外交官(外務省専門)合格体験記
ぜひいろんな方に挑戦していただきたいです!
S. Yさん
DATA BANK
研修語 | ラオス語 |
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出身校 | 京都大学大学院 (在学中合格) |
合格年度 | 2022年度 |
選択科目 | 経済学 |
- 志望動機:得意分野を活かしつつ誰かのためになるようなことをしたい!
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他の方のようなきちんとした理由じゃなくて恥ずかしいのですが、大学院の研究生活から抜け出したいと思ったことが外務省専門職員採用試験を受験しようと思ったきっかけです。自分のピンポイントの興味関心を突きつめるだけでは人としてダメになってしまいそうな気がして、得意分野を活かしつつも誰かのためになるようなことをしたいと思い就職を考え始めました。もともと語学が好きで、学生時代を通してマイナーなものも含め様々な外国語の学習に取り組んできたこともあり、本採用試験の募集要項を見つけたときは「これだ!」と思いました。エントリーシートではじかれることなく、21~29歳の日本国民であればだれでも筆記試験が受けられること、そして筆記試験を通過すれば必ず最終面接まで進めることも、とくに輝かしい学生時代を送ったわけではない自分にとっては魅力的で、挑戦してみようという気持ちになりました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:圧倒的な合格者占有率!
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受験を決心したものの、その試験科目の特殊さに驚かされました。通常の公務員試験にある基礎能力試験の他に、国際法や憲法/経済学の論述試験まであります。高校まで理系だったので選択科目は経済学にするにしても、国際法も経済学もそれまで全く学習したことがありませんでした。また論述試験であれば独学で対策するのは難しいだろうと考えTAC・Wセミナーへの入会を決めました。圧倒的な合格者占有率が決め手でした。
- TAC・Wセミナーの良かった点:初学者でも安心のカリキュラム
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TAC・Wセミナーに入学したのが2021年の6月末。国際法も経済学も初学だったので、あと1年弱で1500字もの論述を時間内にできるようになるのか不安でしたが、複雑な内容を初心者にも手が付けられるレベルまで落とし込んで整理してあるTAC・Wセミナーの教材に助けられました。基本マスター講義→基本マスター演習→論文マスター講義→論文マスター演習→論文答練と、TAC・Wセミナーのカリキュラムに沿って学習を進めるうちに、自然と本番で答案を書く力が身についたと思います。もちろん1年学習しただけではまだまだわからないこともたくさんあります。ただ、外務省専門職の試験はこれから外務省職員として働いていく素質があるかを試すもの。外交官としてのスタートラインに立つためにTAC・Wセミナーのカリキュラムは最適だと思います。
- 学習のコツ:スマホアプリをフル活用
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私は地方在住なので講義は基本的にTAC WEB SCHOOLを活用してオンラインで見ていました。また、膨大な範囲を網羅しなければいけない基礎能力試験の講義はスマホにダウンロードして、家事をしながら、ご飯を食べながら、寝る前の時間、バイトへの通勤時間などに視聴しました。すきま時間を見つけて学習を進めることで、大学の授業や研究活動と受験勉強をなんとか両立させることができたと思います。知識系科目の講師のなにげない小話が、本番で選択肢をしぼるときのカギになったりしたので、ラジオ感覚で講義を繰り返し聴いてみるのもおすすめです。
- 受験生活を振り返って:すてきな仲間との出会いが待ってます
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TAC・Wセミナーの強みは将来同期になるかもしれない仲間たちと一緒に支え合いながら受験生生活を送れることです。2週間ごとに膨大な範囲の予想問題をこなさなければいけない日々が続いた答練期も、受験仲間たちに会えることを楽しみに乗り切ることができました。また、苦手意識のあった二次試験の面接・グループ討議対策も、TAC・Wセミナーの校舎に集まって仲間たちと一緒に取り組むことができたので、本来ならば辛く感じていたかもしれないことが楽しみな時間に変わっていきました。
- 最後に:向いてないかも…と思っているあなたへ
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私が外務省専門職試験を受験しようか迷っていたときに一番気にしていたことは、「自分には向いていないのではないか」ということでした。外交官は明るくて社交的な人がなる職業というイメージがあったからです。大学でTAC・Wセミナーの説明会があったときにも「外務専門職なんですけど…」と言うと、「外専ですか!?」と担当の方に驚かれてしまって、やっぱり自分みたいな内気な人間には向かない世界なのかなと思いました。でも、実際にTAC・Wセミナーに入って受験生仲間と知り合って思ったのは、みんなそれぞれに個性的で、自分がそれまで勝手に抱いていた外交官像におさまりきらない魅力・人間味にあふれた人たちばかりだということでした。それを知ってからは「向いてないかも」という悩みは吹き飛んでしまいました。苦手なこともたくさんあるけれど、それと上手く付き合いながら、オンリーワンの外交官を目指していけばいいということに気づかされました。
この合格体験記を読んでいるみなさんの中にも、「外交官に向いていないかも」と心配している方がいらっしゃるかもしれません。私はそんな人にこそ外務省専門職試験の受験に挑戦してみてほしいと思います。最初から完璧な外交官はいません。みんな努力を重ねながらそれぞれ自分なりの外交官になっていくのです。受験生活や仲間たちとの出会いを通して、いつかそのことを実感できる日が来ると思います。ぜひ、ほんの少しの勇気をもって、最初の一歩を踏み出してみてください。