2024年度 公務員講座 合格者の声
心理職を目指す方へ
稗田 美桜さん
Profile
最終合格先 | ●特別区Ⅰ類(心理) ●法務省専門職(保護観察官) ●航空自衛隊一般幹部候補生 |
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出身校 | 早稲田大学 教育学部 在学中合格 |
コース | 心理職・福祉職総合本科生 |
入学年月 | 2023年6月 |
民間就活経験 | あり |
最も力をいれた科目 | 数的処理 |
- 公務員を目指した理由・きっかけ
- 私は大学で教育心理学を専攻していることから心理学を活かして人を支援する仕事がしたいという思いで就職を考えました。正社員の心理職として活躍できる場はまだあまり多くはないため大学の教授に相談したところ、心理をがっつりやりたい人は大学院に進学するか心理職公務員に就職するかした方が良いと教えていただいたことがきっかけとなり、心理職公務員を目指すようになりました。
- TACを選んだ理由、良かったところ
- 大学の近くに校舎があり通学路でティッシュを配っているのが印象的だったことや申し込みに行きやすかったこともありますが、一番は担任制度が充実していると感じたためにTACを選びました。当時私が調べたところ、資格予備校の心理職コースはどこもだいたいオンデマンド講義がメインで対面講義があまりないようでした。(TACは数的処理の演習など一部対面で講義を受けられるようです!)そのため、自宅で学習していても受験や進路の不安を相談させてもらえる担任講師との面談が長期の受験の中で大変励みとなりました。
- 所属校舎・担任講師のおすすめポイント
- 上述の通り、私はほとんど校舎には通学していないのですが、申し込みや模擬面接の際には大学近くの早稲田校でお世話になりました。早稲田校は駅からとても近いですし、早稲田生なら大学やサークルの帰りに寄りやすい場所にあるのではないかと思います。
担任の講師とは1か月に1回くらいのペースで担任カウンセリングという制度を使用して学習の進捗確認や学習計画の立案、受験先の情報共有などをしていただいていました。また、質問メールという機能で面接カードの志望理由やガクチカなどの文章のアドバイスをもらうこともできました。受験中に何度も志望先を変えて悩んでいる自分の考えに寄り添っていただいたことで、自信をもって最後まで合格を勝ち取ろうという前向きな気持ちでいられたのが良かったと思います。
- 択一試験対策
- まず学習を始める前に、過去問をざっと見てみるでもネットでまとめサイトを探すのでも何でもよいので自分の目で志望先の出題傾向を把握することが第一だと思います。もちろん担任の講師に相談するのが一番的確な回答がもらえると思いますが、自分の得意・不得意分野を一番よく把握しているのは自分なので、実際に問題を見ておいた方が学習の見通しが持てます。また、よく出題される分野と自分の得意な分野に力を入れて学習し確実に合格点を取れるようにしておき、試験本番では初見の問題はあたったらいいな!という気持ちでいくと安定してどの試験も合格ラインを越えられるのかなと感じます。実際に試験当日まで残り約2週間という直前に受験することを決断した自衛隊一般幹部候補生の試験も情報を必死に集めて学習スケジュールを組み、出題される傾向にある分野を集中的に対策したおかげで最終合格をいただけました。
- TAC教材の活用方法
- 私はほとんどTAC教材のみで学習を簡潔させていました。特に数的処理は自分の苦手分野と得意分野がわかりやすかったので、教科書の理解しにくいところや何度も見返したい公式などの箇所に付箋を貼って、全ての項目を理解できるように努めました。問題集はできるだけ何回転もして使い込むことがとても大事です。人間たくさんの知識をつめこむと最初の方をどんどん忘れていってしまうので、「ああ、そうだったな~」と思い出してあげる必要があります。特に、公務員試験の学習は一年や半年など長期に行っている人が多いため復習を何回できるかが鍵になっているかもしれません。
- 論文・専門記述試験対策
- 論文は、問題文の課題に対して具体的に想像を膨らませる練習、書く文章の内容を構成立てて整理する練習、構成の最後まで書ききる練習、そして指定文字数で時間内に完成させる練習の4段階を順にクリアしていくとよいと思います。
専門記述は事実を説明したり、考えられるアセスメントを挙げたりと、論文とは違い知識と思考力が求められるので、実はほとんど書く練習をしませんでした。その代わりにTAC教材の心理学の教科書から理論やモデル、技法などの名前とその提唱者や発案者の名前を書きだしてリストにし、それを見るだけでどんな内容か言えるように練習しました。心理学は意外と多くの分野にわかれているので、問題集を回しながら早め早めの対策をおすすめします。
- これから受験する人へのアドバイス
- 受験に当たって公務員試験は学習が長期になりますし、周りの友人は民間でとっくに第一志望からの内定をもらっているという状況は少なくないでしょう。学生の方も社会人の方も学業や仕事、サークルなどとの両立を長期間行うのは心身に負担がかかることと思うので、ぜひ公務員試験仲間との協力やTACの担任講師制度を活用して不安や悩みを解消しながら合格までの道のりを歩んでいってくださいね。応援しています!