国家総合職 合格体験記
学生生活も全力で!
荻原 舞那穂さん
プロフィール
内定省庁 | 内閣府 |
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出身校 | 中央大学 法学部政治学科 |
コース | 政治国際人文区分+教養区分本科生 |
受験区分 | 大卒程度 政治国際人文区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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中学生で生徒会長を経験したことから政治に興味を持ち、「誰かのために働きたい・様々な人の意見を聞き民主的な仕事をしたい」と思うようになりました。その思いから、大学1年次から漠然と公務員を目指していました。公務員は様々な役割があります。国と地方、総合職と一般職の違いは役割分担だと認識しています。その中で自身は、制度というツールで困っている人々に手を差し伸べたいという考えから国家公務員総合職を目指しました。また、自身のバックグラウンドとして東日本大震災での被災経験など、1人では乗り越えられない壁に突き当たった事柄がいくつかありました。程度や種類は違いますがそのような壁を目の前にした人々は日本中にたくさんいるのではないかと考え、そのような人々のサポートをしたいと思いました。それができるのは幅広く仕事ができる国家公務員総合職だと考えました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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まず、政治国際人文区分向けのコースがあったことです。私は政治学科に所属していたため政治国際人文区分で受験しようと考えており、TACに対策コースがあったため入学しました。大学で履修していない試験科目もありましたが、TACでは初学者でも十分に理解できるようなカリキュラムとなっているため、本番でも得点を伸ばすことができました。また、問題集にはよく分析された過去問が詰まっており、各問題集を6~9回転ほど回すことで得点を伸ばすことができました。市販の参考書は一切使用していないため、TACのテキスト・問題集をやりこむことで力が伸ばせることが魅力だと感じています。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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早稲田校に所属していましたが、担任講師には大変お世話になりました。私は部活動をしており、学習に割ける時間が必然的に少なくなり不安な日々でした。その中で、学習の進め方や部活動との両立、メンタルなど様々な方面からご指導をしていただきました。また、自己分析を通じて、自分では見えていなかった自身の姿が見える化できそれを言語化していただきました。先生がいなければ、内々定はおろか一次試験の合格すら不可能だったと思います。
- 教養試験対策
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公務員試験は満点を取る必要はないため戦術的に問題集に取り組みました。私は文章理解が比較的得意で数的処理に苦手意識がありました。そのため、文章理解は8割とる、数的処理は最低半分とる、時事問題は落とさない、といった戦術をとりました。文章理解は直前期には毎日1~3問取り組みました。数的処理は年明けは伸びないと言われがちですが、年内にサボってしまった分年明けに詰め込みました。数的処理の中にも様々な分野がありますが、その中でも資料解釈は落とさない、図形は捨て問など決めていました。スケジュールとしては、毎日午前中に教養試験、午後に専門試験の学習をしていました。
- 専門試験対策
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教養試験をボーダーギリギリで攻めていたので、専門試験を得点源にできるようにしていました。基本的には講義を聞く→問題演習、という形をとっていましたが、講義で忘れてしまった点や理解しきれなかった点があった場合はウェブで繰り返し講義を聞いていました。また、試験科目の中には似ている分野もあります。それらは、頭の中で知識と知識をつなぎ合わせて覚えるようにすると定着率が上がったように思います。さらに、人物名と事項、国連機関などの暗記は単語帳を活用し、電車内でひたすら回していました。受験年9月から問題演習を始めましたが、問題集は分厚く1回転目に1番時間がかかりました。しかしその後はだんだんペースが上がり、最終的に政治学などは9回転ほどしたと思います。
- 論文試験対策
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論文は始めた当初は全く書けませんでした。専門試験の知識もままならなかったため、模範解答を見様見真似で書くことから始めました。添削は赤ペンだらけでしたが、回数を重ねるうちにポイントが分かり、最終的には添削で100点中90点とれるなど、着実に力がついてきたように思います。一次試験後に本腰を据えて学習しました。そこでは、TACの添削課題や公開模試の書き直し、自分でテーマを決め専門試験のテキストを見ながら論文風にまとめる、というような学習をしていました。また、TACの論文テキストには過去問と模範解答・再現解答が掲載されており、テーマごとにどのようなポイントを書けばよいのかが分かり効率的な学習ができました。
- 面接・官庁訪問対策
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官庁訪問はほとんど情報がなかったためネットで調べる等していましたが、ネットから役立ったことはほとんどなかったように思います。TACの官庁訪問対策講義・テキストには実際の体験談が正直ベースに書いているため、信頼性が高いものでした。1人での対策には限界があるため、誰かと話しながら考えをまとめていくことがおすすめです。TACの自主ゼミでは、同じ府省庁を目指す受験者と問題意識を共有、模擬面接をすることができるのが良いと思いました。頭の中で考えることと、言葉に出すことでは効果が段違いに異なると感じました。
- これから受験する人へアドバイス
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私は一次試験の3週間前に部活動の合宿へ参加し、二次試験時も部活動が佳境の時期であり、他の受験生よりも必然的に学習時間が減ってしまうことがとにかく不安でした。そのため時間がない中で効率的に学習することを心がけました。一度しかない学生生活を公務員試験のために諦めるのはもったいないと思います。逆も然りです。学生生活も公務員試験もどちらも成功させる欲張り人間になるくらいの意気込みで臨むといいと思います。その中で大切なのは、自分が官庁で働きたい信念と、自分を信じることだと思います。
公務員試験 国家総合職 デジタルパンフレットを閲覧する
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