外交官(外務省専門)合格体験記
社会人経験あり、海外からの学習でも大丈夫!
浦 眞実子さん
DATA BANK
研修語 | 英語 |
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出身校 | 九州大学 法学部 (卒業) |
合格年度 | 2020年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 受験動機:初志貫徹
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中学生の頃から英語や全く異なる文化や価値観を持つ人と交流することが好きでした。 大学在学中はオランダに1年間留学しました。私は大学での部活動を最後までやり切りたいと考えたため、大学4年次に留学しました。すでに卒業が1年遅れた状況で帰国したため、同じ大学に外務省専門職員の先輩がいらっしゃったものの、公務員試験のことは当時考えていませんでした。
その後、民間企業に2年間勤めました。地元での就職は家族も喜んでくれて、職場の方も優しい方ばかりだったので非常に恵まれていたと思います。一方で数字だけにとらわれず、より多くの人の役に立てる仕事はないかとも考えていました。
その後、タイで日本語教育支援活動に携わる事業に応募し、迷ったものの後悔したくないと挑戦を決意し民間企業を退職しました。タイでも1年間過ごし、やはり自分は日本が好きだと思う一方、多様な価値観や背景を持つ人と信頼関係を構築していくことに楽しさや達成感を感じたので外務省専門職を目指すことを決意しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:圧倒的な合格実績が決め手
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TAC・Wセミナーを選んだのは圧倒的な合格実績が理由です。私は、海外で仕事をしながらの勉強だったので、効率的に学習を進めていく必要がありました。TAC・Wセミナーの教材、講義は非常に充実しており、ネット環境さえあれば世界中どこでも学習できます。私もバンコクから飛行機で2時間ほどの田舎で勉強していましたが、ネット環境があったので何も困ることはありませんでした(笑)
教材も海外発送していただけるので、思い立ったが吉日で、すぐはじめられるところもメリットだと思います。
TAC・Wセミナーのもう一つの魅力は2次試験対策が充実している点だと思います。面接カードの添削から模擬面接まで非常にきめ細かいサポートを受けることが出来ます。また、グループ討議の練習では、他の受験生とも友達になりすごく精神的に楽になりました。私は1次試験までずっと一人で勉強するしかなかったのですが、共に頑張れる同志が多くいるということは非常に励みになると思います。
- 私の試験対策:基礎と復習を大事にする
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私は数的処理と国際法に悩まされました。数的処理は苦手だったので、毎日5題を目標にしていました。それでも、なかなか点数が伸びなかったので試験2か月前くらいに、資料解釈と基本的な問題は落とさないという考えに方向転換しました。試験はトータルで合否が決まるので、出来ないところに目を向けすぎず、知識や文章理解など出来るところで確実に点数をとるという考え方も出来るのではと思います。国際法に関しては、反省なのですが基本マスターの時に、授業ごとにしっかり復習をしておけばよかったと思いました。内容を理解していないと、暗記にも限界があります。それでも直前期には論文答練や模試があるので理解をすすめつつ、暗記もすることで、どうにかこうにか論文は書けるようになりました。私は何度も音読して内容を理解、暗記するようにしていました。
直前期になると暗記一辺倒になりがちだと思うのですが、一旦立ち止まって、基本に戻り理解と暗記を反復することが重要だと思います。
- 後悔しないように
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私は、海外でも日本へ帰ってきてからも「本当に受かるんだろうか」、「来年受験しようか」などと考えたことが多くありました。それでも、やっぱり一度始めたことは後悔のないようやり切ろうと思い、継続することができました。勉強の途中で1日中マンガを読んだこともありますし、サイコロを振って奇数が出たら受かる、偶数が出たら残念といったような占い(笑)をやって勝手にひとりで一喜一憂していたこともありました。(笑)それくらい将来が不安だったのですが、やっぱり途中立ち止まっても、回り道をしてしまっても、自分に後悔のないようやりきることが大事だと思います。結果はどうなるかはわかりませんが、努力を尽くして出た結果なら、なんとか受け止めて前に進むことが出来ると思います。他人と比べずに自分のペースで最後まで継続することが大切です!
- 受験を考えている方へ
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社会人の方は時間的制約や精神的に不安になることも多いと思います。しかし社会人としての経験や、学生時代の経験は一人一人異なっていて、それをうまくアピール出来れば大丈夫です。外務省は本当に多様な人材を求めていて、学歴や経歴、年齢で不利になることは一切ないと感じました。私はそんな輝かしい経歴なんてないんだけどなぁと思いながらも、今まで自分がしてきたこと、工夫したこと、強みをどう活かせるかということを真剣に考え、言葉にできるよう練習しました。
受験を決意してから、精神的・経済的不安はありましたが、1つの目標に向かって努力できる環境に自分がいるということをとても有り難く感じました。無職、既卒など世間体にとらわれてはいけません。私はどんなことも始めるのに遅すぎるということは絶対にないと思っています。
弱くて怠惰で愚かな自分を許して、少しずつでも前に進むことで必ず道は開けると思います。
最後の最後までしぶとく闘い抜いてください!合格を心より応援しております!!