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常藤 加菜さん 東京農工大学大学院 生物システム応用科学府生物機能システム専攻 博士課程 修了
DATA BANK
父がTACで公認会計士を取っていたため、「資格勉強=TAC」のイメージがあり、特に比較検討することもなく、迷いなくTACの弁理士講座を取りました。実際通ってみて、小松先生や松宮先生など、素晴らしい先生方に教わることができ、また小松先生や松宮先生の教えは自分の特性に合っていたこともあり、TACを選んでよかったと思っています。
逐条テキストの解説講義と平行して短答の答練が行われたこと、および逐条テキストの解説講義が終わってすぐの12月に論文講座が始まったことがとてもよかったです。 条文の知識を詰め込みながら短答試験を見据えて知識を整理できたため、早い段階から短答試験に向けた勉強方法を自分の中で確立できました。 また、12月の段階で論文試験の勉強に着手し始めることができたことで、短答試験直後にスムーズに論文試験の勉強に移行できました。このカリキュラムのおかげで、短答試験、論文試験を同年に合格することができたと思います。
短答試験から口述試験まで必要な知識がすべて盛り込まれており、最初から最後までこのテキストのみで走りぬけることができたという点で、逐条編のテキストがとてもよかったです。一つのテキストを約半年かけて繰返し読み込んだことで、知識の定着が早かったと思います。また、繰返し同じテキストを読み返していたおかげで「画像記憶」のような形での記憶もすることができました。 松宮ゼミでは論文の過去問を傾向ごとにまとめた資料をいただきました。自身の課題を松宮先生に相談して、その課題にあわせて、その資料から優先して着手すべき過去問を松宮先生に指定していただきました。自身の課題に対してピンポイントに関連する過去問を解くことで課題の克服のヒントを得られたため、とてもよかったです。
小松先生の授業では、条文の要件を色分けして視覚的に理解しつつ、重要な部分を強調していただくことで効率的に条文への理解を進めることができました。 また、授業後には大変丁寧かつ親身に条文の疑問点や勉強の進め方について質問を受けていただきました。 小松先生は、毎授業で様々な切り口から受講生を鼓舞するお話をしてくださいます。小松先生のお話で毎週やる気を更新しながら、1年間受験勉強を意欲的に続けることができました。特に、「勝ってから斬る」のお話は自分の勉強の進め方に大きく影響したと思います。本試に臨む時点で試験に勝っている状態で臨めるよう、と勉強を進められたことは、振り返ればとても肝要なことだったなと感じます。 短答試験後に参加させていただいた松宮先生のゼミでは、短期集中で論文の勉強に打ち込むことができました。 個人の課題にあわせて様々な切り口から宿題を与えていただき、短答試験後の短期間で論文の書き方を大きく改善することができました。また、論文試験後も口述試験まで親身に伴走してくださり、大変心強かったです。 ゼミメンバーの方の勢いに圧倒されたことも良い刺激になりました。
常にポジティブなモチベーションとネガティブなモチベーションを意識していました。ポジティブなモチベーションは、弁理士になることができればこういう仕事ができるようになる、これくらいの収入が上がりうる、等です。 一方、ネガティブなモチベーションは、不合格となって一年試験勉強が長引けば周りの人に迷惑がかかってしまうかもしれない、次の自分のやりたいことに進めない、等です。 だらけてしまいそうなときはネガティブなモチベーションを思い浮かべ、もう少しやる気がほしいときはポジティブなモチベーションを思い浮かべていました。
【短答編】 2022年の10月頃から2023年の年始にかけて、自分が短答試験で合格点を取るためにどのような勉強をすることが効率的か、短答答練を指標に試行錯誤しました。自分にとっては、とにかく逐条編テキストで条文とその解説を読み込むこと7割、過去問をやりこむこと3割での勉強が合っていたことがわかったので、短答試験の直前期はこれを繰り返していました。 条文を読むときには、他の条との関係を意識しつつ、読み込みました。条文を読むことは慣れるとマンネリになりがちですが、自分の中で「この条文について短答の枝が作られるとしたらこういうものかな?答えはこうなるかな?」と考えることで条文を読む毎に理解が深まるよう意識していました。 【論文編】 いわゆる「論文の型」を習得することにとても苦労しました。模範答案は時に玄人向けで、「なぜこれを書いてあれを答案に書かないのか」と悩むことがありました。私の場合は、論文試験を各科目について出願段階/中間段階/権利化後のように分けて項目を列挙して自分で整理しました。このような整理を一度自分でしたことにより、「フルバージョンで書くならこれだけ答案に書くことはこれだけある」と意識した上で模範答案を見ることができ、結果、「模範答案はこういう優先度で書かれているのだ」と認識することができました。「何を優先的に書いて、何を後回しにしてよいか」という観点での理解は自分が答案構成をするときにとても役に立ちました。 また、答案の見た目や読みやすさについても講師の先生方のフィードバックや答案の添削結果を反映して改善することができました。問題文に対する自分の理解をきちんと他者がわかる形に表現できることは論文試験における難所の一つでしたが、TACの講座のおかげでなんとか形になったと思います。 【本試験直前編】 直前期はとにかく自分のいわゆる凡ミスをいかに減らせるか、いかに減らすルーティンを作れるか、を意識していました。 短答試験の直前期は、条文の読込みはもちろんのこと、各枝に対する直観力のようなものが研ぎ澄まされるよう意識して過去問や答練を解きました。「直観力」を言葉にするのは自分でも難しいですが、「枝の問題文と条文との乖離度」や「問題文の聞き慣れ無さ」に対する感度のようなものかなと今では思います。間違っている枝に対して違和感を持てることで、短答試験の正答率が少しでも上がれば、と思っていました。 論文試験の直前期は、例えば自分が落としやすい項目を落とさないよう、問題文における示唆を答案構成に反映し忘れないよう、試験を解くルーティン的なものを常にブラッシュアップすることを意識していました。
日々仕事に取り組みながら、またご家族との時間を取りながら、弁理士試験を受けることは本当に大変なことかと思います。私自身は職場の支援もあり、また、一人暮らしだったこともあり、その点は恵まれていましたが、日々の時間の多くを投じなくてはいけない大変な試験だと感じました。とはいえ、少なくとも一年以上の期間を投じる長期戦の試験ですので、無理をしすぎないことも必要かと思います。 いかにコンスタントに勉強を続け、適切な勉強に取り組むか、が重要になりますが、悩んだときにはTACの先生方がサポートしてくださると思います。是非TACを上手く活用しながら合格をつかみ取ってください。
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