国家総合職 合格体験記

諦めずにコツコツと

S.Mさん

プロフィール

内定省庁 内閣府
出身校 慶應義塾大学 法学部
コース 法律本科生
受験区分 大卒程度 法律区分
国家総合職を目指した理由・キッカケ

自分が実現したい社会像を目指すことができる

 私は、今までの人生や大学での経験から、自分の努力ではどうすることもできない要素によって人生が制限されることなく、誰もが自分らしく生きられる社会をつくることに貢献したいと考えていました。 そして、社会のため、国民のために働き、自分が実現したい社会像を目指すことができる仕事は国家総合職であると考え、志望するようになりました。
TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ

LA制度

 TAC・Wセミナーを選んでよかったところは、LA制度があることです。10月から毎月、LAの方が開催する内定者ホームルーム(HR)に参加したことで、試験や官庁訪問に向けてモチベーションを上げることができました。また、自分の志望動機や学習の進捗をお話しし、アドバイスを頂けたことで、自信につながりました。
所属校舎または講師のおすすめポイント

分かりやすい講義で法律が得意に

 新宿校に所属していました。講義は主にWEBで見ていましたが、苦手な数的処理の講義については、緊張感をもって臨めるように対面で受けていました。また、法律科目の講義はとても分かりやすく、大学1,2年生で苦手意識を持っていた科目・分野についても面白いと思えるようになりました。
専門試験対策

とにかく演習

 法律科目の学習においては、辻本講師の「講義を受けたらすぐ問題演習を行うこと」という教えを大切にし、講義を忘れないうちに問題演習を行い、知識の定着を図りました。 また、憲法・行政法については判例からの出題が多いので、テキストに載っている判例を自分なりに調べるなどして、印象に残るように工夫しました。民法については、あまり得意ではなかったので、特に重点的に学習しました。テキストを読みながら少しでも疑問に思ったことは、考えたり調べたりして、曖昧なままにしないように意識しました。
専門試験対策

法律3科目を固める

 法律区分の専門試験は、憲法、民法、行政法だけで31題の出題があるので、とにかくこの3科目をしっかり学習することが大切です。もちろん範囲は広いですが、過去問と似たような内容が繰り返し出題されることも多いので、TAC・Wセミナーの問題集を何度も解き直して、知識が定着するようにしていました。法律3科目は、2次の専門記述でも応用できるので、1次試験対策の中である程度学習を終わらせることができると、効率の良く学習ができると思います。
併願対策

併願計画は慎重に

 私は公務員専願だったため、リスクヘッジとして国家総合職以外の試験種も受けていました。併願するうえで気を付けたことは、あくまで第一志望である国家総合職を優先してスケジュールを立てることです。国家総合職試験の前日など、明らかに負担がかかる試験については受験を見送るなど、本末転倒にならないように気を付けました。それでも4月、5月は面接や試験が立て続けにあり、かなり忙しかったので、他試験を併願する場合は慎重に計画すると良いと思います。私が併願をしてよかったと思うことは、試験や面接を突破する中で自信がついたことと、改めてなぜ自分が国家総合職、また志望省庁に就職したいのかが明確になったことです。前者については、人事院面接や官庁訪問よりも早い時期に色々な面接を受けて経験を積んだことが、自信につながりました。後者については、今まで知らなかった他の公務員の職務内容について理解が進み、国家総合職との異同が明らかになったことで、改めて自分が人生をかけてやりたい仕事は何なのかを明確にすることができました。
面接・官庁訪問対策

入念な準備を

 面接については、TAC・Wセミナーの模擬面接を3回ほど利用し、対策を行いました。緊張しがちな性格であるため、どんな質問をされても落ち着いて、頭の中で整理しながら答えることを目標にしました。 官庁訪問については、志望省庁の中で自分の興味のある分野・問題についてノートにまとめ、対策を行っていました。
これから受験する人へアドバイス

バランスを大事に

 私はこの一年間、しばしば公務員試験は民間就活と資格試験の中間にあるようだと感じていました。民間就活のようにとことん自分と向き合い、志望先の研究を怠らないことと、資格試験のようにひたすら机に向かい学習すること、どちらが欠けても内々定には至らないのではないかと思います。私自身も、両者のバランスをとることが難しかったです。春試験受験者の方は、冬から春にかけては、試験に受かるかということで頭がいっぱいになることもあるかと思いますが、最終合格の先には官庁訪問があることを忘れず、頑張ってください。応援しています。

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