みんなはどうしていたの? 試験勉強・官庁訪問対策編
国家総合職試験を目指すようになって、みんなどうやって勉強していたのか?官庁訪問で特に気を付けていたことは?就職活動を通していちばんつらかったことは?
そんな疑問を2021年度内定者にぶつけてみました!今回は【試験勉強・官庁訪問対策】についてお答えします!
髙宮さん 環境省内定者
谷口さん 消費者庁内定者
橋本さん 文部科学省内定者
葛西さん 厚生労働省内定者
山口さん 総務省内定者
試験勉強・官庁訪問編
試験勉強はいつから始めましたか?
<髙宮さん> 教養区分の試験の3ヵ月前にTACに入会し、そこから勉強を始めました。そもそも国総の試験を受けると決めたのがそのタイミングだったので、試験対策自体ゼロからのスタートでした。ただ、数的処理が比較的得意だったこと、夏休みを使って勉強に専念できたことなど運が良かった側面は大きいと思います。
<谷口さん> 大学3年生の4月に入会しました。夏ごろまではサークル活動をやっていたので、本格的に始めたのは8月頃です。
<橋本さん> TAC入会は大学3年の4月です。秋試験に向けて本格的に始動したのは9月初めです。
<葛西さん> TACに入会したのは、大学2年生の2月です。秋試験の教養科目をメインに学習しつつ、春試験の専門科目も受講していました。春試験対策に本腰を入れたのは10月以降です。
<山口さん> 大学2年の秋学期試験が終わり、春休みに入ってすぐにTACに入会しました。最初は講義が開始された科目から順に学習していましたが、5月頃から秋試験の教養科目に力を入れ始めました。春試験の専門科目の勉強を本格化させたのは年明け以降でした。
就職活動で苦労したことは何ですか?
<髙宮さん> 就職活動を何から始めればいいのかわからなかったことです。就職先という星の数ほどある選択肢の中で、自分のやりたいことが何なのかわからず非常に苦労しました。そのようなときは周りの人を頼るのが一番の近道だということを学びました。
<谷口さん> 就活マナーを一切知らなかったことですかね(笑)。マナーを知らないことは決定的な要因にはならないと思いますが、消極的な要因にはなると思うので、最後は第一印象を良くするためにマナー本を読んだりしていました。
<橋本さん> 自分の本当にやりたいことが自己分析をしてもわからなかったことです。自分の気持ちを理解するのが一番難しいですね。
<葛西さん> 民間就活との両立です。省庁イベントに参加しながら、民間の選考にも応募していたので、スケジュール管理が大変でした。ただ民間就活の経験を通して、自己PRやガクチカを伝える練習ができたので、官庁訪問も比較的リラックスして臨むことができました。
<山口さん> サークルとの両立です。省庁イベントにもできる限り参加したい一方で、立場上サークルを休みすぎるわけにもいかず、そのバランスをとることに苦労しました。サークルの繁忙期には省庁イベントの参加を控え、逆にそれ以外の時期にはサークル仲間の理解を得て省庁イベントを優先する、というようにメリハリをつけていました。
試験対策で工夫したことはありますか?
<髙宮さん> 期間も短かったため、勉強を開始する前にさしあたって全ての計画を立てていました。もちろん進めながら修正していましたが。また、計画を立てるにあたって、最初に過去問を解いてみて自分の得意不得意や必要な知識やスキルを確認しました。あとはひたすら演習あるのみです。
<谷口さん> 自分が行政官になった時に試験勉強での知識をどのように活用するかを考えました。勉強に対するモチベーションに繋がりますし、記憶にも残りやすかったように思います。
<橋本さん> やるべき量を最初に決めて、計画的に取り組みました。頻繁に過去問を解いて現状の理解度を把握し、それに応じて演習量や学習時間を調整しました。また、問題を捨てるタイミングや時間感覚など、常に本番を想定して解いていました。
<葛西さん> 自分の得意・不得意を分析したうえで勉強計画を練るようにしていました。特に苦手な数的処理は、時間との勝負。問題を取捨選択する力が必要になるので、解ける分野、時間をかけたたら解けそうな分野、本番捨てる分野の三分類を心掛けていました。
<山口さん> 科目ごとに優先順位をつけ、配点の大きい科目や得点源にすべき科目を優先的に学習するようにしていました。例えば、教養科目なら数的処理と文章理解、経済区分の専門科目なら経済理論を優先すべきと考え、直前期に他の科目に割く時間も加味して早めに試験対策に本腰を入れていました。
官庁訪問の感想を教えてください。
<髙宮さん> 前日に直前まで対策してしまったため、途中非常に眠かったです。気力でどうにか乗り切りましたが、自分の全部を発揮できなくなる可能性もあるため、対策や準備は早めにして睡眠はしっかりとりましょう。
<谷口さん> 非常に疲れましたね、拘束時間以上に、面接官の皆さんとの対話にエネルギーを沢山使うのでお腹も沢山空きました。
<橋本さん> 勉強になることも多く、それぞれの面接はあっという間に感じました。ただ、心身の疲労が激しいのでもう二度と経験したくないです。
<葛西さん> 始まる前は少し緊張しましたが、非常に有意義な経験であっという間に終わりました。政策立案のプロである職員さんと1対1で長時間お話できる機会は貴重ですし、何よりとても楽しいので、是非力みすぎることなく挑んでほしいです。
<山口さん> 最初は「自分の志望度を伝えなければ!」と思いすぎて力んでいましたが、面接官の方はどの方もこちらの話を丁寧に聞いてくださり、面接を終えるたびに緊張がほぐれていくのを感じました。官庁訪問は志望者が省庁を選ぶ場でもあるので、気負わずにありのままの自分で臨めるといいのかなと思います。
―――みなさん、貴重なお話ありがとうございました!
こちらもチェック!
03.時事あれこれ 主なニュースに対する各省庁の取り組み
その年に起こった主な出来事をピックアップ。 それに対する各省庁の取り組みを取りあげます。
»2020年
»2021年
»2022年[NEW]
04.どんな人が国家総合職を目指す?【志望動機編】
どんな経緯で国家総合職試験を目指すようになったのか?就職活動を通していちばんつらかったことは? そんな疑問を内定者にぶつけてみました!
06.内定者アンケート
Wセミナー国家総合職試験内定者アンケートを実施しました。内定に至るまでの学習時間や省庁説明会への参加回数などを集計しましたので、今後の学習計画にお役立てください。
»2020年
»2021年
»2022年[NEW]
07.内定者の受験生時代の1週間
内定者が受験生だったときどんな1週間を送っていたか一例を、通常期と直前期に分けてお伝えします。学習スケジュールを立てる際の参考にしてみてください。
»2020年
»2021年
»2022年[NEW]