資格試験・資格取得の情報サイト>国家総合職(官僚) >Career News>01.【特集】若手官僚インタビュー 2024|総務省 上田さん
01 特集

若手官僚インタビュー

上田 周佑さん

令和4年度 総務省入省

1. 国家公務員や総務省を志したきっかけを教えてください

私が政治や行政に興味を持ち始めたのは小学校4年生のころでしたが、ちょうどリーマンショックや東日本大震災が起こり、それに伴う我が国の政治的混乱を目の当たりにしました。一方で外国に目を向けると、当時は中国が北京オリンピックを主催し、BRICsという言葉が流行っているという時代で、外国との対比の中で我が国の衰退を肌で感じ、その衰退を止めるための仕事をしたいと漠然と思うようになりました。 そこで政治、行政に関わる職業を調べる中で、特定の分野に一定の専門性を持ちつつ、実務家として政策を立案推進していく国家公務員という職業に強く惹かれるようになり、国家公務員を志しました。

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2. 情報通信に興味を持ったきっかけを教えてください

情報通信に興味を持ったきっかけは2つあります。1つめは、大学の短期留学プログラムに参加した際に仲良くなった中国人の学生から、中国の通信会社HUAWEIの話を聞いたこと、そして日本のデジタル化が遅れているという指摘をされたことです。これをきっかけに少子高齢化によって引き起こされる様々な社会課題を解決するツールとしてのデジタルと、それを支えるインフラとしての情報通信に興味を持ち始めました。2つめは、2020年のアメリカ合衆国大統領選挙とその後の国会議事堂襲撃事件です。この事件は、私にとっては衝撃的で、特に事件の背景にあるSNS上でのフェイクニュースやフィルターバブルといったSNS特有の問題を放置していると民主主義そのものが機能不全に陥ってしまうのではという危機感を持ちました。そして、そういった課題に対し、表現の自由とバランスをとりながら、どのような規律を設けていくべきかを考えることも情報通信政策に含まれると知って、より情報通信への関心が深まりました。

3. 総務省に入ってみて気づいた魅力は何ですか?

デジタル政策のウィングの広さが大きな魅力だと思います。自動運転や遠隔医療などの他省庁のデジタル関係の政策に関わることもできますし、デジタル政策の専門家として大使館や地方自治体への出向機会もあります。デジタル政策という専門性を軸に幅広いフィールドで活躍できるというのは今後のキャリアパスの可能性を考えるととても魅力的だと思います。

4. 公務員以外に就活はしましたか?

メディアに興味があったのでテレビ局や新聞社の説明会には参加しましたが、説明会に参加する中で、自分はルールメイキングの方に興味があると気がつき、最終的にエントリーはしませんでした。

5. 今まで経験されたお仕事で、最も心に残っていることはなんですか?

1年目に担当していた放送法の改正業務が最も心に残っています。デジタル時代にふさわしい放送制度の在り方を目指して、総務省として実現したい政策をいかに条文に落とし込むかを考える仕事でした。法制局に通い詰めて条文を練り上げるところから最後の法案審議まで1年弱の中で法制執務を一通り経験しましたが、最後に改正法が国会で成立した瞬間の達成感は今でもよく覚えています。健全な情報空間の実現に少しでも貢献できたのではないかと思っています。

6. 他の省庁とは迷いませんでしたか?

外務省と非常に迷いました。外務省と総務省では全く志望動機も異なり、一貫性は正直なかったのですが、それぞれで自分が取り組みたい課題があり非常に悩みました。最終的には両省のキャリアパスの柔軟性を比較したときに、総務省の方がライフプランが立てやすいと考え総務省を選択しました。

7. 就職活動全体を通して大変だったことはありますか?

就職活動が本格化する時期にちょうど新型コロナウィルス感染症が拡大し始めたため、交換留学が派遣中止になるなど、自分の計画が大きく狂った点は大変でした。いわゆるガクチカ的なものを経験する機会が大きく減り面接の準備の時に苦慮した記憶があります。

8. 仕事をする上で難しいと感じることは何ですか?

ステークホルダーとの調整が非常に困難であると感じることが多いです。テレビ業界や通信業界、外資系のプラットフォーマーなど強力な発信力を持つ関係団体との間で、いかに落としどころを見つけられるかという調整は非常に困難であると同時に行政官の腕の見せ所でもあると思います。

9. 入省してから成長したと感じることはありますか?

適応能力が向上したと感じています。入省したてのころは本当に何もわからない状態ですが、法令改正、国会対応、調査研究と様々な業務を経験する中で、ある程度の相場観のようなものが身についてきましたし、どんな業務が振られても慌てずに対応できるようになってきたと感じています。

10. 政策に関する知識に乏しい状態で入省してもなんとかなりますか?

全く問題ありません。情報通信の世界は技術の進歩とともに日々変化していくので、入省してからも勉強し続けることがとても重要だと思います。

11. 国家公務員や総務省の魅力を教えてください。

純粋に日本の国益を追求でき、理屈で仕事ができるのが国家公務員の魅力だと感じています。その中でも総務省は情報通信、デジタルという国民生活に不可欠かつ、これからの成長、発展が見込める分野を所管しています。自分たちがこの国の未来を切り拓く先頭に立っているという感覚は総務省でしか味わえないのではないでしょうか。

12. 仕事をするうえで常に意識していることはありますか?

ミスは常に起きうるものだという意識を持つようにしています。日頃からどこかでミスが起きても取り返せるような余裕のあるスケジュールの組み方、上司や関係者との日頃からの密なコミュニケーションを大事にしています。もちろんそれでもミスは起きますし、私自身もいろいろな人に迷惑をかけてきましたが、ミスは起きるものという意識は重要だと思います。

13. 「官僚=多忙」と言われますが、霞ヶ関の働き方の現状を教えてください。

よく報道などではそのように言われていますが、実態はそこまでではないと思います。もちろん法案審議の前日などは深夜残業もありますが、多忙な時期というのはあくまで一部で、定時で帰ったり有給休暇を取得したりして私生活を充実させることも十分可能です。私も入省後2回海外旅行に行きましたし、週末はゴルフに行くなどオンオフをうまく切り替えながらプライベートも楽しんでいます。

14. 総務省はどのような人が多い・どのような雰囲気の省だと思いますか?

情報通信、デジタルと変化の激しい分野を所管しているからこそ、若手の意見がとおりやすい職場だと感じます。AIに関するルールメイキングのように新しい技術、サービスに関する政策を立案する場合は、むしろ上司から教えを請われることもあるほどです。上司部下の間柄でも活発に議論ができる雰囲気の組織だと思います。

15. 学生時代にやっておいて良かったことや、自分の原動力になっている経験はありますか?

海外に行く、そこで自分とは違う価値観に触れてみるということはとても大事だと思います。短期留学や海外大との交流プログラム、コロナ禍においても海外大のオンラインサマースクールに参加するなど、積極的に外の世界に出て行き、自分とは異なる思想、価値観に触れたことは、利害関係が異なるステークホルダーとの調整において相手の考えに思いを巡らすために必要な想像力を育むよい経験になったと思います。

16. 実現したい社会はどんな社会ですか?

「よりよい情報がより多くの人に伝わるような社会」を実現したいです。「よりよい情報」の定義は難しいですが、インターネットにおいては誰もが情報の出し手になれるようになったということで、今までは直接話を聞くことが困難だった専門家の話を簡単に聞くことができる環境になったというよい側面もあると思います(私も大河ドラマの時代考証を巡って歴史学者の方々が直接発信される投稿などは楽しく読んでいます)。そういったインターネットのよい側面を拡大し、負の側面を抑制できればよりよい社会が実現できるのではないかと考えています。

17. 若手官僚として裁量を持って仕事ができますか?

できています。国家公務員は最終的には組織として仕事をするので何でも1人で決めることはできませんが、私自身も1年生の時から一部の条文案を書かせてもらえましたし、若手でも一定の責任と裁量がある仕事を任せられる職場だと思います。

18. 試験勉強で大変だったことはありますか?

私は教養区分で受験したので、数的処理や判断推理の対策では苦労しました。特に本番で時間配分に失敗しないよう、いろいろとシミュレーションをしていました。

19. 官庁訪問で印象に残っていることはありますか?

思いのほか、面接というよりは政策の方向性について職員と議論ができる場だったことは印象的でした。今後のテレビ業界の在り方や、ネット配信サービスと放送との関係性、そこにどのような規律があるべきかについて担当者の職員の方と議論できたのは非常に楽しかった記憶があります。

20. 最後に、国家公務員をめざす受験生へメッセージをお願いします!

国家公務員を目指す皆さん、試験や官庁訪問と乗り越えなければならない壁はありますが、その先にはこの国、社会に貢献できるという大きなやりがいがある仕事が待っています。日本の未来を切り拓くため、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。応援しております!

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