外交官(外務省専門)合格体験記
フランス語圏のスペシャリストに!
Y.Kさん
DATA BANK
研修語 | フランス語 |
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出身校 | 青山学院大学 文学部 (在学中合格) |
合格年度 | 2021年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 受験動機:好きなこと・関心があることを仕事にする
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もともと外国語を学ぶことがとても好きで、将来は外国語を使った仕事がしたいと考えていました。そのような中、大学で移民情勢やテロ事件について学んだことや、国際紛争に関する書籍を読んだことをきっかけに、国家間の格差や軋轢といった国際的な諸課題に対して何らかの形で働きかけができる組織で働きたいと考えるようになり、外務省を意識するようになりました。中でも、特定の言語や地域に対する専門性を身に付けることができる外務省専門職に惹かれ、受験を決めました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:実績やサポート体制
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合格実績の高さや充実したサポート体制に魅力を感じ、入会しました。実際に入学してみると、筆記試験対策から面接対策まで手厚い指導を受けることができ、安心して学習を進めることができました。特に、毎月担任講師である井能講師のカウンセリングを受けることができる点や、合格者アドバイザーに悩みを相談することができる点はTACの大きな強みではないかと思います。外務省専門職員試験に本気で合格したいという方は、TACに入学することをおすすめします。
- 外国語試験対策:外国語は地道にコツコツ
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私は長期の留学経験が無かったので、英語の試験が大きな不安の種の一つでした。ですので、講師が「外国語試験は結局のところ語彙力で差が出る」と仰っていたのを聞いてから、毎日コツコツ単語帳を進め、忙しい時期でも必ず単語帳を持ち歩いて電車で眺めるようにしました。直前期は、外交青書の日本語版を読んで重要そうな専門用語をピックアップし、英語版でその訳文を確認して自作の単語帳に書き溜めていました。英語面接も不安で仕方なかったのですが、事前にテーマとなりそうなトピックを調べて自分の意見を英語にしてみるという練習を続けていたら、本番ではスムーズに受け答えができました。正攻法ではないかもしれませんが、どんな質問にも使える表現(「賛否両論ある」・「時と場合による」など)を用意しておくのも手だと思います。
- 基礎能力試験対策:基礎能力は早めの対策が重要
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基礎能力試験対策はつい後回しにしてしまいがちですが、早い段階からきちんと学習を進めておくべきだと思います。私も基礎能力試験対策を後回しにしてしまっていたので、答練期に差し掛かる大切な時期にかなりの時間を基礎能力試験対策に割かなくてはいけなくなってしまいました。慣れるのに時間がかかる数的処理はもちろんですが、人文科学や社会科学といった知識系科目も早めにコツコツ進めておくと、後になってとても楽になると思います。また、直前期は繰り返し過去問演習をして問題の傾向に慣れておくことをおすすめします。
- 失敗エピソード:2回目の個人面接で頭が真っ白に
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2次試験の際、1回目の個人面接と集団討議を無事に終えることができたことで、完全に気を抜いて2回目の個人面接に挑んだところ、全く予想をしていなかった質問があり、意味不明な受け答えをしてしまいました。また、その質問以降頭が真っ白になり、全く手応えのないまま2回目の個人面接を終えることになりました。試験ではいつイレギュラーな事態が起きるかわからないので、最後の最後まで気を抜かないようにするべきだったと反省しました。
- 最後に:自分を成長させられる試験
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外務省専門職員試験はハードな試験ではありますが、受験を通じて大きく成長できる試験だと思います。私は、国際法・憲法どちらも初学だったうえに長期の留学経験も無かったため、全ての科目において他の受講生と比べて遅れを取っており、自分なんかが受験しても箸にも棒にも掛からないのではないかと常に不安でした。ですが、受講期間を通じてこれまで触れることのなかった分野について学んだり、他の受講生とアドバイスし合ったりしたことで、受験前よりも様々な面で成長できたと感じます。そのため、試験終了直後には純粋に結果がどうであれ受験を決めて良かったな、と思うことができました。もし、自信が無くて受験をためらっている方がいるのであれば、この挑戦はきっと今後の糧になるから是非挑戦してみてほしい!とお伝えしたいです。