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応用情報技術者試験の合格率は20%!?難易度が高い理由や対策のポイントを解説

応用情報技術者試験の合格率について詳しく解説!

応用情報技術者試験は難易度が高めだといわれていますが、合格率はどれほどなのでしょうか。この記事では、応用情報技術者試験の例年の合格率や近年の推移などを解説します。難易度が高い理由や合格するためのポイントも紹介しますので、資格取得を目指す方はしっかりとチェックしましょう。

応用情報技術者試験の合格率は20%前後

応用情報技術者試験の合格率は20%前後

日本の企業では、社員に国家資格やベンダー資格取得を奨励しているケースが多いです。とくにIT企業では応用情報技術者試験などの情報処理技術者に対する試験を奨励していることが多く、昇格要件になっていたり、昇格審査の際の加点が付いたりします。

ITエンジニアでなくても活かせるようなマネジメントや経営戦略に関する知識まで含めた資格であることもあり、毎年多くの方々が受験する試験です。

応用情報技術者試験の合格率は受験する時期によって多少異なるものの、例年およそ20%前後で推移しています。応用情報技術者試験の合格率について、詳しくチェックしていきましょう。

合格率の推移

近年における応用情報技術者試験の合格率の推移は、以下のとおりです。

・2022年度秋期 26.2%
・2022年度春期 24.3%
・2021年度秋期 23.0%
・2021年度春期 24.0%
・2020年度秋期 23.5%
・2020年度春期 ー
・2019年度秋期 23.0%
・2019年度春期 21.5%
・2018年度秋期 23.4%
・2018年度春期 22.7%

このように、近年実施された応用情報技術者試験の合格率は20%を少し超える値での推移となっています。

受験者数と合格者数の推移

近年における応用情報技術者試験の受験者数と合格者数の推移は、以下のとおりです。

受験者数 合格者数
2022年度秋期 36,329名 9,516名
2022年度春期 32,189名 7,827名
2021年度秋期 33,513名 7,719名
2021年度春期 26,185名 6,287名
2020年度秋期 29,024名 6,807名
2020年度春期
2019年度秋期 32,845名 7,555名
2019年度春期 30,710名 6,605名

応用情報技術者試験の難易度が高い理由

応用情報技術者試験の難易度が高い理由

このように、応用情報技術者試験は合格率が低く、難易度が高いといわれている試験です。応用情報技術者試験は経済産業省認定の国家試験である情報処理技術者試験のなかのひとつで、基本情報技術者試験の上位試験に当たります。

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施している国家試験には難易度に応じたスキルレベルが設定されており、応用情報技術者試験はレベル3に相当する高度なIT人材を認定するための資格です。

それでは、応用情報技術者試験の難易度が高い理由についてチェックしていきましょう。

出題範囲の幅が広い

応用情報技術者試験はさまざまな問題が出題されるため、広範囲の知識が問われる試験です。実務経験者による受験を想定した内容になっていることもあって、とくにIT関係の仕事の経験がない方にとっては難易度が高いといえます。

応用情報技術者試験では、IT関連だけではなくマネジメントや経営戦略についても出題されます。それもあってか、応用情報技術者試験の合格者はプロジェクトリーダーを担うなど業務レベルや職位が高い傾向にあるため、合格後はさまざまな活躍が期待できるでしょう。

午後試験が記述式となるため読解力が求められる

応用情報技術者試験の午後試験が記述式となることも、難易度が高い理由のひとつです。

実際、応用情報技術者試験のひとつ下のレベルの試験である基本情報技術者も出題範囲自体はそれほど変わらないといわれています。しかし、応用情報技術者試験の午後試験では長文の記述式問題を解くため、問題に対するさらなる深い理解度とアウトプットできる能力が必要とされ、難易度が高まっているのです。

独学で応用情報技術者試験の合格を目指すのは簡単ではない

独学で応用情報技術者試験の合格を目指すのは簡単ではない

先述のとおり、応用情報技術者試験の合格率は例年で20%前後です。2022年度春期試験では24.3%、2022年度秋期試験では26.2%の合格率でした。

このように、応用情報技術者試験はただでさえ難易度が高くて合格率が低い試験です。そのため独学で合格を目指す場合には、より合格が難しくなるといえるでしょう。

ここからは、独学で応用情報技術者試験の合格を目指す場合の勉強時間の目安や、合格点などの試験に関する基礎データを解説します。

目安として500時間の勉強時間が必要

IT関連の資格をもっていない方が独学で応用情報技術者試験の合格を目指す場合には、必要とされる勉強時間の目安が500時間ほどだといわれています。TACなどの受験指導校を活用した場合には、勉強時間の目安は200~300時間程度です。

このように、TACなどの受験指導校を活用したほうが独学の場合よりも短い勉強時間で必要な知識が備わります。ちなみに、学習前から持っているIT関連知識や従事したことのある業務内容によって勉強時間は大きく左右されるため、あくまでも目安として参考にしてください。

合格点は満点の60%

応用情報技術者試験には午前試験と午後試験の2つがあり、試験の合格点は満点の60%です。午前試験と午後試験両方とも60%以上の得点を獲得する必要があるため、それぞれの試験の特徴に合わせた対策をするべきでしょう。試験内容の傾向が変わることに注意して、どちらの試験でも十分な得点が取れるように学習してください。

偏差値は61~65程度

応用情報技術者試験の偏差値は61~65ほど、基本情報技術者試験の偏差値は49ほどだといわれています。応用情報技術者試験の偏差値と同程度の資格には、社会保険労務士や通訳案内士などがあります。

応用情報技術者試験に合格するためには

応用情報技術者試験に合格するためには

応用情報技術者試験に合格するためには、以下のポイントを押さえて学習するのがおすすめです。

・過去問で傾向を掴む
・午後試験対策をしっかりとしておく
・受験指導校を活用する

それぞれのポイントを詳しくチェックしていきましょう。

過去問で傾向を掴む

先述のとおり、応用情報技術者試験の出題範囲は幅広いです。そのため、過去問で試験の傾向を掴んでおき、効率的に勉強することをおすすめします。

とくに午前試験は過去問をたくさん解いておくことで、たくさんの問題に解答できるようになるほど、関連した問題が多いといわれています。試験の予行としてだけではなく、テキストのどの部分を覚えればいいのかを判断するためにも活用しましょう。

午後試験対策をしっかりとしておく

先述のとおり、応用情報技術者試験の午後試験は長文の記述式問題です。そのため、問題に対する深い理解度と長文読解力、アウトプットできる能力が必要とされます。

情報のインプットだけではなくしっかりとアウトプットできるようになることなど、午後試験のための事前の対策が必要です。また、午後試験は「情報セキュリティ」の必須問題以外の4科目が選択問題であるため、得意な科目を伸ばすと良いでしょう。

受験指導校を活用する

応用情報技術者試験に合格するには、受験指導校を上手に活用することをおすすめします。TACなどの受験指導校ではたくさんの方を合格に導いている長年のノウハウがあるため、独学で学ぶよりも効率的に学習が可能です。うまく活用して、努力したことを合格につなげましょう。

合格率を把握して試験に臨もう

合格率を把握して試験に臨もう

応用情報技術者試験の合格率は受験する時期によって多少異なるものの、だいたい例年20%前後で推移しています。2022年度春期試験では24.3%、2022年度秋期試験では26.2%の合格率でした。

応用情報技術者試験はただでさえ難易度が高くて合格率が低い試験です。そのため、独学で応用情報技術者試験の合格を目指すことは容易ではありません。

応用情報技術者試験に合格するためには、以下のポイントを押さえて学習するのがおすすめです。

・過去問で傾向を掴む
・午後試験対策をしっかりとしておく

さらに、受験指導校を活用すれば独学の場合よりも短い勉強時間で必要な知識が備わります。ぜひTACを活用して、効率的な応用情報技術者試験対策を行いましょう。

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