合格体験記
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合格報告会
「合格報告会」をTAC新宿校で実施しました。会の中では実務家の先生による「新人研修、就職、独立、実務」等の体験談や、TAC講師による「特別研修、認定考査対策」など、合格後に役立つ講演を実施しました。
合格報告会に参加された方から喜びのメッセージをいただきました!
一発合格者 合格体験記
例年「一握り」と言われる一発合格者。
難関試験として知られる司法書士試験に、なぜ一発合格できたのか。
2回目以降の受験生と比べて、勉強に充てた時間は決して長くはありません。
そのような状況下で、どのように一発合格を掴み取ったのでしょうか?
一発合格者とは、2024年度司法書士試験対策用Wセミナー初学者向けまたは中上級者向けコースを受講し、その後初回の試験(2024年度司法書士試験)に合格された方です(一般的に言う「お試し受験」は受験回数に含めておりません)。
受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として最新年度の名称で表記しています。
各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。
寺谷 貴幸 さん
2024年合格目標:20ヵ月総合本科生<山本オートマチック>
【主な受講講座】
●「20ヵ月総合本科生<山本オートマチック>」Web通信講座
【受験回数】1回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法・不動産登記法・商法(会社法)・民事保全法・民事執行法・供託法
【不得意科目】・商業登記法・民事訴訟法・司法書士法・憲法・刑法
【1日の平均学習時間】6時間 【学習開始時からの総学習時間】2000時間~2500時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<受験のきっかけ>
私が司法書士を目指したきっかけは、あまりポジティブな理由ではありませんが、自分の経歴では資格がないと人並の人生を送ることはできないと考えたからです。前年に行政書士も受験しましたが、行政書士は求人が少なく、いきなり独立開業するのは不安だったため、いずれは司法書士になろうと考えていました。
<学習時の環境>
学習時は退職しており、勉強に専念できる環境でした。机や椅子、学習端末などの物理環境も、前年の行政書士受験時に一式揃えていたため、あとは講座を受けるだけという理想的環境だったと思っています。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<独学ではなく受験指導校を選んだ理由>
行政書士試験と並行して、主要四科目だけ予習的に独学しようと思いオートマを読みましたが、挫折しました。自分の能力では独学で難易度の高い資格を取ることは不可能だと思いました。やはり、自分で本を読むより、その分野を熟知した先生に教わる方が早く習得できると思い、予備校を利用することに決めました。
<Wセミナーを選んだ理由>
オートマ著者の山本浩司先生の講義を受けるためです。オートマ民法の分かりやすさに感動しましたが、不動産登記法・会社法に挫折してしまったため、山本先生の講義を直接受ければなんとかなるのではないかと一縷の望みを抱き、TAC/Wセミナーに決めました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル・スケジュール>
私は他の人と比べて、特殊な学習スタイルだったと思います。復習はほとんどせずに、ひたすら講義を繰り返しました。民法と不動産登記法は5周、会社法と民訴系は4周、その他憲法以外は3周、憲法はある程度知識があったため、学習する必要があまりなく1周しかしませんでした。
余裕のある20ヵ月コースだったので、2023年の9月までには民法と不動産登記法はほとんど完成していました。会社法が完成したのは1月頃です。その他はギリギリまで完成せず、民事訴訟法は最後まで完璧ではありませんでした。
一日のスケジュールとしては、2コマ講義を聴くことを基本にしていましたが、調子が悪いときは1コマだけのときもありました。講義から離れたのは模試が始まる直前期で、この時期は過去問とでるトコを周回しながらテキストを読んだりしておりました。
<科目別勉強法、重視したポイント>
インプット期は、会社法、商登法、民訴以外はほぼ講義のみです。講義を繰り返しただけです。会社法商登法民訴は山本先生の講義だけでは中々理解することができず、自分でテキストを熟読する必要がありました。
重視したポイントは、山本先生がよくおっしゃっている「基礎」です。基礎を徹底的に反復することを心がけました。
記述式は、まずオートマ記述式を2周し、その後、山本先生の解法を覚えた後は、過去問でそれを実行しました。記述式の講義も2周受けました。答練の成績は不安定でしたが、講義を2度受けたことで安定するようになりました。過去問は10年分を間隔をあけて2度解きました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
辛かったのは会社法・商登法です。講義を受けてもなお、民法や不動産登記法のようにすんなりと理解できず、挫折しかけました。講義を進めるのも苦痛でしたが、一度目の講義を予習と位置づけ、理解できなくても構わないというスタンスで進んでいきました。講義とテキストの熟読を3度も繰り返すと、いつの間にか理解できるようになっておりました。
失敗といえば、模試でケアレスミスを連発していたにも関わらず、十分な対策が出来ず、本試験午後択一でも4問もケアレスミスで落としてしまったことです。
■Wセミナーの良かった点【講師】
オートマ著者である山本先生の講義を受けられるだけでも感動でしたが、先生の講義は、本だけでは挫折した不動産登記法も難なく理解できるようにしてくる、とても分かりやすいものでした。何より、どんな試験も基礎だけで合格できるという山本先生の思想が徹底しており、迷うことなくつき進むことができました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
オートマシリーズの中で注目すべきは『でるトコ』だと思います。山本先生に怒られるかもしれませんが、過去問をやらず『でるトコ』だけやっていても、十分に合格点が取れると思います。熟達すれば、全範囲を回すのに一週間もかからないところも素晴らしいです。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
最初は2024年3月に全科目を終わるのは少し余裕がないのではないかと感じていました。しかし、実際に勉強してみると丁度よかったのではないかと感じています。ただ、20ヵ月本科生だったので、民法と不動産登記法に時間をかけすぎました。専業なら1年以内の合格を目標にしてもよかったかもしれません。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
西垣先生とオンラインで面談できた非常にありがたかったです。20ヵ月コースは長いので、学習方法についての悩みは次々に出てきたので、ほぼ毎月西垣先生に相談し、アドバイスをいただきました。
特に最初の個別相談で、行政書士試験で使った講義反復学習が司法書士にも通用するだろうとおっしゃっていただき、自信をもって自分の学習スタイルを貫くことができました。
■勉強以外の部分
SNSで同じ司法書士受験生や先輩受験生などと交流しておりました。しかし、あまり深い付き合いはなく、息抜き程度の交流です。
リラックス方法は、月に1度ほどサウナに行っていました。サウナに行くとストレスがリセットされるような感触があります。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
私の学習法で誰もが合格できるかどうかは分かりませんが、誰にでも簡単に実行できるという利点があります。どんな方法でも、大事なのはとにかく繰り返すことです。飽きてもなお繰り返し続けた先に合格があります。応援しております!
加藤 愛咲美 さん
2024年合格目標:速修本科生<山本オートマチック>
【主な受講講座】
●「速修本科生<山本オートマチック>」ビデオブース講座
【受験回数】1回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法・司法書士法・供託法 【不得意科目】不動産登記法・会社法・商業登記法
【1日の平均学習時間】9時間 【学習開始時からの総学習時間】2500時間~3000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
きっかけ:子育てしながら働くのは時間の制約がある。いずれは独立して、自分で時間を調節しながら働けると思ったため。人の役に立てて感謝される仕事だと思ったため。これまでの職務経験の中で司法書士と接する機会があり、働くイメージが湧いたため。
環境:学習開始時は正社員で働きながら勉強していた。通勤時間や休憩時間にはスマホで勉強していた。R5.10に退職し、勉強に専念した。子どもがいるため、17時から21時までは勉強できなかったが、それ以外の時間は極力勉強に充てた。夫や子にたくさん協力してもらった。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
受験指導校を利用した理由:短期間で試験に合格したかったから。本屋で購入したオートマ民法で勉強していたが、読むだけでは効率が悪いと感じ、受験指導校を利用する決意をした。
Wセミナーを選んだ決め手:本屋で購入したオートマを利用して勉強していたから。子どもの保育園を利用するためには通信講座がNGで、通学講座又はビデオブース講座である必要があったから。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル、スケジュール>
在職中:通勤中、休憩中にはスマホで講義動画を見たり、問題アプリをやる。子どもを寝かした21時頃から2時間程度、講義を受講。土日は、朝に30分~1時間、子どものお昼寝中に約2時間、子どもが寝た後に約3時間、予備校のビデオブースや自習室、図書館、カフェなどで勉強した。
専業:平日は8時半~17時(休憩1時間程度)まで、予備校のビデオブースと自習室や図書館で勉強。子どもが寝た後に2時間程度勉強した。休日は夫に子供の世話をお願いして、9~17時まで予備校や図書館で勉強、夜2~3時間カフェで勉強した。
<科目別勉強法、重視したポイント>
科目別勉強法:特に科目別に意識して変えたことはない。民法から勉強を始めたが、1ヶ月以内に何度か繰り返さないと忘れると講師が言っていたため、予備校で提供されたスケジュール表を使い繰り返し勉強した。テキストに講義動画の回や時間をメモして、理解できてない所は繰り返し見た。それでも理解できないところは一旦置いて、学習を進めてまた復習すると理解できることがあった。質問メールを利用した。
記述式対策:テキストで予習、講義を受けて復習した。記述式ノートをつくってスキマ時間に見た。答練が始まってから記述式過去問を本格的に勉強した。記述式過去問集は3周はやった。姫野先生のYouTubeで過去問解説動画を見た。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
時間を捻出すること。夫に家事育児を大半やってもらった。協力がなければ合格できなかった。
規則正しい生活をすること。夜遅くまで勉強すると朝起きるのが辛く、1日眠くて集中力が低下する。23時には寝るようにした。
■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生の講義動画。西垣先生の講義の急所、オンライン相談、ホームルーム。質問メール。
仙台校がアエルにあった時は、ビデオブースが広い、自習室も多くて広かった、仙台駅すぐの立地で学習環境がよかった。
■Wセミナーの良かった点【教材】
オートマ:分かりやすい。
講義の急所:復習のきっかけになる。テキストに戻りやすい。
答練の問題:答練が始まってから、自分の知識・演習不足を思い知り、勉強のスイッチが入った。答練の解説は過去問の年度・番号が載っているので過去問に戻って知識をつけられた。答練で時間配分の感覚をつけた。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
速修本科生だったため、カリキュラムの消化を急いだ。西垣先生に講義消化のペースを相談した。講義消化に重点を置いた。
予備校に通うメリットの1つとして、カリキュラムに沿って勉強すれば自分で勉強順序や時期を考えなくてよい点が挙げられると思う。とてもありがたかった。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練や模試で自分の順位を見るたびにもっと勉強しなきゃとモチベーションになった。復習は3回はやった。
記述の解説講義を見て、記述式の解き方を姫野先生の方法に変えた。中盤になると択一は成績が安定したが記述が安定せず焦った。復習と過去問をやり続けた。終盤は合格圏内に入ることもあり、絶対合格する!と思い込んで勉強した。
解説冊子の過去問番号を見て復習した。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
講義や模試等で分からないことは質問メールを利用した。回答は数日で送られてきて、内容は分かりやすかった。
月一回のホームルームで何度も焦りを和らげることができた。
■勉強以外の部分
受験仲間はいなかった。平日のうち1日は夜に夫が子どもの世話をしてくれたので、外食した。肩こりや頭痛が酷かったので、整体に行った。食べることが大好きなので、息抜きになった。土日のいずれかの午前中は夫と子どもと出かけた。子どもが行きたい公園、動物園、買い物など。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
予備校を利用して良かったです。カリキュラムに沿って勉強に集中できました。受験勉強中に司法書士を目指す人と話すことはなかったけれど、オンラインホームルームの相談を見ていると自分と同じ不安や悩みを持つ人がいました。自分だけじゃないと励みになりました。姫野先生の出題予想が当たってました!分析されていてすごいです。
田畑 優花 さん
2024年合格目標:1年本科生<入門総合本科生>
【主な受講講座】
●「1年本科生<入門総合本科生>」Web通信講座
【受験回数】1回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法・商法(会社法)
【不得意科目】商業登記法・民事執行法・憲法
【1日の平均学習時間】9時間 【学習開始時からの総学習時間】2500時間~3000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
昨年の5月に会社を退職し、新しい職を探すにあたって何か資格を取りたいと思ったのがきっかけです。取得するのに学歴や実務経験を問われる資格もある中、司法書士の資格は試験合格が条件とシンプルで、かつ目指しがいのある難関資格でした。仕事を辞めていた私は学習時間もとれる環境でしたので、司法書士の資格取得を目指すことを決めました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
私の「熱しやすく、冷めやすい」性格上、独学で1年間もの期間学習を続けることは難しいと思っていたので、予備校の力を借りようと決めていました。そして、いろいろ探していた中で、姫野講師のYouTubeの体験講座を拝見しました。とてもわかりやすく、何より私が1番重要視していた「面白さ、楽しさ」があったので、TACの入門総合本科生を選びました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
基本的な1日のスケジュールは、「午前中に前日の復習、昼から講座を1、2回分視聴+復習用問題集、夜にテキストの復習+その範囲のパーフェクト過去問集」といった流れで学習していました。今までの人生でまともに勉強をしてきてこなかったので、勉強が苦にならないように習慣化させることが大変でした。ほとんど自宅での学習です。
科目別に勉強スタイルはあまり変えず、テキストと過去問の繰り返しを徹底していました。実践編の講義が始まってからは、基本的に実践編のテキストに絞って学習をしていましたが、理解しづらいところや忘れているところなどは、色々書き込みを行って愛着のある理論編のテキストに戻って確認し、実践編のテキストに転記して、テキストの1本化を図りました。後はそのテキストを繰り返し見ていました。
記述に関しては、理論編や実践編の講義が始まるまではほぼ手を付けておらず、択一の勉強の範囲でひな形を覚えるくらいでした。3月末のCheck模試ではじめて本試験レベルの問題を解いたというぐらい、仕上げにかかったのは遅かったです。そこから毎日過去問や実践編の記述の問題を解くようにしましたが、安定的に解答ができるようになったのは超直前期ぐらいだったと思います。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
通信講座を受講していたので、他の受験生との交流がない分、周りの進度状況や自分の実力がどの程度なのかが気になり、SNSなどを見てしまったことがありましたが、精神衛生上本当によくありませんでした。姫野講師も動画などでおっしゃってましたが、勉強する環境も境遇も違う人たちと比べることに何の意味もないなと思い直し、それからSNS断ちをして、自分のことだけに集中するようにしました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野講師の講義の良かったところは、言葉選びが本当に上手でわかりやすく、話し方も落ち着いていてとても聞きやすいので、ストレスなく受講できたことです。たまにクスッと笑える場面をつくってくれたことも、私にとって大きなポイントでした。
■Wセミナーの良かった点【教材】
初めてテキストを開いたとき、膨大な文章量に絶望感を覚えたくらいのテキストですが、姫野講師の講義と合わさることによってしっかり理解することができましたし、そんなテキストだからこそ、法律系特有の難しい言い回しに慣れることができました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
基礎編、理論編、実践編と3段階にわけて学習することにより、知識の定着がしやすかったように思います。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
Check模試+公開模試を受験しました。Check模試で初めて本試験と同様の解答用紙を見たのですが、大きさにビックリしたのを覚えています。ぶっつけ本番で本試験を受けていたら、机の上で解答用紙や問題用紙がごちゃごちゃしてパニックになっていたと思うので、模試は受けといてよかったなと思っています。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
頻繁に個別面談やオンラインホームルームを実施してくださったので、モチベーションアップに繋がりました。また、質問メールも細かな疑問の解決に役立ちました。
■勉強以外の部分
私が勉強を続けていくうえで最も恐れていたことが、「勉強することが嫌になること」でした。そのため、最初のうちはあまり根詰めないように、楽しいと思える範囲で学習するように心がけていました。また、週に1回程度息抜きデーを設け、好きなことをしてリフレッシュしていました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
ベストな合格タイミングは人それぞれ違いますから、人と比べず、自分の思う最善を尽くして勉強することが大切だと思います。
青木 奎介 さん
2024年合格目標:1年本科生<入門総合本科生>
【主な受講講座】
●「1年本科生<入門総合本科生>」Web通信講座
【受験回数】1回(お試し受験1回を含めず)
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法・商法(会社法)・民事訴訟法・民事保全法・民事執行法・司法書士法 【不得意科目】不動産登記法
【1日の平均学習時間】10時間以上 【学習開始時からの総学習時間】2000時間~2500時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
司法書士を目指したきっかけは、独立したいと思ったからです。会社では、なかなか自分の働きが評価に反映されることがなかったです。そこで、司法書士試験の受験を決意しました。
学習を始めたときは、まだ働きながらでした。しかし、司法書士試験の分量を見て、働きながらでは無理だと思い退職をしました。受け入れてくれた周りの人たちには感謝しかありません。退職後は、専業受験生になりました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
予備校は最初から使うつもりでしたが、勉強を始めたのが2023年の1月であり、試験まで半年しかありませんでした。そのため、2023年の試験結果に応じて、予備校選びをしようと考えていました。その年の試験では、午前30、午後24で、基準点にも到達しませんでした。特に不動産登記法と商業登記法が原因で落ちてしまったので、この2つを補強しようと予備校を使うことに決めました。
TACを選んだ理由は2つあります。1つ目は試験後の個別相談の際、他の予備校は受験経験者向けの講座を勧める中、姫野先生だけが入門系の講座を勧めてくださったことです。2つ目は姫野先生のYouTube配信を見て、先生の指導方針や講座内容に触れることができたことです。これらの理由から、TACでの受講を決めました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スタイルは、学生の時から「理解せずに暗記する」か「理解して暗記する」という暗記を重視したスタイルをとっています。なぜなら、本番では暗記した知識しか使えないと考えているからです。本番では、考える暇もなく正解にたどり着かねばなりません。これは、今の試験に適応するため仕方ない部分です。
まず、「理解せずに暗記する」ことの良さは、後で理解できることだと思います。例えば、入門講義でわからなかったところを暗記しておけば、上級講義のときに理解できたりします。そうすれば、本番で使える知識にできます。一方で、「暗記しないで理解を優先」した場合、いつまでも知識が定着せず、試験で使えないリスクがあるので、暗記を第一にしていました。
勉強法は全ての科目で共通しており、テキストとパーフェクト過去問集の往復でした。直前期には、実践編とパーフェクト過去問集とテキストという3つの教材を繰り返しましたが、専業でもなかなか辛かったです。
記述式対策は、まず12月から3月までは解法の習得を重視してました。解法を脳死状態でも使えるようにしてから、過去問演習に移りました。4月から6月までは過去問演習と、講座の問題集を解きまくりました。また、市販の模試も利用してなるべく様々な問題に解法を当てはめる練習をしていました。
模試では時間を厳しく設定していました。午後の時間配分を択一式30分、記述式をそれぞれ45分に設定し約2時間で解くようにしていました。このおかげで、本番はむしろ時間が長く感じるくらいになっていました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
受験時代に苦労したのはモチベーションの維持です。兼業の方から見ると甘えていると思われるかもしれませんが、一日中勉強だけというのはなかなかに辛かったです。また、社会との関わりが断絶されるので、試験に落ちたら社会に復帰できないプレッシャーはかなりのものでした。
乗り越えた方法としては、とりあえずアルバイトを始めました。社会とのつながりがないことが想像以上に辛かったので、人と関われる場を設けました。幸いにも、バイト先は試験勉強に協力的でした(まぁ、ご迷惑をおかけしたことには変わりないのですが)。そのおかげで、なんとか精神的にも走り抜けることができました。勉強との両立という観点からも、バイトであれば特に問題はないと思います。むしろ、ずっと家にこもって勉強するよりも、メリハリがついて勉強にもプラスになったと感じました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生のいい点は、私が言うのもおこがましいですが、「忖度がない」ことと「受験生のことを本当に考えてる」ことだと思います。
まず、忖度がないことですが、姫野先生の講座は受けきるだけでも大変です。また、耳障りの良いことは言わずに、愚直に勉強に向き合うことになります。このおかげで、気を抜かずに勉強を続けられました。
次に、受験生のことを考えてるということについては、姫野先生は適切な進路を示してくれます。これも、無理があったり、楽をするということでもなく、こちらに合った進路を示してくれます。専業や兼業といっても、内実は様々だと思います。それぞれの事情にあわせて、相談に乗ってくださいます。
■Wセミナーの良かった点【教材】
教材はボリュームがあって最高でした。普段から本を読むのが好きなので、読み応えがあって良かったです。また、細かい知識が網羅されているので、不明点があれば確認できるのも良かったです。そのため、質問メールを使う機会は少なかったです。
さらに、教科書の書き方が条文と同じ形式で書かれていたので、試験問題の難しい表現にも難なく対応できました。おそらく、分量と質ともに最高のテキストであると思います。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
カリキュラムは、正直かなりきつかったです。ただ、このカリキュラムをこなせば大丈夫という自信はつきました。特に記述式は、内容が濃いので大変でした。記述式は理論編から実践へと進むのですが、この順番が良かったです。実践編の問題を解くと、理論編の復習になり、学習効率が良いと思いました。
また、直前期の記述式の実力が上がったときに理論編を読むと、理論編の凄まじさにも気付けるので面白かったです。カリキュラムはきついですが、これをしっかりこなせば必ず力はつきます。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
TACの模試は歯ごたえがあり、この模試を受けておけば本番で焦ることはないです。また、解説講義で解法の一部を学べるので、独学の方には非常におすすめです。特に、記述が伸び悩んでる人にはぜひ受けていただきたいです。択一についても、試験に出てない論点で、過去問に関連したものの知識を習得できるのでおすすめです。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
私はフォロー制度をほとんど利用していませんでした。というのも、大抵の疑問点はテキストで解消してしまったからです。テキストの完成度が高すぎる裏返しです。
一方で3ヶ月に一回程度、勉強方針の相談を行っていました。全体を通して、概ね順調でしたので、より高い得点を取るための相談をしていました。このように、メールなどで人によって相談できるのはとてもいいと思いました。
■勉強以外の部分
リラックス方法は、運動をしていました。試験本番は、体力勝負な上に自分よりも若い人と競う必要があったので、本番を戦い抜ける体力をつけるための運動をしていました。
受験仲間はいませんでしたが、友人が司法試験に合格してたので、彼から励みをもらっていました。むしろ、皆さんがどうやって試験仲間を作ってたのか知りたいくらいです。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
予備校を利用している方は、予備校を信じて学習をしてほしいと思います。学習方法は、できる人のやり方を真似するのがいいと思います。真似して成果が出たら、自分なりに改造していき、自分の勉強スタイルを確立するのがいいと思います。
司法書士試験は難しい試験ですが、合格するだけなら運は必要ないと思います。なので、愚直に知識と正しい解法の習得に努めてほしいと思います。勉強に楽な道はありませんし、そんな楽に受かれる資格でないからこそ、取る価値があるのだと思います。頑張ってください。
Y.K さん
2024年合格目標:記述式対策講座
【主な受講講座】
●「記述式対策講座」Web通信講座
【受験回数】1回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法・不動産登記法・商法(会社法)・商業登記・司法書士法・供託法・憲法・刑法 【不得意科目】民事訴訟法・民事保全法・民事執行法
【1日の平均学習時間】10時間以上 【学習開始時からの総学習時間】2000時間~2500時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<司法書士受験のきっかけ・動機>
将来的な独立を視野に入れたキャリアアップを目指し、司法書士を志しました。法律の知識を活かして人々の役に立つ仕事に就きたいと考え、挑戦を決意しました。また、自己成長と新たなスキル習得も目的としました。
<学習時の環境>
TACの記述式対策講座を活用し、実践的なスキルを磨きました。仕事との両立のため、限られた時間を有効に使い、通勤時間や休憩中も講座の復習や問題演習に取り組み、記述力を強化しました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由>
司法書士試験の膨大な学習範囲を効率よく攻略するため、独学ではなく受験指導校を選びました。体系的な学習と専門家による指導を受けることで、理解の深さと学習の質を向上させることができると感じたからです。
<数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手>
Wセミナーを選んだ最大の理由は、姫野先生の講義への信頼感です。「姫野先生について行けば合格できる」という安心感があり、講義の分かりやすさと丁寧な解説が学習を効果的にサポートしてくれました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル、学習スケジュール>
学習スタイルは、平日は仕事後の夜間と早朝の時間を活用し、週末はまとまった学習時間を確保する方法を取りました。スケジュールは、基礎を固めるための講義視聴と問題演習を交互に行い、定期的に模試や過去問を組み込む形にしました。平日には3~5時間を目安に学習し、週末には10時間を集中して勉強することで、メリハリをつけました。特に記述式は時間配分が重要なので、模試形式の練習を取り入れ、実践感覚を養うことに重点を置きました。
<科目別勉強法、学習時に重視したポイント、記述式対策>
民法は基本的な理解を深めることに重点を置き、具体例を交えて覚えることで実践的な対応力をつけました。不動産登記法は手続きの流れを図式化して理解し、書式問題を繰り返し解くことで実践力を高めました。商業登記法については、条文の理解を重視し、逐条解説を参考にしながら進めました。記述式対策としては、TACの記述式対策講座を活用し、実際の問題に近い練習を重ねました。答案の見直しを徹底し、時間内に正確に解答する力を養いました。学習全体を通しては、繰り返しの復習と理解が曖昧な部分の見直しを重視しました。試験本番で動じないように、試験のシミュレーションも定期的に行い、心構えを整えることも重要視しました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
受験時代の最も大きな苦労は、仕事との両立による時間不足でした。特に、長時間の学習後に集中力が切れることが多く、モチベーションの維持が困難でした。また、最初は記述式問題に苦戦し、時間内に正確に解答することができませんでした。これを乗り越えるために、隙間時間をフルに活用し、学習効率を上げるためのスケジュールを細かく調整しました。さらに、TACの記述式対策講座で実践練習を重ね、模試を利用して本番さながらの訓練を行い、自信をつけました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
Wセミナーの良かった点として、講師である姫野先生の指導に非常に安心感がありました。姫野先生の講義は分かりやすく、難しい内容も具体例を交えて丁寧に解説してくださるため、理解が深まりました。また、「この先生について行けば大丈夫だ」という信頼感が学習のモチベーション維持に大きく貢献しました。姫野先生の明快な説明と的確なアドバイスが、合格に向けた道筋を明確に示してくれたと感じています。
■Wセミナーの良かった点【教材】
Wセミナーの教材の良かった点は、その網羅性の高さです。試験範囲を的確にカバーし、重要ポイントがしっかり整理されているため、効率よく学習を進めることができました。また、具体例や実践的な問題も豊富で、理解を深める助けとなりました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
Wセミナーのカリキュラムは、効率的に学習を進めるために非常によく構成されていました。基礎から応用まで段階的に進められる内容で、学習の理解度を高める工夫がされていました。特に、実践的な問題演習を含む構成が、本番対策に役立ちました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
Wセミナーのフォロー制度では、わからない点を質問メールで気軽に問い合わせることができる点が非常に良かったです。迅速で丁寧な回答をもらえるため、疑問点をすぐに解消でき、学習のスムーズな進行に大いに役立ちました。
■勉強以外の部分
勉強以外では、受験仲間とオンラインで情報交換をし、お互いに励まし合うことでモチベーションを維持しました。息抜きには散歩や好きな音楽を聴くことを取り入れ、リラックスできる時間を確保しました。家族との時間も大切にし、週末には一緒に食事を取るなどして、精神的なリフレッシュを心がけました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
これから勉強を始める方へは、計画的に学習を進め、隙間時間を有効活用することをおすすめします。モチベーションが下がったときは、目標を思い出して前向きに取り組むことが大切です。学習初期に知りたかったのは、無理せずに少しずつ進めることが重要だということです。焦らず、着実に一歩ずつ進んでいけば、必ず成果が出ます。
中上級者向けコース出身者 合格体験記
司法書士試験の最大の特徴でもある「基準点」。
この基準点を突破し、さらにプラスアルファの点数を上積みするためには、
苦手分野を克服するのと同時に、全科目をバランス良く学習することが必要です。
合格者は、どんな学習方法でこの課題をクリアしたのでしょうか?
「初学者向けコース出身」、「中上級者向けコース出身」は過去3年分(2022年合格目標以降)の受講講座につき分類しています。
受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として過去3年分の受講講座について、最新年度の名称(現在同一講座がない場合は当時の名称)で表記しています。
各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。
記載されているコースの他に受講されていたコースがある場合がございます。
小川 真央 さん
2024年合格目標:上級総合本科生
【主な受講講座】
●「上級総合本科生」教室講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】補助者 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法・商法(会社法)・商業登記法 【不得意科目】憲法・刑法
【1日の平均学習時間】10時間以上 【学習開始時からの総学習時間】2500時間~3000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
宅建合格後にステップアップとして紹介されていた記事を見て、初めて司法書士を知りました。「法律の勉強が向いているかもしれない」という直感で、一先ず司法書士事務所に就職し補助者として働きながら独学で勉強を開始しました。
実際に働いてみて、特にイメージとのギャップも感じることはく、自然と司法書士として働きたいと思えたので、あの時思い切って飛び込んでみてよかったなと今は思います。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
1回目は、全範囲の学習を終わらせることができず、択一の基準点に遠く及びませんでした。私には仕事と勉強を効率よくこなすだけの力量はなく、このままではただ悪戯に時間を消費してしまうだけだと思いました。そこで、思い切って仕事を辞めて、1年間予備校に通ってダメなら諦める覚悟を決めました。
YouTubeで姫野先生の存在を知り、無料公開の授業を受けてみて、これまた直感で「この方についていけば大丈夫」と思い上級総合本科生に決めました。1年間講義を受けることになるので、講師との相性を一番重視しました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
1回目の受験を通じ、この試験はいかに自分の頭に常識として刷り込ませ、思い出すよりも先に手が動いている状態を作り出せるかが重要だと感じました。そのため、1年間を通して常にそのゴールに意識を向けて勉強していました。勉強計画は立てず、全て予備校のスケジュール通りに進めました。
【理論編】
講義の復習をして分からない箇所があれば講義を聞き直し、過去問を解きました。次の講義までに、テキストを可能な限り何回も回し、間違えた過去問のみ最低2回解き直しました。
【実践編】
講義を聞いたらすぐに問題を解いて、図表と間違えた問題を中心にテキストを回しました。実践編が始まった1月の段階から早く回すことを意識しました。
【記述】
実践編で間違えた箇所を理論編に戻って確認する作業を繰り返しました。間違えた原因が解法か、論点か、雛形の暗記不足のどれなのかを毎回明確にしていました。
【直前期】
択一対策は、実践編を1週間から10日で全科目回しました。記述対策は、年度別過去問を解いた後、その都度理論編に戻って復習をしました。枠ずれなどの大きなミスをしたときは、実践編に戻って苦手な分野だけ問題を解き直しました。択一のテキストを読む際、記述の雛形や論点を思い浮かべることを意識しました。
<学習時に重視したポイント>
苦手分野を1つも作らないように、その週の講義で学んだ範囲はその週のうちに全て理解する意識で勉強しました。読んでも理解できない分野は、先生の講義を2倍速で何回も聞き直して頭に刷り込みました。
できる限り何度も同じ知識を目に触れさせることに注力したかったので、書いて覚えることは一切せず、早く読み進めることと頭の中でテキストの知識を思い出すことを繰り返しました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
記述が初学者だったので、実践編に入った当初は少し戸惑いました。演習中、周りの人がペンを走らせる中で、私は何もできずただ呆然を問題を眺めていました。しかし、先生の解説を聞くと、結局は論点と解法を暗記すれば解けることが分かったので、択一対策と同様に理論編と実践編を回しました。
先生の解法は一つとして取りこぼさないように全て真似しました。記述はある程度の地頭が必要だと思い込んでいた当時の私は、先生が常々仰っていた「記述は暗記だ」という言葉を少し疑っていましたが、今は激しく同意します。
■Wセミナーの良かった点【講師】
毎授業で解法、出題予想をしてくださったおかげで、メリハリのついた勉強ができました。択一も記述も先生の解法を全て真似したら模試でも安定して点が取れるようになっていたので、本試験では「今、先生も私と同じように解いているから大丈夫」という安心感にすごく救われました。
試験問題のページをめくるだびに先生が「出るで」と仰っていた分野が次々と出てきたので、出題予想の的中率には驚きました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
条文、判例、過去問、未出問題が全てが網羅されている教材だったので、択一、記述共に安心して勉強できました。特に、私は市販本によくある語り口調の記載が一切ないのがよかったです。
理由付けは全て講義で扱うため、テキストは必要な情報だけが記載されたシンプルな作りになっており、直前期に早く回すことができました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
理論編、実践編、記述編で扱う論点が被っているので、実質3回、それぞれ違った切り口で講義が受けられ、効率よく知識を定着させることができました。
最終講義が5月だったので試験に間に合うか最初は不安でしたが、講義が進むたびに綿密に計算して組まれているカリキュラムであることを実感できたので、いつの間にか不安は消えていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試の復習は、正答率よりも時間配分が適切だったか、軸肢にすべき選択肢が正しかったのか、解法を使えたのかに焦点を当てていました。午後は2時間50分に設定して解きました。
択一は、より簡単で精度の高い肢を早く見つけて2、3肢検討で解くことを意識しました。記述は、解法を使うこと、不登商登に各1時間を必ず確保することを意識しました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
家では集中力が続かないので、自習室を利用していました。毎日通っていると大体同じ顔ぶれになってきて、お話することはないけれど、心の中で勝手に同士だと思って勉強していました。渋谷校の方々には感謝しています。
■勉強以外の部分
頻繁に友人と外食をして息抜きの時間を作ることで、追い詰められたり視野を狭めないように意識しました。
馴れ合いになるのが怖かったので受験仲間は作りませんでしたが、毎週教室で講義を受けて、同じ目標を持った方々を見てモチベーションをあげていました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
これはあくまで個人的な意見ですが、どんなツールを使おうが結局は「独学」つまり「独りで机に向かって勉強する」ことにどれだけリソースを割けるかが大切だと思います。それが、私の場合はたまたま予備校でした。最適な講座や教材は人それぞれ違うと思うので、直感でご自身に合うと思ったものを信じて、そして同じツールを使っている他の誰よりも使い倒すという心意気でぜひ頑張ってほしいです。
今同じ講座を受講されている方は、講義の重さに不安や焦りを感じているかもしれません。私もそうでした。ですが大変な講義だからこそ、先生の仰ることだけを100%吸収するつもりで勉強すれば、ちゃんと合格レベルに達することができます。ぜひ姫野先生を信じて最後までついていってください。合格までの道筋は全て示してくれます。
皆さんが悔いなく納得できる形で試験を終えられることを心から祈っています。
高江洲 和明 さん
2024年合格目標:答練本科生記述対策プラス
【主な受講講座】
●「答練本科生記述対策プラス」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】不動産登記法 【不得意科目】民事訴訟法
【1日の平均学習時間】8時間 【学習開始時からの総学習時間】5000時間以上
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
法律関係の仕事をしていたわけでもなく、学生時代に学んだわけでもないため、全く無関係の業種で会社員として働いておりました。たまたま妻が社会保険労務士の勉強を始めるようになり、そこで士業と言う職種がある事を初めて知りました。おもしろそうだと思い、私も妻と一緒に勉強をしてみたのですが、妻は一発合格、私は不合格という結果になりました。競い合っていたわけではないですが、もの凄く悔しい気持ちになりました。この際だから社会保険労務士よりも難しい資格を取得し、妻を見返してやりたいという思いで司法書士を目指すことにしました。勉強開始から今年の直前期までは働きながら勉強しました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
一年目は他校の基礎講座を受講していましたが、2.5点足らずの総合落ちとなり、悔しい思いをしました。10月まで全く勉強しておらず、モチベーションもかなり低下していてどうしようか悩んでいた時に、姫野先生の個別相談を受けました。親身に相談に乗っていただき、モチベーションもあげていただきました。また、記述対策講座は合格された先輩方から特におすすめされていたので、今年は姫野先生に託そうと思い、受講を決意しました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル>
兼業受験生でしたので、朝早く起きて2~3時間、通勤時間に往復2時間、昼休憩に1時間と隙間時間をほぼ全て勉強にあてました。仕事はほぼ定時上がりでしたので、帰ってからも勉強できるときは1~2時間ほど行っておりました。土日は子供もいましたので、朝早く起きて3~5時間ほどの勉強で、平日よりは少ない時間でした。
<学習時に重視したこと>
講義受講や答練提出などは必ず決めた日程に終わらせることでした。講義は水曜日に2コマ配信されるので、金曜日までに受講し復習、答練は土日で提出、講義終了までを徹底しました。その他の時間でテキスト読み、過去問を行いました。講義などが1回でも遅れてやる事が溜まってしまうとやる気が無くなるタイプでしたので、スケジュールは徹底することを重視していました。
<記述について>
一年目に受講した解法と全く違うスタイルでしたので、最初は全然安定せず、答練でも基準点未満ばかりでした。ただ、講義を受講し、繰り返していくうちに、実践編の途中(12月頃)からコツを掴んだのか、一気に得点が伸び、年明けの答練からはほぼほぼ合格点を維持できるようになりました。解法をマスターすることでシステマチックに処理することができ、問題に左右されず、こちらのコントロール下に置けている感覚を味わえるようになりました。この感覚を感じれるようになった頃には、記述の問題を解くのが楽しみになっていました。記述で悩まれてる方には本当におすすめしたい講座です。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
受験時代は何をしていても勉強の事が頭から離れず、心から楽しめる事が少なかったことがとても辛かったです。外出していても、家族の集まりなどがあっても、早く帰って勉強することしか考えれなかったので、今考えれば異常な精神状態だったと思います。いつも早く帰りたいオーラを出していたので、周りにとても迷惑をかけていたと思います。ただ、そんな状態でも周りの友達や家族も資格取得を応援してくれていたことで本当に励みになり、応援に応えるためにも頑張れたかなと思います。合格した際には本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生は、口だけではなく方法論や実績などがしっかりあり、姫野先生の仰る事をこなしていれば必ず合格できると言う安心感がありました。また、ピリピリした空気感はなく、講義を楽しませる工夫も多々されていたので、講義を受講する事に苦痛を感じることはありませんでした。
■Wセミナーの良かった点【教材】
教材はかなり分厚く、冊数も多くて、本当にこなせるのかと思いましたが、合格に必要な全ての情報が網羅されていたので、これをこなせば合格できると言う安心感がありました。また、分厚いですが、重要な部分とそうでない部分のメリハリがつけられていたので実際にはそこまで気になる事はありませんでした。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
4月中まで講義もあったので、直前期に入った後も何をすれば良いか迷う事がなく、しっかり準備できるところが良かったと思います。答練も11月からほぼ毎週あったため、実践感覚が養われた点も良かったと思います。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練本科生でしたので、11月からほぼ毎週答練がありました。答練があることで実践感覚が養われたと思います。また、成績処理がとても早く、翌週末頃には見れるのでモチベーションアップには欠かせませんでした。
毎週3時間の実践は本当に苦痛でしたが、逃げずに取り組んだことで、本試験でも時間が足りなくなると言う事もなく、集中力も持続できました。
解説冊子は過去問の記載もあり、復習すべき所とそうでない所がわかりやすく、良かったと思います。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
質問を何度かさせていただきましたが、姫野先生から直接返答をいただけたことで、1人で悩むよりも早く正確に解決できるところが良かったです。間違った考え方も早めに軌道修正できるので、うまく活用して進めた方が良いと思います。
■勉強以外の部分
息抜きとしてYouTubeなどを見てリフレッシュしておりました。勉強中はYouTubeやスマホを禁止すべきだと言う意見もあるかと思いますが、私はあまりにも制限が多過ぎると爆発してしまうと思っていたので、あまり気にせず使用しておりました。自分の機嫌をとりながら勉強することも大事かなと思います。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
凄く過酷な試験でもう一度受けたいとは思いませんが、合格発表の時に自分の番号があった時は本当に嬉しく全ての事が報われた感覚がありました。
受験時代は辛い事も多かったですが、諦めずにやれて本当に良かったと今は思います。
A.S さん
2024年合格目標:答練本科生記述対策プラス
【主な受講講座】
●「答練本科生記述対策プラス」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】その他 【合格時(合格年の直前期)の職業】その他
【得意科目】会社法 【不得意科目】民事訴訟法
【1日の平均学習時間】7時間 【学習開始時からの総学習時間】3500時間~4000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<司法書士受験のきっかけ・動機>
第2子出産のタイミングで仕事を辞め、地方へ引っ越したのですが、地方ではキャリアアップが図れるような職種が乏しく、就職は難しいなと感じていました。そこで、どんな地域でも働けるような専門職に就きたいと思い、司法書士の受験を決めました。司法書士は、働き方次第で比較的早くキャリアアップが可能であり、ワークライフバランスがとれる仕事だと思います。私の住んでいる地域は司法過疎地でり、需要が大きいと感じたことも、司法書士受験の動機の一つです。
<学習時の環境>
受験を始めたときは、子供たちは未就学児でした。勉強できない時間帯もありましたが、早寝早起きを徹底すれば、子供が在宅でも1日3時間は勉強できました。こども園に登園できている日は7時間ほど勉強時間がとれていたので、なんとか育児との両立ができていたと思います。
とはいえ、子供との時間を勉強時間に充てることもあり、落ち込む日も多かったです。これは、ママ受験生は少なからず感じるジレンマかなと思います。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<独学でなく受験指導校を選んだ理由>
初年度受験で択一は独学でも点数が取れていましたが、記述式は大失敗をしてしまいました。試験中頭が真っ白になってしまって、完全にパニックに陥ってしまったのです。記述式は択一と違い、独学で合格点は自分には難しいとわかったので、予備校を利用することに決めました。
<受験指導校の中からWセミナーを選んだ理由>
記述式の解法を学ぶなら姫野先生!と思っていましたが、中々決断できずにいました。そんな中、令和5年度合格者の方で姫野先生の記述式対策講座を受講されていた方にお話しを伺うことができ、ますます気になり。。。最終的に、個別相談で先生に後押ししていただく形で受講を決断しました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル、スケジュール>
勉強時間は週ごとに管理していました。目標は50時間/週でしたが、50時間勉強できた週はほぼなかったです。(40時間~45時間平均といった感じでしょうか。こどもの体調や行事で20時間/週を下回ってしまうときもありました。)
科目ごとのスケージュール管理も苦手だったのですが、答練が良いペースメーカーになっていたように思います。答練のペースに合わせて強制的に次の科目の予習に移行していたので、満遍なく全科目を回すことができました。
<科目別勉強法、重視したポイント>
記述式に関しては、講座に丸投げしていました。授業の復習以外では、記述式の過去問を直前期に解いたこと以外は何もしていません。その代わり、授業の復習は丁寧に行うよう心掛けました。
択一式に関しては、過去問や一問一答を解くことよりも、テキストを読んで理解を深めることを重視しました。過去問や一問一答は「解く」というより、キーワードを見つける練習、正誤を瞬発的に判断する練習に使っていました。
記述式への苦手意識が強かったので、午後の択一を如何に早く仕留めるか・・・を意識して択一の勉強をしていました。そのため、答練でも択一は50分以内に解くことを目標にスピード感を意識しました。自宅受験だったので、タイマーで細かく時間を測って自分の癖や躓いてしまう箇所を細かくあぶり出しました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
令和5年の初受験で記述を大失敗してしまったため、記述に対する苦手意識はなかなか克服できませんでした。午後科目の時間管理が本当に苦手で、不登記述で長考に入ってしまい、商登記述に30分しか残っていない!という失敗も何度も経験しました。 「長考しすぎない」「わからなければ、勇気をもって次に行く」、これが私には難しかったです。
答練や模試でも何度も失敗を繰り返し、とても落ち込みました。ですが、今となっては答練や模試で失敗できたからこそ本試験でそれを乗り越え、「長考せず」「勇気をもって次に行く」ことができたように思います。
■Wセミナーの良かった点【講師】
なんといっても授業が面白いです。私は、記述式対策講座の講義時間が大好きでした。1コマ3時間があっという間に感じました。また、ほぼすべての論点をいろんな角度から網羅的に解くので「穴がない」という安心感もありました。事業年度だけでもこんなに解かされる講座は他にはないのではないでしょうか!
「穴がない」、「全部授業でやっているはず」という安心感も、姫野先生が与えてくれた武器だと思います。姫野先生の記述式対策講座の受講を決めた去年の自分を褒めたいです。
■Wセミナーの良かった点【教材】
<記述式対策講座>
テキスト以外の配布物がほぼないことです。プリントなどを整理することが得意ではないので、製本されたテキストに一元管理されているのはよかったです。また、テキストが【理論編】【実践編】【実践総合編】とわかれているので、持ち運びにも便利でした。
<答練>
TACの択一の解説が好きでした。関連論点のポイントまとめが載っていたので、 復習の際に学習の幅が広がりました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
<記述式対策講座>
不登法記述は1週間に2コマ(6時間分)進むのですが、開講も早いのでなんとかついていくことができました。一方、商登記述が開講するのは年明け、、そろそろマイナー科目にも手を付けたい時期です。授業についていけるか不安でしたが、商登記述は1週間に1コマ(3時間分)と進んでいくので、負担なく講義を進めることができました。
<答練>
全答練を受講すると、必然的に全科目全論点を1巡以上できる仕組みになっているので、答練をこなせば満遍なく科目を回せるようカリキュラムが組まれてるのがよかったです。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
TACの模試は難しい!受験生の心を折る!と定評?がありますが、私は敢えてTACの模試を受けました。令和5年度のように、本試験で心折れる前に、模試で心を折ってしまえ!と思ったからです。
令和6年の本試験も、私にとってはとても難しかったですが、最後まで集中できたのはTACの模試のおかげかな?と思っています。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
通信生は、「わからないところがでてきたらどうしよう」ということが不安になるかと思いますが、心配は無用です。質問メールという制度があり、時には私の投げかけた質問文の2倍も3倍も長文の解答メールを中山先生からいただきました。
解答メールも機械的な文面ではなく、受験生を鼓舞してくれる応援のメッセージなどもいただき、先生のお人柄を感じました。「こんな低レベルの質問をしてしまっていいのだろうか、、、」と思いながら低レベルの質問も何度も送ってしまっていますが、中山先生はいつもお優しく返信してくださるので、気兼ねなく低レベルの質問でもすることができました。
■勉強以外の部分
早寝早起きを心掛け、一日頑張った自分へのご褒美として美味しいビールでリセットしました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
兼業の方、子育て中の方、受験のためにお仕事を辞めた方、介護中の方など、さまざまな年齢や境遇の方が司法書士を目指されていると思います。
外的要因で学習がはかどらない時もあり、心が折れそうになる時もきっとあるかと思います。でも、どうか、学習を続けてほしいです。あと一歩で合格かもしれない、私もそう思って踏みとどまったからです。
今、司法書士を目指されている全受験生を全力で応援したいです。
鎌田 将武 さん
2024年合格目標:答練本科生記述対策プラス
【主な受講講座】
●「答練本科生記述対策プラス」ビデオブース講座
●「上級総合パック(現 上級本科生)」ビデオブース講座
【受験回数】10回以上
【学習開始時の職業】公務員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】不動産登記法(変なひっかけ問題がないから) 【不得意科目】商業登記法(内容が細かく、イメージを掴みづらいから)
【1日の平均学習時間】5時間 【学習開始時からの総学習時間】5000時間以上
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
公務員の時に、退職後の将来、現状の仕事内容を考えてなんとなく受験を考えました。実際には、仕事との両立はかなり難しく、合格までに何度も受験しない年がありました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
当初は独学で勉強していました。しかし、筆記試験の基準点を超えることができず、悩み抜いた末に予備校を選択しました。TACを選んだのは、近くに校舎があり、自習室が利用できたからです。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
独学の期間が長く、その間はやみくもにテキストや過去問をやっていました。また、時間をとって勉強することがとても難しく、基準点を超えることができませんでした。
4年前からTACを利用するようになり学習スタイルを見直しました。早朝にテキストを読み、日中は過去問と記述を行い、夜はその復習にあてました。勉強法としては、全ての科目を回すこと、わからない過去問は必ずテキストや条文を確認しました。特に条文は重視し、毎日必ず目を通していました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
昨年は合格の自信があり、合格発表日に法務省まで結果を見に行きました。しかし、私の番号はなく、悔しい思いでしばらく何もすることができませんでした。しかし、ここで諦めると今までの苦労が何のためだったのか、自分自身が否定されたように感じました。気持ちを整理し、今年が最後の年と決めて試験勉強を再開しました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
体系的なテキスト、そして何といっても記述です。姫野講師に出会わなければ、合格はなかったと思います。網羅性があり、語呂合わせなどが取り入れられていて、楽しく勉強をすることができました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
答練が最高だと思います。科目別全潰し答練は細かい問題もありましたが、そのおかげで細部まで確認することができました。記述の添削や講評は、いつも確認していました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
姫野講師の上級テキストは、網羅性があり、アウトプットの講義もあって大変有意義でした。特に記述式対策講座は、2年受講しましたが、アップデートしていてよかったです。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練は最高だと思います。答練で間違えた問題を確実に克服すれば、確実に実力がつくと思います。そして、何度も間違えた問題を確認しつつ過去問を確認すれば、必ず合格すると思います。
■勉強以外の部分
自習室が利用できて助かりました。やっぱり自宅で勉強するのは誘惑が多くて難しいです。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
10回以上受験している私からのアドバイスは、なかなか難しいですが諦めないことが大切だと思います。諦めなければ、必ず合格の日が来ます。
M.M さん
2024年合格目標:答練本科生記述対策プラス
【主な受講講座】
●「答練本科生記述対策プラス」Web通信講座
【受験回数】3回
【学習開始時の職業】補助者 【合格時(合格年の直前期)の職業】補助者
【得意科目】不動産登記法・司法書士法 【不得意科目】商法(会社法)・商業登記法・民事訴訟法・民事保全法・民事執行法
【1日の平均学習時間】3時間 【学習開始時からの総学習時間】2500時間~3000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
長年、司法書士事務所の補助者として勤務しました。法学初学者でしたが、事務所の先生のご指導のおかげで、独学でますば宅建、次に行政書士を取得しました。司法書士は片手間ではできない難しい試験だと理解していたので、それからしばらくは子育てに専念しました。その後、子供達も大きくなり、せっかくここまで勉強させていただいたのだから、誰かのお役に立つことのできる司法書士を目指そうと決意しました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由>
第一に、法律初学者からスタートしたので、基礎の知識があやふやだったことと、宅建、行政書士を取得したのがかなり前で、法律が大幅に変わっていたからです。第ニに、長年補助者をしていて、この試験がいかに難しい試験かを理解していたからです。
<Wセミナーを選んだ決め手>
姫野先生がいらしたからです。姫野先生のYouTubeを拝見して、あんなにわからなかった会社法が基礎から理解できるようになりました。面談時に「来年は絶対合格したい」とお伝えしたところ、姫野先生が「僕に任せてください」と仰ってくださり、先生の記述式対策講座がセットになっている答練本科生記述対策プラスを受講することに決めました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル、スケジュール>
フルタイムパートと主婦業のため、勉強時間が限られていました。そのため、朝早起きして1時間ほど勉強をして、その後お弁当を作ったり朝食の準備をしたりしました。家事をしている間は、姫野先生の講義をイヤホンでずっと聞いていました。勤務時間も、暇な時間は勉強することを許していただき、勉強することができました。ただ、直前期に子供達の行事がたてこんで勉強できない期間が多かったので焦りました。
<科目別勉強法>
午後のマイナー科目が苦手だったのですが、その大事さを司法書士の先生に教えていただき、それからは過去問を中心に取り組みました。間違えたところは条文に立ち返るというスタイルで反復して理解と記憶を補填していきました。
会社法も苦手だったのですが、姫野先生の講義を拝見し、ただ単に暗記するのではなく、理解して覚えていくことの大切さを学びました。
<記述式対策>
姫野先生の記述式対策講座を受講し、まずは講義を聴きました。講義を聴きながら、その場で実際に解くというスタイルだったので、実戦に落とし込んで一つ一つの論点を理解していくことができました。わからないところは、テキストを読み込んであやふやなままにしないようにしました。直前期には過去問集を購入し、フルボリュームで解くことも取り組みました。
また、答練問題も期限内に全て解き、採点していただきました。そのおかげで、直前期、超直前期のペース配分を自分でたてることなく、ペース良く、スケジュール通りに勧めることができました。周りに受験仲間がいなかったため、採点してくださる先生方のワンポイントアドバイスがとても嬉しく、力になりました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
早朝4時起きを続けていた時は、勤務時間に眠くて仕方がなかったです。コピー機の前で、本職に話しかけられているのに、いつのまにか立ったまま寝ていました。自分でもびっくりしました。それからは、無理をせず、直前期は5時起きに切り替えました。
家事の合間にイヤホンをして勉強時間を確保するようにしたのもよかったと思います。限られた時間の中で、いかに勉強時間を確保するかが、この試験の勝負どころだと思います。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の講義はとてもわかりやすく、勉強が楽しくなりました。記述式対策講座のおかげで、解法を身につけ、安定した点数をとることができるようになりました。講義では、記述式対策に加えて、択一のポイントも教えてくださることがあり、択一の点数も伸びました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
テキストがわかりやすく、論点が全て掲載されていました。網羅されたテキストを全面的に信頼することができたのも合格への近道になったのだと思います。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
カリキュラムは、直前期のペース配分の目安になりました。自分で計画を立てることなく、与えられた課題を期限内に提出して復習するということを繰り返したことが合格への近道だったと思います。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練は精度も良く、ペース配分の良い目安となりました。また、答練の解説冊子にまとめてある表も大変理解しやすく、写真を撮ってスマホにいれ、隙間時間に見直しをしていました。
解説講義もとてもわかりやすく、記述式対策講義の解法の復習になりました。択一の論点も押さえることができました。
■勉強以外の部分
受験仲間はいませんでしたが、Xを利用して、みんなのつぶやきを眺めつつ、自分も頑張ろうと鼓舞していました。また、姫野先生のYouTubeやXも大きな力になったと思います。ありがとうございました。
家族との時間は第一に過ごしました。それも自分の中での約束だったので、よかったのだと思います。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
TACの講義はどれもが全て素晴らしいと思います。教材も講義も答練も模試も、信じてこれさえ取り組めば合格への1番の近道だと思います。司法書士のお仕事はやりがいのある仕事だと思います。自分を信じてがんばってください。
N.S さん
2024年合格目標:答練本科生
【主な受講講座】
●「答練本科生」教室講座
●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】4回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】記述 【不得意科目】不動産登記法(択一)・商法(会社法)
【1日の平均学習時間】10時間以上 【学習開始時からの総学習時間】5000時間以上
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
司法書士を目指したきっかけは、40代後半になり、今後の人生において法律の素養を身に付けておくことが必要になることがあると考えたためです。そして、せっかく勉強するならば独立開業ができる司法書士を目指すことにしました。学習時の環境としては、補助者をすることもありましたが、ほぼ専業受験生でした。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
受験指導校を選んだ理由は、独学で受験した際に結果が出なかったためです。Wセミナーを選んだ理由は、テキストと自習室です。水道橋校で姫野先生の択一実践編のテキストを見せていただけたことが決め手になりました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スタイルとしては、合格をした2024年は、年内は行政書士試験に備えつつ司法書士試験のAランクの知識を定着させること、雛形を5個ずつ書き続けることを行いました。新年を迎えてからは、姫野先生の2023年合格目標中上級対策講座を受講していたため、択一についてはそのテキストである「択一式対策講座【実践編】」のテキストに改正内容を補足したものを回し続け、記述については継続して雛形を書き、津田沼校で会場受講していた答練とその復習に集中しました。2023年に「記述式対策講座」と「答練三種パック」を受講しており、姫野解法はほぼ習得していたので、雛形を忘れないようにすることを大事にした程度でした。2023年12月初めに記述の配点倍増の発表がありましたが、特に勉強時間を増やすことはしませんでした。
答練受講の当初から間違いノートを付けていたため、過去の答練や模試での間違いやミス、失敗、癖、自ら考えた時間短縮のアイデアを常に意識しつつ、大切だと思ったことは毎日書き続けた雛形集にすべて書き込み、事あるごとに見直して忘れないようにしていました。毎週末の答練を本試験だと思って本気で臨んでいたのが正直なところです。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
受験時代の苦労は、指の痛みです。雛形を書くことを重視していた勉強方法から、中指にタコができてしまい、2023年の本試験ではその痛みとも戦っていました。2024年はその反省から、下敷きを使うこと、タコになる部分に絆創膏を貼ることで負担を緩和させることができました。しかし、2024年本試験のなかでも特に記載内容の多く、最後に解答した商業登記法記述では15:30頃に手がダメになってもいいと思いながらもあの第2欄を書きあげました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野講師に尽きます。勝手ながら私も同じようなタイプの人間だと思うのでわかるのですが、先生は恐らく意識のある間は常に記述のことを考えている方なんだと思います。あの探求心とそこから編み出された解法の完成度は唯一無二のもので、すでに「司法書士受験界の記述の神様」と呼んで差し支えないところまで来られた方だと私は思っています。
■Wセミナーの良かった点【教材】
答練が素晴らしいです。なぜか広告なさらないのですが、答練や模試の返却の早さが実に素晴らしいです。日曜日に受けた答練が早ければ4日後の木曜日には返却されます。このおかげで、解いた内容がまだ記憶に新しい状態で復習できました。よくは知りませんが、他の予備校では2週間後に返却されるところもあるらしいのですが、それでは解いた内容を覚えられていません。これはなぜ間違ったかを気づきにくくさせるものです。このために解き直すなら時間をロスしてしまいます。Wセミナーの答練の返却スピードの速さは、全受講生が知るべき魅力です。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
上級総合本科生のカリキュラムはヘビーです(笑)たぶん1月頃に受講を後悔すると思います。ですが、これを乗り越えれば合格に近づくと信じて(たぶん)乗り切ったんだと思います。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
受験生は答練を嫌がる傾向があるようなので是非お伝えしたいのですが、模試を4回や6回くらい受けただけでは、自分に合った「時間配分」は培われ切れないと考えます。特に記述式対策講座を受講した方は、あの解法を時間制限がある中で実践して姫野解法を自らの解法になさることを強くお勧めします。
また、会場受講を選択し、記述から解き始める方のバサバサ音が鳴る中で、択一を1時間以内に解き終える猛者のいる教室をご体験ください。会場受験なら仲間やライバルにも出会えることができます。結局一度も話さなかった方でしたが、総合力底上げ答練から常に津田沼1位を競い合ったライバルがいたことは、自らのモチベーション上とても大きかったです。
■勉強以外の部分
津田沼校の自習室で勉強をしていました。津田沼校はイオンモールの中にあるのですが、静謐な自習室から離れると華やかなショッピングモールになりますから、気分転換もしやすく、もちろん買い物も便利でした。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
記述配点が倍増した新司法書士試験では、「雛形を覚え、姫野記述式対策講座で解法を学び、それを答練と模試で実践して本試験に備える」ことが合格の方程式になったと私は思っています。ぜひくじけず、本試験でも16時の終了の合図があるまで全力を尽くしてください。そうすれば結果は自ずと付いてきます。後悔や無念さは、どうか今年で終わりになさってください。
関本 真衣子 さん
2024年合格目標:山本プレミアム上級総合本科生
【主な受講講座】
●「山本プレミアム上級総合本科生」ビデオブース講座
●「1.5年本科生<山本オートマチック>」教室講座
【受験回数】7回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】民法 【不得意科目】商法(会社法)・商業登記法
【1日の平均学習時間】3時間 【学習開始時からの総学習時間】1500時間~2000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
初めに行政書士、その次に宅建の資格を取り、次にどの資格を目指すか考えたとき、不動産会社で事務員をしていた経験もあり、司法書士の仕事に興味を持ち勉強を始めました。将来独立できる仕事ということも司法書士を選んだ理由の一つです。
事務員の仕事をフルタイムでしながら、仕事後や休日を利用して少しずつ勉強しました。今年の試験前は、約一か月前から週2~3勤務、最後の10日は休ませてもらいました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
一日に確保できる勉強時間や科目の多さ、難易度を考えると独学では絶対に合格できないだろうと思い、少しでも効率よく勉強するために受験指導校に通うことを決めました。
色々な学校を調べてみた中で、山本先生の「オートマシステムは暗記不要」というキャッチコピーにひかれてWセミナーを選びました。当時、水道橋で山本先生の生講義を受けられるということも、決め手の一つになりました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
自宅で勉強をするのが苦手だったので、休みの日は図書館、仕事帰りはTACの自習室などで勉強していました。
勉強を始めた年は山本先生の講義を教室で受けることができたので、自宅は横浜でしたが水道橋校まで通っていました。行き帰りの電車に乗っている時間も長かったので、その時間も有効活用して勉強していました。
その後はオートマシステムのテキストと問題集を使って勉強していましたが、計画的に勉強するのが苦手で、好きな科目に偏ることも多く、モチベーションを保つのも難しくなってきました。そこで、昨年の試験後に「山本プレミアム上級本科生」を受講しました。この一年間は、Webで講義を受けた後にもう一度テキストを読み、その後過去問を解いていました。
記述式が苦手でしたが、繰り返し問題を解いていくうちに少しづつ点数が取れるようになりました。自分で計画を立てるのが苦手でしたが、配信される講義を順番に受けていくだけでよかったので助かりました。講義を視聴したりテキストを読む時間が多く、問題を解く時間が少ないといった偏りがあったので、この一年間は問題を解く時間を多めにとるように気を付けました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
講義を受講していなかった年は、一年間モチベーションを保ち続けるのが難しく、勉強量にむらがあり、やる気が出るまで時間がかかって無駄な時間が多かったと感じました。また、一年頑張ると翌年はやる気が出ないというのを繰り返していたので、忘れた部分を思い出すことに多くの時間を費やしていました。こうした経験もあり、1年間なるべくむらなく勉強を続けられるように「山本プレミアム上級本科生」を受講し、ようやく合格することができました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生の講義やテキストがとても分かりやすく、ひとつひとつをしっかり理解できたおけげで暗記に頼らずに学習できたことが自分には合っていました。先生の話し方やたとえ話なども面白く、講義が退屈に感じることがなかったので、時間はかかりましたが諦めずに続けることができました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
この一年はオートマプレミアを使っていましたが、程よくコンパクトにまとまっていて、オートマシステムのテキストを丸ごと繰り返すより効率的に復習できてよかったです。サイズが小さく、持ち運びに便利で助かりました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
配信された順に視聴すれば、試験前にちょうどよい期間学習時間が確保されていてよかったです。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試を利用しました。試験全体の時間配分や、記述式の本番の問題文のボリュームなどに慣れることができたので、受けてよかったです。模試が本試験に比べて歯ごたえがあり、心が折れそうになりましたが、その分、本番の方が少し易しく感じられて結果よかったと思いました。
■勉強以外の部分
勉強を始めた年に山本先生の授業を一緒に受けていた方と友達になり、その方は先に合格して独立された方なので、会って話を聞いたり、励ましてもらったことが、勉強を続ける上でとても助けになりました。フルタイムの仕事をしながら副業のようなこともしていましたが、時間をかければ合格できました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
仕事を続けながらでも、コツコツ諦めずに続ければ合格できる試験だと思います。私は合格するまでにとても時間がかかり、途中で諦めそうになったこともありましたが、ここまで積み重ねてきた知識などが無駄になるのはもったいないと思い、続けることができました。
大変な時期もあると思いますが、合格すればすべてが楽しい思い出に変わります!
安藤 和哉 さん
2024年合格目標:全国実力Check模試・全国公開模試
【主な受講講座】
●「全国実力Check模試」会場受験
●「全国公開模試」会場受験
【受験回数】5回
【学習開始時の職業】その他 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】不動産登記法・商法(会社法)・商業登記法・司法書士法・刑法 【不得意科目】民法・民事訴訟法・民事保全法・民事執行法・供託法・憲法
【1日の平均学習時間】7時間 【学習開始時からの総学習時間】5000時間以上
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
公務員として在職中に何回か監査を担当したことがあり、その業務で土地・建物の保全状況(登記など)を調査したことがありました。また、親の土地を相続した際に初めて司法書士という士業を知り、この仕事の重要さに触れることができました。これらの経験が一因です。
在職中は仕事の隙間時間しか勉強できず、10年ぐらいは市販のテキストを購入し、独学で勉強してきました。しかし、3年前に退職したのをきっかけに、一念発起して司法書士の資格取得へ向けて、勉強に専念することとしました。一日の勉強時間は平均で7時間程度は確保できたと思います。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
上に述べたとおり、在職中は時間がとれず独学でした。退職し専念することができるようになったため、他校の講座(中上級講座、記述対策)を受講し1からやり直すこととしました。その結果、試験の結果は上昇し、択一の基準点はクリアできたものの、記述は依然として低位のままでした。
記述の対策に色々と悩んでいた時、たまたま、姫野先生の無料の記述過去問の解法に関する配信をみつけました。先生の講義の進め方や解き方の手順(解法)はこれまでの予備校の講義とは大きく異なり、圧倒されました。そこで、先生の記述の配信はもらさず見るようにしました。これが、記述の得点を伸ばす大きな原因となった気がします。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
私の勉強法は、テキストの読み込みと過去問の繰り返し実施、さらに、模試による実践感覚を身に付けることです。3年前に受けた他校の中上級コースのテキストがあり、それを読み込みました。3年前のものなので、法律等の改正対応する必要があり、改正講座(他校の無料配信、8月頃実施)を受けて、情報を最新化し、それを可能な限りテキストに書き込みました。また、過去問はTACのパーフェクト過去問を使いました。以前は、他校の問題集を使っていましたが、勉強する時間が十分あったため、この過去問集ができると思い、10月から3月までに5回は繰り返しました。このように、過去問とテキストは併用し、過去問で間違えたところは、テキストで確認することを心掛けました。テキストを補強するものとして、自分自身のノートを作成し、よく間違える問題などを切り貼りしてQ&A方式で集成し、いわゆる「間違いノート」を作りました。
科目別には、民法のうち親族・相続が改正もあり、本番でよく点を落としていたので直前期には重点的に対応しました。また、会社法、商業登記法については、比較的得意としていたので、他の科目を優先し、取りこぼしをしないように試験直前に一回だけテキストを読みました(本番ではほぼ得点できました)。マイナー科目は比較的点数が取れていたので、直前期もあまり勉強しませんでしたが、民事訴訟法で4問落としました。やはり、過信は禁物と思いました。
なお、最も重要なポイントは記述対策において、姫野先生の過去問講義を受けたことです。他のどの講師にも見られない斬新なものでした。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
これまでも述べたように、私は長年の受験時代を経て思うのは、漫然と続けても合格は難しいことです。退職後の3年間で合格にたどり着きましたが、その3年間の努力は姫野先生の記述講義はもちろんですが、他校のテキストの内容がポイントを得たものであったことから報われたものと思います。もっと重要なことは、家族の協力と理解です。すなわち、経済的なものと精神的なものがあり、勉強に専念できる環境に恵まれたことが成功の要因の一つです。努力は必要ですが、まわりの環境が同様に重要です。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の斬新な講義が良かったと思います。私の勉強スタイルに合致したのでしょうか。過去問記述は、重要な年を中心に、例えば「ボシュツワハ」などの覚え方の要領や、添付情報の要を得た見方、記載順序など参考になりました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
パーフェクト過去問題集(択一式)は平成12年から令和5年までは完全解説、平成元年から平成11年まではライブラリーとして掲載されており、十分な情報量でした。また、記述式については古いものはありませんが、これで十分カバーできました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
カリキュラムは受けていませんが、姫野先生の記述の講義は何度も繰り返し見ました。倍速で見ることができるので、時間の節約にもなりました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試については、3回受けました(全国実力チェック模試、全国公開模試第1回、第2回)。最初の1回目は安全圏だったので油断したのか、2回目と3回目は安全圏外となり、気を引き締めることとなりました。模試の結果は、「間違いノート」に記入し、記憶の徹底化を図ることができました。実践感覚を養うことができたことが良かったです。特に、時間の配分です。
■勉強以外の部分
勉強に専念はしましたが、家族との時間の確保はできるだけとるようにしました。また、友達とのゴルフや趣味の登山も月に1回程度はしました。息抜きが大切だと思っていました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
私のケースは特殊かもしれませんので、参考にはならないかもしれません。あえて言えば、「努力すれば報われる試験です」。皆さんそれぞれの生活スタイル、環境があるとは思いますが、それぞれに合った方法を早く見つけ出し、早く実行することです。