国家総合職 合格体験記
勉強は孤独、でも一人じゃない
水上 綾子さん
プロフィール
内定省庁 | 外務省 |
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出身校 | 早稲田大学 文化構想学部 |
コース | 政治・国際本科生 |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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外交官になりたい
小学6年生の時、中東の紛争地の報道を目の当たりにし、日本の外では戦禍が溢れている中で「自分は一体何ができるだろうか」と考えたことをきっかけに外交官を目指しました。その後、外務省専門職と国家公務員総合職(外務省)と長い間迷っていましたが、日本の内外の幅広い課題を見つめ直す中で、自分が主体的に政策を立案し、実行していきたいという想いから国家公務員総合職(外務省)を志望するに至りました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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確かな合格実績
圧倒的な合格実績と情報量を有しているからです。またTAC・Wセミナーの良かったところは頼もしい講師の先生方と内定された先輩方の存在です。受験生の細かい疑問にも丁寧に答えていただけるので、積極的に授業前後の時間、質問メール、チューターカウンセリングをよく利用していました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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「分かりません」は恥じゃない
私はとても数的処理が絶望的に苦手だったので、先生の授業後は毎回質問していました(質問メールも併用)。また、専門科目で分からないことや勉強のモチベーションが上がらない時は政治・国際区分担任の先生がお薦めです(担任カウンセリングを利用)。そして、官庁訪問対策は専門の先生にしていただきました。全省庁に関係する基礎教養や国家公務員としての心構えを指導していただけるだけでなく、至らぬところがあればきちんと叱って下さり、努力や成長を示せば褒めて下さいます。大学生になると、大人扱いされることが多く、しっかり叱っていただく機会はほとんどないので、真摯に自分に向き合いたい方にはお薦めです。
- 効率的学習法
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毎日コツコツ、直前がっつり
好みの問題もありますが、私の場合分からない疑問をその日に質問&解決できるので対面の授業はほとんど出席、またビデオ講義も溜めないように公開されたらすぐに見るようにしていました。範囲が広いので問題集も同時並行して早めに取り組むことをお勧めします。はじめは問題集が難しいと感じると思いますが、教科書や参考書を見ながらで構いません。知識として頭に入っていないところはマーカーを引いてインプットしていきましょう。数的処理は判断推理を平日1問、土日は資料解釈2問をコツコツやっていました。
- 併願先について
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民間就活
国家公務員総合職試験は他の試験種と被ることが多かったので民間就活を行いました。2022年の冬から始めて、2023年の春に内定を頂きました。民間就活を通じて、面接スキルを培うだけでなく、自分がなぜ国家公務員を目指したいかより明確になったので、面接が苦手ではない&余裕があればお勧めです。ただ、民間就活は内定が決まるまで精神的な負担もあるので、友人の中には無理して行わず他の試験種を戦略的に受ける人もいました。
- これから受験する人へアドバイス
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一人で悩まないで
私は私大文系+留学組だったこともあり、身近に同じような人がいなかったことから国家公務員一次試験の勉強はとても孤独に感じていました。この勉強法は合っているのか、果たして自分が官僚になれるのか、就活浪人したらどうしようかと常に不安を抱えていました。私からのアドバイスは「一人で抱え込まないで欲しい」ということです。毎日大学の図書館や予備校の自習室に籠っての勉強は孤独でしたが、先生方に喝を入れてもらい、先輩方には幾度となく勇気づけてもらいました。皆さんも勉強に疲れたら、時々TACや省庁のイベントに顔を出してみて下さい。同じ仲間にきっと出会えるはずです。