外交官(外務省専門)合格体験記
夢に向かって、信念を貫く
O.Aさん
DATA BANK
研修語 | 朝鮮語 |
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出身校 | 早稲田大学 国際教養学部 (在学中合格) |
コース | セレクト憲法本科生 |
選択科目 | 憲法 |
- 志望理由
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小・中学生の頃から国のために働きたい、世界で働きたいという思いから、漠然と外交官という職業に憧れを抱いていました。しかし、それは単なる憧れであり、実際に外務省を目指すようになったのは、大学時代の留学経験がきっかけでした。
米国留学中に日本を客観視することで、日本の魅力や他国からの評価の高さを改めて実感し、日本人であることに誇りを感じました。そして、その誇りを将来の世代も享受できるよう、日本の代表として外交の一端を担いたいと思いました。また、韓国・中国に留学した時に、東アジア諸国との歴史認識の差を目の当たりにした一方で、その歴史問題を超えた未来志向の協力関係の必要性を実感しました。そこで、東アジアの専門家として、日本と東アジア諸国との信頼関係を強化させつつ、地域の発展に貢献したいと強く思い、外務省専門職を志望しました。
- 私の勉強法
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私は試験勉強を本格的に始めたのが1月中旬だったため、この勉強法はスロースターター向きです。今から始めても間に合わないのではないかと不安に思っているそこのあなた!ぜひ参考にしてみてください。
【国際法】
(答練期)答練の範囲に合わせて基本マスターと論文マスターを受講しました。答練は論文マスターの中で井能先生が答案化するようと言ったところからほぼ出るので、まずその答案化したものを完璧にします。答案化しなかったものに関しても自分で流れが言える程度にはします。
(ゼミ期)ゼミの範囲に合わせて、基本マスターと論文マスターを復習しました。基本マスターのサイトマップを使って全体を把握しつつ、論文マスターで論文の構成をインプットしながら深めていきます。ゼミでは、先生が本試験に出そうだと思うところを中心に進めてくださるので、そこを重点的に復習しました。
(直前期)答練と総合模試に出た答案を繰り返し書いて覚えました。直前期に覚えていないところが出てくると焦るので、とりあえず答練・総合模試の答案だけは全て完璧にして、ここからなら何が聞かれても書ける!という状態にしました。実際、外務省専門職の外専受験生のほとんどがTAC・Wセミナー生なので、井能先生が出ると言った分野はみんなできるし、出ないと言ったところはみんなできないのです。そのため、他のTAC生に差をつけられないように先生が出ると言った範囲は完璧にして、それ以外は出来なくても仕方がないと割り切りました。
- 分からないところは質問する
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私は通信生だったので、授業後に質問にいくということができなかったので、TAC・Wセミナーウェブサイト内のメール機能を利用したり、先生に直接質問しに行ったりしました。先生方はとても丁寧に分かりやすく教えてくださるので、積極的に質問することをお勧めします。
また、私には一緒に外務省専門職外専試験の勉強をする友達がいたので、お互いに分からないところは質問し合いました。質問したりされたりすることで、理解がより深まるので、一緒に勉強する友達がいたことにとても感謝しています。
- 最後まで諦めない
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大学受験で後悔していることがあります。それは、途中で諦めてしまったことです。受験1日目の科目を友達と答え合わせをして間違えを発見し、もう無理だと諦めの気持ちで2二日目を臨んでしまったのです。蓋を開けてみると1日目の科目は悪くなく、2二日目の科目が敗因でした。ここから言えることは、①結果が出るまで試験の出来は分からない、②気持ちで負けていたら落ちる、ということです。この失敗経験から、今回の外務省専門職試験外専受験では強い気持ちを持って最後まで諦めないことをモットーに臨みました。1一次試験で基礎能力が全然できなくても、次の科目に引きずらないように、気持ちを切り替えて最後の英語試験に臨みました。また、2二次試験で1回目の面接が盛り上がりに欠けたと思い落ち込んでいましたが、実際の結果はくよくよ悩んでいても分からないため、切り替えて集団討議と最終面接に備えました。この最後まで諦めず全力を出しきる姿勢が功を奏し、最終合格に至ったのだと思います。みなさんも外交官になるという夢のために、最後まで諦めないで全力で戦い抜いてください!