外交官(外務省専門)合格体験記

福井からスタート

竹内 浩平さん

DATA BANK

研修語 英語
出身校 福井大学 国際地域学部 (在学中)
合格年度 2022年度
選択科目 憲法
志望動機:ルーマニアでの出会い

 元々、私は漠然と国際的な仕事がしたいという思いを持っていたのですが、外務省専門職を志望したのは、交換留学先のルーマニアでの経験がベースになっています。コロナ禍で強制帰国となった短い留学生活ではありましたが、日本を発信することの重要性を現地で実感し、現地で外交官の方や私の人生に大きい影響を与えて下さった方々とお会いすることができました。帰国後も日本を発信することについて考える機会が多く、外交官になり広報文化外交に携わりたいという思いが徐々に形になり、受験に至りました。

モチベーション維持方法:とりあえず動き回る

 外務省専門職試験を受験するにあたって、どんな方でも勉強に対するモチベーションの波があると思います。学習量の多さに圧倒されたり、孤独に勉強していたり、モチベーション低下の理由に差はあれ、この「モチベーションを保つ」ことは間違いなく試験攻略の鍵だと思っています。私は、よくTAC・Wセミナーのホームルームや論文答練に参加して周りの同志と交流することや、普段の勉強場所をこれでもかというくらい変えることで気分転換をし、何とかモチベーションを保っていました。

基礎能力試験対策:戦略と練習!

 専門科目でもなんでも暗記量がとにかく多い外務省専門職試験ですが、専門科目などがバリバリの初学であった私は、何を得点源にしようかと考えた際にこの基礎能力に活路を見出しました。理由としては、①〇×の判定であるから専門科目より得点に差が出やすい可能性、②唯一自分で答え合わせができるため高得点を取れば精神安定剤になること、③専門科目が得意な方とおそらく似たような土俵で解答できること、などです。
 この基礎能力を得点源にするため、捨て科目をなるべく作らずに本番で一問でも多く解いてやるというマインドを持つことと、解けない(苦手な)問題に早く見切りをつけることを、うまく両立しようと尽力しました。また、数的処理・文章理解・暗記科目ごとに解く順番や、科目ごとに誤答の許容範囲を練習の時から設定することや、制限時間を本番より短くして練習することで、受験本番でも余裕をもって解答できたと思います。

専門科目対策:初学者の専門科目との向き合い方

 上述の通り、私は専門科目(国際法・憲法)に関しては勉強開始当時、前提となる知識も何もないずぶの素人状態でした。そのため、学習当時は専門科目で点を取るというよりも“他の方に差を付けられない、他の方に歯を食いしばって付いていく”ことに集中していたと思います。
 差を付けられないために、勉強開始時~論文答練開始までは基本の徹底を反復していました。例えば、国際法なら、サイトマップや単語の定義の暗記とアウトプットを中心に、憲法なら重要度が高い論証カードの暗記とアウトプットを、所かまわず行っていました。人混みなどでブツブツ暗記したことを唱え始めるとだいぶ危ない人っぽいので、その代わりに人がいないような場所では積極的に唱えに行っていました。
 また、私は基本知識が未完成で不安だったため、論文マスターや論文答練に参入することを少し躊躇っていたのですが、それらが未完成でも論文マスターや論文答練にはできるだけ早く参入することをオススメします。基本は結局、受験当日になっても100%暗記していることは難しいですし、問題を解く過程の中で基本知識を活用する場面が何度もでてきます。様々な問題を解く中で、よく出てくる定義や判例があるはずですし、それらの知識を優先的に定着することが大事だと思います。基本マスターの講義を一通り見終わったら、不安でも迷わず論文マスターや論文答練にゴーです!

個別面接対策:自分の軸とすべらない話

 TAC・Wセミナーの魅力の1つとして、2次試験対策のフォローが手厚いことが挙げられます。私は1次試験が終わるまでは、2次試験の準備としては、志望動機の軸や志望する外交を考えることや、自分の人生エピソードを枚挙するくらいしかしていませんでした。そして1次試験後、梅田校にて本格的に2次試験の対策をすることになりました。
 特に、個別面接では、核となる質問の答えをいかに明確に伝えることができるかが重要だと思います。例えば、志望動機はもちろん、志望言語・志望分野の理由、性格など自分自身をどれだけ分析できているかが自信を持った答えに直結すると思います。また、どのような質問でも回答に関連するエピソードがあると説得力が増すので、時間がある時に面白かったエピソードや失敗談などを思い返してメモしていました。それらを携えて、面接本番では一笑いとってやろうくらいのメンタルで臨みました。

最後に:良い旅を!

 最後に、私事にはなりますが、私は外専受験を決断するまでに物凄く葛藤したことを昨日のことのように覚えています。というのも、「1年間休学までしてな~」、「貯めたバイト代でこれからの期間足りるやろか」、「僕は場違いかもしれんな」、「見返したろ」、「落ちた後どうしようか」など色々な思いがありました。皆さんにとって外専受験を決断した背景に個人差はあると思いますが、私はこの決断をすること自体が誇らしいことだと勝手ながら思っています。
 「努力した結果は裏切ることもあるが、努力しなかった結果は裏切らない」、私が大事にしている言葉です(決して意識高いとかじゃないです)。これから先、勉強の過程で投げ出したくなったり、叫びだしたくなったりすること、容易にあると思います。ですが、皆様が1日1秒でも費やした頑張りは、僅かでも努力した結果が裏切ることを遠ざけると信じています。苦しい旅路になるかもしれませんが、その苦しささえも力に変えて、受験当日に今までの過程を笑い飛ばしてください。皆様が無事に受験することができ、良い結果が付いてくることを祈っております。

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