フルタイムで働きながら宅建に一発合格するには?
宅建の合格者の約80%は「社会人」
宅建の合格者にはこんな人がいる│宅建合格者の内訳
宅建の合格者のうち77.2%は働きながら合格している
令和5年度宅地建物取引士資格試験、合格者40,025人の職業別構成比は下の図のようになっています。
これを見ると、約80%の人が「働きながら」宅建に合格していることが分かります。また、他業種の合格者が25%とあることから、宅建が「他業種に従事していても」「働きながらでも」挑戦しやすい資格であることがうかがえます。
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宅建の合格までに必要な平均学習時間は300~400時間
何時間勉強すれば合格できる?│宅建合格までの勉強時間
法律や不動産の知識がゼロからのスタートなら、試験までに300~400時間の勉強が必要
宅建の試験科目の中でも、「民法等」「宅建業法」は専門的で今までにこれらを学習したことがない方も多いことでしょう。TACでは、そういった「初めて」学習する方を「初学者」とよんでいますが、初学者の場合、合格までに必要とされる勉強時間は平均で300~400時間といわれています。
もちろん学習開始時期や、学習内容との相性にもより個人差はあります。とある合格者は、不動産や法律の知識がゼロのいわゆる初学者でしたが、やはり合格までに350時間近くの時間を勉強に費やしていたそうです。
働きながら勉強をし、宅建に合格することは決して簡単なこととは言えないでしょう。また、宅建は合格率が15~17%と、社会人に人気の資格、簿記(3級は50%前後)やFP(2級は25~30%程度)と比べてみても、合格率が高くはないことから合格のためにはより一層効率的な学習が求められます。
どんな資格学習においても言えることですが、宅建についても学習開始時期が早ければ早いほど合格する確率が高くなる傾向があります。学習開始時期により、試験までの日数や学習の進め方も変わってきます。まずは学習開始時期ごとにその傾向を見ていきましょう。
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試験前年からのスタートの場合│宅建合格までの学習時間
試験までの時間にかなりの余裕があるので、インプット(講義を受け、あるいは視聴し知識を学ぶ時間)、アウトプット(学んだ知識を過去問等の問題演習を解きながら復習する時間)ともに十分に時間が取れるでしょう。約1年かけて学習を進めるので長期的に学習が継続できる方にぴったりな学習期間です。
4月からスタートの場合│宅建合格までの学習時間
最もスタンダードな学習開始時期。インプット、アウトプットの時間も無理なくとれ、問題演習も繰り返し何度も解くことができるため、自分の苦手分野を早期に把握し克服するための時間もとれるでしょう。
夏(6~8月)からスタートの場合│宅建合格までの学習時間
試験まで2~4か月と短期のため、短い時間の中でより一層、効率を重視しなければいけません。試験範囲を網羅的に学習するというよりは頻出問題や最重要問題等、内容を絞って学習したり、インプット、アウトプットを高速でこなしたりする方が多いです。
TACでは、学習開始時期に応じた様々なコースをご用意しております。学習開始時期それぞれの特徴を踏まえたカリキュラムになっています。
学習開始時期に応じた豊富なコースを用意しています!
働きながらでも一発合格!
効率的な勉強に欠かせないのは「スキマ時間」の活用
働きながらでも宅建士に一発合格するには?│宅建合格法
仕事に勉強に…とにかく忙しい社会人、時間を作るためには「スキマ時間」を活用するべし
平日はとにかく仕事で忙しい、1日の大半は仕事や移動時間で埋まってしまう。そんな社会人の方がほとんどだと思います。
働きながらでも宅建に合格するために必要なのはなんといっても「スキマ時間の活用」です。
ここでは、フルタイムで働きながら、法律の学習未経験で合格したとある社会人Rさんの「スキマ時間の活用」法をご紹介します。Rさんは他業種に従事する正社員で平日は9:30~18:00のフルタイムで働いていました。
1分でも勉強したら立派なスキマ学習 「スキマ時間」の活用①│宅建の学習方法
下の図は合格者Rさんの、仕事がある日の1日のスケジュールです。
赤くなっているところは、スキマ時間として学習していた時間。このスキマ時間を合計するとなんと105分にも及びます。
椅子に座り、机に向かって、テキストを開きながら腰を落ち着けて学習する時間は言うまでもなく勉強時間ですが、Rさんのように「電車の中で」「人待ちの間に」など数分~数十分単位で講義を視聴したり、問題を解いたりする時間も立派な勉強時間です。
合格者Rさんは、平日は毎日180分の学習時間を取ることを目標にしていたそうですが、1日の勉強時間の約60%はスキマ時間での勉強だったことになります。
場所、時間によって勉強方法を変える?! 「スキマ時間」の活用②│宅建の学習方法
下の表は、合格者Rさんがスキマ時間で勉強する際に使用していた学習ツールと学習内容です。
時間帯、場所によって、学習内容と学習に使うツールを変えていることが分かります。
例えば、朝の出勤前の学習には新しい知識のインプットを、移動時間やその他日常で生まれる5分単位のスキマ時間には時間をかけすぎなくても数をこなせる過去問演習でアウトプットを行っていたようです。朝の出勤前や昼休憩等、腰を落ち着けてできる時間帯にインプットを行い、その内容を電車等の慌ただしいスキマ時間でアウトプットすることで、短時間でインプットアウトプットを繰り返し効率よく知識の定着をはかっていたようです。
合格者Rさんは、スキマ時間を有効に活用し合計学習時間300時間で合格を勝ち取りました。
フルタイムで働きながらでも宅建に合格できます
働きながら勉強をする上で陥りがちな失敗とその対策│宅建の学習方法
予備校をフルに活用すれば働きながらでも宅建に合格できます
働きながら宅建の合格を目指すうえで困難はつきもの。ここでは、仕事と勉強を両立させるうえで陥りがちな失敗とその対策をお教えします。
学習スケジュールが立てられない、スケジュール通りに学習が進まない│宅建の学習方法
仕事をしながら勉強の時間を確保するには相当の体力と気力が必要です。また、残業等で1日に確保できる勉強時間が読めない日もあることでしょう。実際に合格者のRさんもフルタイムで働きながら勉強していく中で、5分しか勉強できない日もあれば、目標の180分以上勉強できる日もあり勉強時間にムラがあったようです。
教室講座を活用する
そのようなお悩みは「予備校の決められた時間の授業に通うこと」で解決できます。
TACの教室講座をお申込みの方は、校舎に通いながら、決められた日程で直接講師の授業を受けます。
授業は1週間のうち平日2日、もしくは平日に通学するのが厳しい方は土日にまとめて授業を受けていただくことも可能です。
事前に組みこまれたスケジュールに沿って勉強時間を確保することで、仕事終わりや休みの日などに強制的に学習する環境を作ることができるのが教室講座を活用するメリットです。
一人で勉強しているとモチベーションが維持できない│宅建の学習方法
中にはTACの校舎が近くになく教室に通うのは厳しいという方もいるでしょう。また、教室に通うことができる方でも、教室以外でのひとりでの勉強においては、モチベーションを保ち続けるのがなかなか難しいという方も多いと思います。
オンラインホームルームを活用する
そのようなお悩みは「オンラインホームルーム」で解決できます。
TACでは本科生をお申込みの方にご参加いただける「オンラインホームルーム」を定期的に開催しています。Zoomのウェビナー機能を利用した無料オンラインセミナーです。
時期ごとに様々なテーマを設け、講師が受験生にその時期に応じた学習のヒントを教えます。また、オンラインホームルームでは受講生からの質問も受け付けており、日々の学習で感じた疑問を直接講師に聞いて解決することができます。
実際に、講師の話を聞くことや同じ目標を目指す受験生の頑張りを見ることでモチベーションがあがること間違いなしです。合格者Rさんもこのオンラインホームルームを利用し、中だるみしてしまいがちな時期や試験直前期に自分を奮い立たせていたそうです。
また、限られた時間の中でスキマ時間を有効に活用するために、Webでご利用いただけるツールも数多くご用意しております。
例えば、Web上で問題演習ができる「Webトレーニング」「スマトレ」を使えば、スマホやタブレットひとつでどこでも問題を解くことができます。また「デジタル教材」も同様、デバイス上でいつでもどこでもテキストを開いて学習できます。
インプットからアウトプットまで、紙のテキストを持ち歩くことなく学習が完結することを活かしてスキマ時間をぜひ有効活用してください。 働きながら宅建の合格を目指す方には予備校に通う(Webでの受講も含めて)ことをおすすめします。
事前に組み込まれたスケジュールのもと、様々なツールとスキマ時間を有効に活用しながら合格を目指してください。TACは受講生の皆様を全力でサポートいたします。
TACが教える宅建合格へのポイント!!
一つの科目を満点を目指すのでなく、各科目を7割以上得点できるように合格に必要な知識を効率よく学習することに重点をおきましょう。
TACは学習効果のある科目・論点を絞り、その項目を重点的に学習できるカリキュラムをご用意しています。
おわりに
不動産系の国家資格として広く知られている宅建ですが、合格者の約80%はなんと社会人。
ほとんどの方が働きながら宅建に合格していることが分かりました。働きながら限られた時間の中で合格するには「スキマ時間」の活用が最も大事です。
合格実現のために徹底的に構成されたTACのカリキュラムと、学習場所や内容に合わせて使い分けできる学習ツール、そして豊富な講師陣と合格実績を信頼してあなたもTACで宅建合格を目指しませんか。
まとめ
- 宅建の合格者の約80%は「働きながら」の合格
- 合格に必要な勉強時間は約300~400時間
- 働きながらの勉強する上での要は「スキマ時間」の活用
- 勉強をする上で陥りがちな失敗は予備校を利用して解決
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