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応用情報技術者試験の勉強時間はどのくらい必要?試験対策の5つのポイントを解説

応用情報技術者試験の勉強時間はどのくらい必要?

応用情報技術者試験とはIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する国家試験のひとつで、基本情報技術者試験の上位試験に位置づけられています。

この記事では、応用情報技術者試験の基礎知識や勉強時間の目安などを解説します。試験対策のポイントやおすすめの勉強方法もご紹介しますので、資格取得を目指す方はしっかりとチェックしましょう。

応用情報技術者試験の基本データ

応用情報技術者試験の基本データ

はじめに、応用情報技術者試験(AP)の基本データから解説します。応用情報技術者試験とはIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する国家試験のひとつで、ITエンジニアを目指す人などが受験する試験です。

基本情報技術者試験の上位試験に位置づけられており、「数年程度の経験があるプログラマやシステムエンジニア」を受験者の主なターゲットにしています。

応用情報技術者試験は、もともと2000年ごろまでは「第一種情報処理技術者試験」として、その後は「ソフトウェア開発技術者試験」として知られていました。春期(4月)と秋期(10月)に試験を実施しており、特別な受験者制限はないため実務経験のない学生でもチャレンジできます。

日本の企業では、社員に国家資格やベンダー資格取得を奨励しているケースが多くあります。なかでもIT企業においては応用情報技術者試験を対象にしている企業が多く、大勢の方が資格取得を目指している試験です。

午前試験(150分)

応用情報技術者試験には午前試験と午後試験があります。それぞれで試験の出題傾向が変わるため、午前試験と午後試験とで異なる対策が必要です。

午前試験も午後試験も、100点満点中60点以上が取れるかどうかが合否を決めます。午前問題は150分かけて全80問の4択問題をマーク式で解答する試験です。おおよそ全80問中50問ほど正解すれば合格できるといわれています。

午前問題は過去問と同じような問題が半数近くあり、それ以外でも類似したものが多いため、良く出やすい問題をしっかりとチェックすることが重要です。

午後試験(150分)

一方、午後試験は記述式で出題されます。午後試験の出題範囲は以下のとおりです。

・経営戦略
・情報戦略
・戦略立案・コンサルティング技法
・システムアーキテクチャ
・ネットワーク
・データベース
・組込みシステム開発
・情報システム開発
・プログラミング(アルゴリズム)
・情報セキュリティ
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査

午後試験で出題される問題数は11問あるものの、これらのうち解答するのは必須問題1問と選択問題4問の計5問のみです。勉強時間をさほどかけずに早期合格したい場合には、必須解答問題である「情報セキュリティ」と得意分野の科目4問と予備科目1~2問ほどに絞って対策すると良いでしょう。

応用情報技術者試験の勉強時間の目安は?

応用情報技術者試験の勉強時間の目安は?

応用情報技術者試験にチャレンジしたいと考えている方は、どれほどの勉強時間で合格できるのかが気になるものです。勉強時間の目安は独学の場合で200~500時間ほど、受験指導校の場合で200~300時間ほどだといわれています。

ただし、必要となる学習時間は受験者が既に持っているIT関連知識や従事したことのある業務内容などによって大きく左右されるため、あくまでも目安としてご参考にしてください。

それでは、独学の場合と受験指導校の場合の勉強時間の目安をチェックしていきましょう。

独学の場合:200~500時間

応用情報技術者試験は難易度がやや高めの試験ですが、ポイントを押さえた正しい対策ができるならば独学での合格も可能です。独学での合格を目指す場合には、勉強時間の目安は200~500時間ほどだといわれています。

応用情報技術者試験対策のポイントについての詳細は後述するため、しっかりと確認しましょう。

受験指導校の場合:200~300時間

受験指導校を活用した場合には、勉強時間の目安は200~300時間ほどです。勉強時間の目安のなかには、受験指導校(例:資格の学校TAC)での講義時間も含みます。TACを活用した際に含まれる講義時間は、最長コースを受講した場合で135時間程度です。

このように、受験指導校を活用すれば独学の場合よりも短い勉強時間で必要な知識が効率よく備わります。

応用情報技術者試験対策の5つのポイント

応用情報技術者試験対策の5つのポイント

日本の企業では、社内での昇格要件に試験合格を設けていたり、管理職への昇格審査の際に加点されたりなど、試験合格によるさまざまなメリットがあるものです。応用情報技術者試験の合格者は、プロジェクトリーダーなど業務レベルや職位が高い仕事が任される傾向にあります。

応用情報技術者試験に合格するために押さえておくべき5つのポイントは、以下のとおりです。

・必要以上に学習範囲を広げすぎない
・勉強スケジュールを決めておく
・時間を決めて勉強する
・適度な休息で集中を持続させる
・疑問点を残さない

試験対策のそれぞれのポイントについて、詳しくチェックしていきましょう。

1.必要以上に学習範囲を広げすぎない

先述のとおり、応用情報技術者試験の合格ラインは午前試験と午後試験どちらも60%です。出題範囲は広いもののすべてに正解する必要はないため、学習範囲を必要以上に広げすぎずに勉強しましょう。

午前試験は過去問を中心に学習したり、午後試験は得意分野をのばしたりすることがおすすめです。

2.勉強スケジュールを決めておく

勉強スケジュールを決めておくことも、応用情報技術者試験の対策のポイントのひとつです。たくさんの勉強時間が必要なため、受験する試験を4月と10月のどちらのタイミングにするのかを決めて学習計画に沿って勉強を進めていきましょう。

3.時間を決めて勉強する

時間を決めて勉強することもおすすめです。とくに早朝の時間帯や就寝前などは集中しやすいといわれています。

通勤や通学中といった隙間時間でも、細かな単語を暗記するための勉強に充てるなどすると良いでしょう。

4.適度な休息で集中を持続させる

効率的に勉強を進めるためには、適度な休息を入れて集中を持続させるようにすることもおすすめです。休憩なしで続けていると疲労やストレスがたまってしまって理解力が落ちてしまうため、効率の良い勉強ができるように適度な休息を入れるよう心がけましょう。

5.疑問点を残さない

応用情報技術者試験の対策に限らず、勉強をする際には疑問点を残さないことが重要です。疑問点が残っていると、勉強していても知識を自分のものにできずに、つまずいてしまいかねません。自分のわからないことを理解して疑問点を潰していくようにしましょう。

応用情報技術者試験のおすすめ勉強方法

応用情報技術者試験のおすすめ勉強方法

応用情報技術者試験のおすすめ勉強方法は、以下のとおりです。

・テキストや参考書を活用する
・過去問を繰り返し解く
・受験指導校を活用する

それぞれチェックしていきましょう。

テキストや参考書を活用する

応用情報技術者試験の勉強をする際は、テキストや参考書を活用することがおすすめです。テキストや参考書は出題傾向を踏まえた内容が書かれているため、うまく活用して合格に近づきましょう。

選択するテキストや参考書も重要です。あまりにたくさんの参考書を使うよりも、「わかりやすい」と感じるものを選んで使うと良いでしょう。

過去問を繰り返し解く

過去問を繰り返し解くこともおすすめの勉強方法のひとつです。午前試験はとくに過去問と同じような内容を出題されることが多いため、繰り返し過去問を解く勉強方法をおすすめします。

受験指導校を活用する

効率的に応用情報技術者試験に合格するためには、受験指導校を活用すると良いでしょう。TACでは、応用情報技術者試験対策に長年携わっている講師陣から「試験攻略のポイント」を押さえた講義が受けられます。

短期間での合格が可能となるカリキュラムや長年のノウハウが詰まった教材を活用して、戦略的に応用情報技術者試験を攻略しましょう。

効率的に勉強時間を捻出しよう

効率的に勉強時間を捻出しよう

勉強時間の目安は独学の場合で200~500時間ほど、受験指導校の場合で200~300時間ほどだといわれています。

ただし、必要となる学習時間は受験者が既に持っているIT関連知識や従事したことのある業務内容などによって大きく左右されるものです。あくまでも目安としてご参考にしてください。

応用情報技術者試験の合格ラインは午前試験と午後試験どちらも60%です。出題範囲は広いものの、すべてに正解する必要はないため、学習範囲を必要以上に広げることなく的を絞って勉強すると、少ない勉強時間で合格しやすくなります。

さらに、受験指導校を活用すれば独学の場合よりも短い勉強時間で必要な知識が備わります。ぜひTACを活用して、効率的な応用情報技術者試験対策を行いましょう。

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