教材、そしてなにより自分を信じて合格への道のりを突き進んでください。

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