資格試験・資格取得の情報サイト>外交官(外務専門職) >2022合格体験記TOP>2022体験記|28イタリアボローニャ大学院 樋口翔一さん 

外交官(外務省専門)合格体験記

戦略的に外務省専門職試験を受験しよう

樋口 翔一さん

DATA BANK

研修語 アラビア語
出身校 イタリアボローニャ大学院 欧州文学文化専攻修士課程(修了)
合格年度 2022年度
選択科目 経済学
受験動機:ナゴルノ=カラバフ紛争、国家主義再興の衝撃

 2020年アルメニア・アゼルバイジャン間で起こったナゴルノ=カラバフ紛争。イタリア留学時代のアルメニア人の友人が徴兵のためこの紛争に参加、しかも最前線に配属されました。NHKで国際映像収集にあたっていた私は嫌でもこの紛争の映像を見なければならず「この中にもしあの子がいたら」と思うと、手が震えて仕事に集中できませんでした。幸い友人は無傷で帰還しましたが、この紛争をきっかけに「自分はこんなに安全な場所で映像を集めていていいのか。日本での有事のとき、自分には何ができるのか」ということを真剣に考えました。また、イタリアボローニャ大学ではErasmus MundusというEUの留学制度を利用し、「これからは国家を超えたグローバルな時代がやって来る」と意気揚々としていましたが、昨今の新型コロナウイルスにより国境が封鎖され、嫌でも「国家」や「国民」を意識させられました。その中で上記紛争が起こったとき、21世紀になっても平和は訪れずむしろ悪化していることに憤慨しましたが、だったら自分が平和構築する人間になってやる、国際社会における国家とは何かを国際法をもとにみてみたいと思い、外務省専門職を受験しました。29歳という年齢や体力、現在置かれている状況などを鑑み、仕事を続けながら受験するなら予備校に通い、大学生よりも早く勉強を開始する必要があると思い、TAC・Wセミナーに2021年2月に入会しました。

TAC・Wセミナーを選んだ理由:最多の合格者輩出で情報が集まる

 必須科目である国際法や憲法、経済学はこれまで勉強したことがなかったので、自力では無理だと早々に判断し、最多の合格者輩出であるTAC・Wセミナーを選びました。新型コロナウイルスもあり、教室内外での受講者どうしの交流・会話はほとんどありませんでしたが、それでも通学で知り合った数人とは気の置けない間柄になって最後まで戦うことができました。

私の教養試験対策:自然科学を捨てないこと

 私は数的処理の面白さを全く感じず勉強する気もなかったので、そのほかの科目で点数を取ろうという戦略をとりました。もちろん数的処理はTAC・Wセミナーの授業を最後まで受講して捨てることはしませんでしたが、やはり嫌いだけあって点数には結びつきませんでした。
 反対に多くの受験生がやりがちな「自然科学で生物以外を捨てる」をやらず、私は自然科学をすべて最後までやりました。実際、公務員試験の自然科学は国家一般職レベルまでならば全く難しくありませんし、内容も数的処理よりもはるかに面白く、ちゃんと受講すれば確実な得点源になります。事実、本番の試験で自然科学は満点を取ることができました。予想通り数的処理は16問中7問しか取れませんでしたが、それでも最終的には40点中30点を取ることができ、成績開示で見ても68.72(受験者偏差値)と比較的高い点数を取ることができました。

私の選択科目対策:TAC・Wセミナーの経済学問題集は素晴らしい

 経済学の学習方法は、講義を受けて講義で配布されるレジュメでまず理解する。そしてTAC・Wセミナーの問題集で用語を確認したり似たような問題を解いたりする。さらに論文答練期では論文答練の復習をし、論文答練後にあるオプションの直前講習で経済学全体像を理解する。このように勉強していました。とくにおすすめはTAC・Wセミナーの経済学問題集です。この本は穴埋め式の用語確認から基礎問題、応用問題と大きく分けて3段階に分かれていて、重要な内容を分かりやすく段階的に網羅しています。私はこの本を始めたのが論文答練期とかなり遅かったですが、それでも試験前に「何が重要でどのように書かなければならないのか」ということを再確認できました。この問題集をしっかりできれば問題ないと思います。また、実際の試験では直前講習で扱った問題が出題されました。経済学はかなり基礎的な内容を聞かれるので、TAC・Wセミナーの講座をしっかりやれば外専の経済学は全く問題ないと思います。なお、成績開示による経済学の点数は63.51(受験者偏差値)でした。

最後に:外交官は憧れでなる職業ではない

 外務省専門職試験は勉強すれば突破できる1次試験だけでなく、2次試験の面接を突破しないと合格できません。そのため自己分析はもちろんのこと、外務省とは何か? 専門職とは何か? 国家公務員とは何か? 彼らは何を大切にやっているのか? 外務省はいまどのような人を欲しがっているのか? などについて「憧れ」を抜きにしてシビアに見る必要があります。一般的に外交官はかっこいいというイメージがありますが、私は全くそう思いません。本省では終電で帰れたら良い方という時期もあって激務で体調を崩す人もいたり、在外公館でも狭い人間関係によるトラブルがあったりするなどとTAC・Wセミナー出身の数々の先輩から聞いています。なぜこれほどまでにネガティブなことを書くかというと、実際の面接でこれらのことが聞かれるからです。国家公務員という要素、専門職という要素など様々な要素を踏まえたうえで「自分は外務省で働いていける。よく考え調べたうえで外務省を受験している。」とアピールできなければ面接で落とされますし、実際にほかの受験生の面接練習等を見て、そう思いました。TAC・Wセミナーではそのような情報を知ったり実際に先輩方にお話を聞いたりできる機会があるので、現実を知るという点でもTAC・Wセミナーはおすすめです。

公務員 外務専門職への第一歩はココからスタート!

資料請求

この講座のパンフレットを無料でお届けいたします。

無料でお送りします!

資料請求

無料講座説明会

まずは「知る」ことから始めましょう! 無料セミナーを毎月実施しています。

お気軽にご参加ください!

無料講座説明会

公務員 外務専門職講座のお申込み

申込み方法は4種類

申込み方法は4つ

TAC受付窓口/インターネット/郵送/大学生協等代理店よりお選びください。

申し込み方法をご紹介します!

詳細を見る

インターネットから申込む

インターネットで
すぐに申込む

インターネットで、スムーズ・簡単に申し込みいただけます。通信講座は、お申し込み後すぐにご受講可能!

スムーズ・簡単!

申し込む

電話やメールで、受講相談を受け付けています。

TACの受講相談で疑問や不安を解消して、資格取得の一歩を踏み出してみませんか?

TAC受講相談

>TAC受講相談