司法書士になるには?2つの方法と流れを解説
司法書士になるには「司法書士試験に合格する」か「法務大臣の認定を受ける」の2つの方法がありますが、「司法書士試験に合格する」のが一般的です。
司法書士試験に合格後、各種研修を受けて、日本司法書士連合会への登録が終えたら司法書士として業務を行うことができます。
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司法書士になる方法は2つ
司法書士になるには「司法書士試験に合格する」か「法務大臣の認定を受ける」の2つの方法がありますが、「司法書士試験に合格する」のが一般的です。
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司法書士試験に合格する
司法書士を目指すほとんどの人が司法書士試験を受験することになります。司法書士試験は、年齢・性別・学歴・国籍等に関係なく誰でも受験することができます。そのため、合格者の年齢層も幅広く、若くして司法書士を目指す人やセカンドキャリアとして司法書士を選ぶ人など様々です。
2
法務大臣の認定を受ける
裁判所事務官・裁判所書記官・法務事務官・検察事務官として10年以上従事、または簡易裁判所判事・副検事として5年以上従事し、口述試験等により法務大臣の認定を受けることで司法書士になることができます。現実的には、定年退職した人が利用する制度となっています。
司法書士になるには、司法書士試験に合格することが一般的といえるでしょう。
司法書士になるまでの流れ
ここでは、一般的である「司法書士試験に合格して司法書士になるまでの流れ」を説明します。
1
司法書士試験に合格する
司法書士試験は筆記試験と口述試験からなり、筆記試験合格者が口述試験を受験することができます。司法書士試験の合格率は3~4%前後と低い水準です。しかし、試験の中身を知り、しっかりと対策することで試験に合格することは十分可能です。
2
研修を受ける
試験合格後は、日本司法書士会連合会や各司法書士会等が主催するが主催する「新人研修」を受講します。新人研修は、「中央研修」「ブロック研修」「司法書士会研修(配属研修)」の3つの研修で構成されており、例年12月~翌年3月に渡って開催されます。
認定司法書士になるには、上記の研修に加えて「特別研修」を受講し、簡裁訴訟代理等能力認定考査に合格する必要があります。認定司法書士になると、「簡裁訴訟代理等関係業務」が可能となり、活躍の場を更に拡げることができます。
3
日本司法書士連合会に登録する
新人研修を終了した後、司法書士として業務を行うためには、所属する司法書士会を経由して、日本司法書士会連合会に備える司法書士名簿に登録する必要があります。必要書類を揃えて登録の申請を行いましょう。
登録が完了したら晴れて「司法書士」として業務を行うことができます。
まとめ
- 司法書士になるには「司法書士試験に合格する」のが一般的
- 司法書士試験に合格してから研修を受ける必要がある
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