中小企業診断士とUSCPA試験を徹底解説！
～効率的な学習とキャリアアップを両立！～

こんにちは！資格の学校TACでUSCPA講座をしている講師の阿辺です。 中小企業診断士として活躍中の方には、「もっとグローバルな視点でキャリアを広げたい」「外資系企業や国際業務で強みを発揮したい」と考える方も多いのではないでしょうか。ダブルライセンスでどのようなキャリアが開けるのかを詳しく解説します。

特に、中小企業診断士の知識がUSCPAのFAR（財務会計）やBAR（ビジネス分析と報告）に直結することや、英語力と会計スキルを武器に外資系企業やコンサルティングファーム で活躍できる可能性に注目してください。

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USCPA試験は必須3科目＋選択1科目

USCPA試験は必須3科目＋選択1科目で構成されています。必須科目はFAR（Financial Accounting and Reporting）、AUD（Auditing & Attestation）、REG（Regulation）の3つで、それぞれ財務会計、監査、税法・ビジネス法をカバーしています。中小企業診断士試験で培った知識は、USCPA試験の学習において大きなアドバンテージになります。 特に、FAR（財務会計）と選択科目のBAR（ビジネス分析と報告） の項目で重複する部分が多いです。ここでは具体的にどの分野が活かせるのか見てみましょう。

FAR（財務会計）との重複

中小企業診断士の1次試験科目「財務・会計」は、財務諸表の作成や分析や比率分析などを徹底的に行っており、これがUSCPAのFARに重複します。

• 簿記一巡の手続き：中小企業診断士で学ぶ仕訳や決算整理は、FAR1の基礎知識として必須。

• 比率分析：FARの応用問題やBARでも頻繁に出ます。

• キャッシュフロー計算書：中小企業診断士の注意分析で取り扱う内容が、FAR2で深掘りされます。

私の生徒の中には、「中小企業診断士で内容的に基礎をしっかりやっていたので、FARの学習がスムーズだった」という声も多いです。 実際、FARの試験範囲である「棚卸資産」「有形固定資産」「収益認識」などのテーマは、中小企業診断士の試験でも基礎知識として学習しているはずです。

BAR（ビジネス分析と報告）との親和性

USCPAの選択科目であるBARは、管理会計や企業分析に焦点を当てており、中小企業診断士の「企業経営理論」や「運営管理」との相性が抜群です。

• 管理会計：コスト管理や予算編成の知識が、中小企業診断士の学習内容と一致。

• 企業分析：中小企業診断士の2次試験で求められる課題解決力や戦略的思考スキルが、BARの実践的問題に活かせます。

例えば、中小企業診断士の２次試験で「企業の状況を分析し、改善策を提案する」問題に直面した経験があれば、BARのケーススタディ形式の問題にも対応しやすいでしょう。

学習時間の短縮効果

中小企業診断士の学習経験があれば、USCPAのFARとBARで必要な勉強時間約20～30%短縮できる可能性があります。具体的には、1,000～1,500時間の総学習時間のうち、200～300時間程度が中小企業診断士試験の知識でカバーできるイメージです。これにより、効率的に資格取得を目指せます。

中小企業診断士としてのキャリアにUSCPAをプラスすることで、活躍の場が国内からグローバルへと広がっていきます。ここでは、ダブルライセンスが実現する具体的なメリットを紹介します。

① 外資系企業や国際業務への対応力

USCPAは米国基準の会計知識と英語力を証明する資格であり、外資系企業やグローバル展開を目指す日本企業で高く評価されます。

• 経営コンサルティング：日米双方のビジネス慣行を理解したコンサルタントとして活躍。

• 財務アドバイザリー：企業の財務戦略を世界基準で実現・支援。

• M&A支援：クロスボーダーM&Aのデューデリジェンスや評価を担当。

例えば、外資系コンサルティングファームでは、USCPAホルダーがM&A案件で分析をリードするケースが多く、中小企業診断士の視点があれば、経営戦略の提案までカバーできます。

② 転職や独立の選択肢が広がる

USCPAを取得すると、以下のようなキャリアパスが現実的になります。

• Big4監査法人（デロイト、PwCなど）：平均年収800～1,000万円で、国際監査やアドバイザリー業務に従事。

• 外資系企業（財務・財務）：報酬700～900万円スタートで、グローバル企業の管理部門で活躍。

• 国際的コンサルティングファーム：戦略コンサルやFAS（アドバイザリーサービス）で年収1,000万円以上も視野に。

• 独立開業：英語力と会計スキルを協議、海外進出を目指す中小企業を支援。

私が指導した生徒の中には、中小企業診断士として独立後、USCPAを取得して海外クライアントを獲得した方もいます。英語での提案書作成や交渉が可能な点が強みになったそうです。

③ 英語力の向上と国際的な信頼感

USCPA試験は全編英語で実施されるため、学習過程で自然と英語力が向上します。TOEIC800点以上を目指す必要はなく、試験特有の会計・法律英語に慣れれば十分です。この英語力は、国際的な信頼感を高め、クライアントや雇用主からの評価に直結します。

④ 中小企業診断士からUSCPAを目指すメリット

　• 学習のシナジー: 中小企業診断士の会計・経営知識がUSCPAのFARやBAR科目と重なり、学習負担が軽減。実務経験も理解を深め、効率的に合格へ近づけます。

資格の学校TACでは、中小企業診断士経験者を対象に、USCPA合格を最短で目指せるカリキュラムを提供しています。私の講義では、以下のようなサポートが揃っています。

中小企業診断士の知識を活かしたカリキュラム

日本の会計基準とUS-GAAP（米国会計基準）との違いを講義の中で紹介していきます。例えば、日本特有の税務処理や企業慣行と、US-GAAPや米国税法が求める基準の違いを比較することで、自然と知識が身につきます。

日本語での丁寧な解説

英語が苦手でも心配はいりません。私たちTAC講師陣が、専門用語や複雑な概念を日本語で分かりやすく説明し、サポートいたします。テキストも「日本語×英語併記のテキスト・問題集」ですから、基礎から合格レベルの知識を無理なく習得できます。たとえば、英文の資料を読む際も、要点を噛み砕いて解説するので、言葉の壁を感じることなく学習に集中できます。英語の初心者から上級者まで、誰もが安心して理解を深められる講義を実施しています。

プロ講師からのアドバイス

私を含めた経験豊富なTAC講師陣が、オンラインでの質問対応や進捗管理でモチベーションを維持します。例えば各科目の受験時期に合わせて、残業が多い方には短時間集中型の学習プランを、週末にまとめて学びたい方には効率的な進め方をアドバイスするなど、一人ひとりに寄り添ったサポートが強みです。長年の指導経験を活かし、合格への最短ルートを一緒に描いていきます。

実際、2024年の受講生からは「中小企業診断士の知識のおかげで、FARが予想より簡単に感じた」「先生の解説が実践的で分かりやすい」とのお声をいただいております。

中小企業診断士とUSCPAのダブルライセンスは、日本国内の経営支援からグローバルな交渉・コンサル業務まで、キャリアを実現する強力な武器です。 特に、FARやBARでの学習シナジーを活かせば、効率的に資格を取得できます。 外資系企業への転職、国際的コンサルタントとしての独立、あるいは海外進出支援など、あなたの可能性は無限大です。

「次の一歩を踏み出したいけど、どうしたらいいかわからない」という方は、ぜひTACの無料相談にお越しください。一緒にグローバルな未来を目指しましょう！

TAC米国公認会計士講座　阿辺 聡