大学2年生・大学院受験者の受講プラン
大学2年生、大学院に進学が決まっている大学4年生の方、時間をかけてじっくりと受験勉強に取り組みたい方向けの受講プランです。時間に余裕のある時期に基礎分野をひと通り学習してしまうことで、合格をより確実なものにします。
国内で学習される方の受講プラン
大学2年次(院受験者は4年次)
主要科目の先取り学習をする
余裕がある時期に基本分野をひと通り学習
余裕のある2年生の間に、専門3科目の先取り学習をして、基本をしっかりと理解し3年生から始まる本格的な学習に備えます。2年総合本科生なら1年目に専門科目と数的処理をひと通り学習できます。時間をかけて学習したい『基礎編』を早期に攻略しましょう!
基礎的語学力の向上を図る
語学力を伸ばすための自助努力期間
外交官に必須の語学力を磨く期間です。試験対策としてだけではなく、将来の職務を見据えて語学力の研鑽に努めてください。外務省が習得を推奨しているTOEFLやIELTSを取得するのもよいでしょう。
大学3年次(修士1年次)
主要科目の復習+応用発展学習
復習と演習に力を注ぎ、得点力を磨く
3年生の春からは主要科目の復習を、夏からは過去問分析や試験委員対策などの実践的な対策を始めます。演習と答練にも集中的に取り組み、得点力アップを図ります。
本格的な語学試験対策
出題傾向に即した語学力の強化
本格的な語学試験の対策を開始します。講義や演習を通じて、出題傾向に即した外国語訳・和訳のコツをマスターします。
夏から海外留学をされる方の受講プラン
大学2年次(院受験者は4年次)
主要科目をコツコツ学習
スキマ時間を使って主要科目をコツコツ積み上げる
海外での生活に慣れはじめる秋ごろから、専門科目の学習を開始します。留学先でしかできない経験を大切にしながらも、スキマ時間で専門科目の学習をコツコツ積み上げていくことで、3年生の冬から余裕をもって他の受講生に合流できるようになります。Web通信講座をご利用いただければ、留学先でも映像学習をすることができます。また、通信教材を海外の留学先にお届けするサービスもおこなっています。
海外で語学力の養成+国際的視野を身につける
留学先でしか身に付けられない国際的視野を面接の素材にする
「自分の目で見て実感したこと」に勝る面接の素材はありません。語学の学習はもちろん、留学先文化や歴史を肌で感じながら、国際的視野を広げていきましょう。数か月程度の海外留学は受験の障害にはなりません。貴重な留学の機会を活かしましょう。
大学3年次(修士1年次)
応用発展学習と並行して主要科目を学習
基礎と応用を並行して学習する
3年生の夏から主要科目の復習と応用発展学習を並行しておこないます。冬から始まる論文答練に合流できるよう、担任講師カウンセリングを定期的に利用し、進捗を確認しながら効率的に進めていきましょう。
早期学習の
メリット
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習得に時間がかかる
専門科目を得意科目にする1次試験で課される専門試験は筆記試験の中では40%の配点比率を占める科目です。筆記試験の実力は、学習時間に比例して伸びていくので、面接試験などとは異なり、安定した得点が期待できます。2年本科生で専門3科目を時間をかけて攻略していきましょう。
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記述試験を徹底攻略
記述式の専門試験は、択一式試験とは異なり、曖昧な知識では解答できません。正確な知識、本質の理解、そして表現力が必要です。繰り返しの学習で記述の力をじっくりと作り上げていきたい方は、2年生からの学習が最適です。
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語学力の底上げを図る
外務省専門職員試験では外国語試験の配点比率が18% を占めます。また、基礎能力試験で出出される「英文」も外務省専門職員受験生には得点源となります。語学力は地道な努力によって身につく力。長期計画で着実に力をつけていきましょう。
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人間的魅力の醸成
「学生時代をどう過ごし、何を得たのか?」面接で頻繁に問われるテーマです。しかし、面接官を納得させられる話しができる学生はそう多くありません。大学生活は、外交官にふさわしい豊かな人間性を養う貴重な時間。ゆとりをもった受験計画で、大学生活を盛り上げ、有意義な時間を過ごしてください。
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海外留学の機会を活かす
留学経験の有無は、採用の要件ではありません。しかし、有用な経験の1つであることは確かです。海外に出たからこそ見える日本の魅力や課題について、リアルな発言ができる受験生は、人物試験でも大いに評価されるはず。2年生から学習を開始すれば、数か月程度の留学は、受験の支障にはなりません。留学によって自らの見識を広める時間を確保することも十分に可能です。
担任講師からのメッセージ
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井能 強志 講師
勉強の仕方を早くから身につけることが大切
外務省専門職試験の合否は、1次試験と2次試験の総合判定で決まるとされますが、何よりも目に見える1次試験の出来に十分な時間をかける必要があります。語学力の底上げを図り、専門科目(国際法・憲法・経済学)の基本を押さえるには、早くから勉強に着手することは有利になると言えます。試験に適した勉強の仕方に早くから慣れておきましょう。