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山田 千香子さん(28歳) 神戸大学大学院工学研究科応用化学専攻 修了
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私は、2019年の夏から弁理士試験の勉強を始めました。そして2021年の春、最終合格することができました。試験勉強を始めた時点では、知財業界で働き始めたばかりで法律の知識は殆どありませんでした。弁理士試験の勉強を始めた理由としては、知財検定の勉強を通じて法律に興味を持ったことが第一のきっかけです。弁理士という資格については、知財業界に入るまでほとんど知りませんでした。しかし、転職してから知財検定2級の勉強を通じて条文集を手に取る機会があり、法律についてもっと勉強してみたいと思いました。弁理士試験について調べてみるととても難しい試験だということがわかりましたが、知財の仕事をずっと続けていきたいという思いも芽生えていたので、挑戦することにしました。 また、私は受験を本格的に考え始めたのが夏頃でした。弁理士試験の講座は通常春頃から始まるため、切りの良い次の年の春から勉強を始める選択肢もありました。しかし、弁理士試験の勉強は時間がかかるためなるべく早く始めた方がいいこと、将来子どもを持ちたい思いもあったので自分のやりたいことに打ち込めるうちにやりたいと思ったこと、といった理由からその年の夏から勉強を始めることにしました。
私は、講座の途中から受験勉強を始めたので、さまざまな先生の講義を受けることになりました。色々な先生の講義を受けると、先生によって考え方が異なるため、混乱の原因となり好ましくないという意見もありますが、私はそのようには感じませんでした。TACとしての考え方や方針が一貫していたからと思います。 短答対策の講義で良かったことは、体系編で概要を掴んだ後、逐条編で条文一つ一つを見ていくというカリキュラムです。弁理士試験では、一つ一つのテーマを深くやっていくというよりも、わからないところがあっても次に進み、学習を繰り返しながらそれぞれのテーマに対する知識を深めていくというやり方が効率が良いと思います。TACのカリキュラムはこれにかなったものでした。また、講義の数が多すぎず、夏から始めた私でも、秋には通学講座に追いつくことができましたし、復習に時間を当てることもできました。 論文対策の講義は、インプット講義が5回と最小限で、答練を通じて実戦で学んでいけた点が良かったです。論文試験はアウトプットを通じて学んでいくのが効率的だからです。さらに答練後の解説講義では、問題を見て一から答案構成を行うという本試験に必要な力を身につけることができました。例えば、近年の論文試験では「1行問題」と呼ばれる法律の理解を問う抽象的な問題が出題されます。講義では、「試験で1行問題が出題されたときにどこから考えていくか」という観点から答案構成の方法を教えてもらいました。1行問題はとっかかりが難しいですが、この指導のおかげで抵抗が柔らぎました。家で過去問を解いていると、わからない問題を「模範解答」から考えてしまっていたと思うので、問題を見て一から答案構成を行うという本試験に必要な力が講義により身についたと思います。さらに、TACは答案の返却が早く、解いたことを忘れないうちに復習できた点や、反省をすぐに次の答練に活かすことができた点も良かったです。 口述対策としては、口述重要論点整理と口述模試を受講しました。論点整理では、口述試験の概要だけでなく、テクニックも教えてもらえた点が良かったです。また、口述模試では、予想問題集が配付されましたが、予想問題集の内容が口述試験で的中しスムーズに答えることができたので、受けて良かったと思います。
モチベーションの維持の方法として、私はSNSを活用していました。具体的には、日々の勉強時間を記録できるアプリを使用していました。勉強しない日にはアプリ内のカレンダーに印がつかないため、毎日カレンダーに印をつけることをモチベーションとして頑張っていました。また、平日2時間、休日は土日合わせて10時間勉強することが、合格するために必要な勉強時間であると聞いていたので、日々達成できるようアプリで管理をしていました。さらに、モチベーションが下がった時は、インスタグラムで同じように勉強を頑張っている方々の投稿を見たり、受験生のためにいい言葉を集めて投稿しているアカウントを眺めたりしていました。 また、小松先生のご指導の一つですが、直前期以外は週に半日は休むことを心がけていました。弁理士試験は長丁場の試験なので、勉強だけやっていると疲れてしまいます。法律の勉強は、1日で10時間勉強して4日間休むよりも、1日2時間の勉強を5日間続けて合計10時間勉強する方が効果があると思います。そのため、継続して学習に取り組めるよう、オフも積極的に取り入れるようにしました。
基本的には、カリキュラムに沿ってその週の講義の復習を行っていました。講義で先生方に指南いただいた方法で勉強を進めたため、特にオリジナルな勉強法はありません。強いてあげるとすれば、「情報の一元化」と「間違いノート」がオリジナル勉強法かと思います。 「情報の一元化」は、短答模試の結果が振るわず落ち込んでいたときに、質問メールで教えていただいた勉強法です。具体的には、短答模試や答練で間違えた問題で問われた要件や効果を、四法対照条文集に書き込むという方法です。それまで脳にバラバラにしまわれていた情報を整理するのに有効で、成績アップに繋がりました。 「間違いノート」は、コロナで弁理士試験が延期になってから短答対策として始めました。延期後は答練や講義がない時期が続き、時間ができたためです。具体的には、答練や過去問で間違えた枝・自信を持って答えられなかった枝をコピーしてノートに貼り、解説と間違えた理由(~を覚えていなかった、問題を読み間違えた等)を自分なりにまとめて書いていきました。このノートを定期的に見返すことで、足りない知識を埋めていきました。間違いノートの作成を通じて、自分が同じような問題を繰り返し間違えていることや、特許庁が同じ条文について言葉を変えて出題していることに気がつきました。過去問10年分を解いて間違いノートの作成に取り組みましたが、次第に間違いノートに貼る問題が減っていき、自信を持って本番を迎えることができたと思います。また、間違いノートは、最終確認のために本番にも持っていきました。見慣れたノートだったため精神安定にも繋がりました。論文試験の対策でも、復習として、引き続き間違いノートの作成を行いました。論文対策として、知っていたら解答できたポイント(講義で教わったテクニックや趣旨等)もまとめていました。論文試験本番にもノートを持参し、休み時間に各科目のポイントを確認しました。頭を次の科目に入れ替えることができ、良かったと思います。
短答試験直前は、短答ファイナルチェック(現:短答重要論点整理講座)のテキストをコピーして目に付くところに貼り、仕上げのインプットを行いました。短答ファイナルチェックのテキストは、細かな要件が表でまとめられていたので、横断的に要件をインプットすることができ、良かったです。一方、緊張もあってか何もする気が起きない時もありました。そういう時は無理して勉強しようとしないで、最低限勉強したあとは好きなことをしてリラックスを心がけていました。 論文試験直前は、過去問と趣旨の暗記に取り組みました。短答試験まで論文試験対策をほとんどしておらず時間が限られていたので、全文書きは模試以外では行わず答案構成と復習を中心に勉強を進めました。また、趣旨の暗記は、論文ファイナルチェックのテキストを使って取り組みました。短期間でたくさんの趣旨を覚える必要があったため、インプットするのはキーワードに止めました。覚えたキーワードを折り込みながら趣旨の概要が説明できるように繰り返し勉強を行いました。 口述試験直前は、口述模試の特典でいただいた予想問題集の読み込みを行いました。家族に手伝ってもらい、キーワードを中心に答える練習をしました。また、改めて逐条編のテキストを読み返したり、寝る前に齋藤先生のブログを読んだりして知識を補充しました。
弁理士試験は一年に一度しか行われず、難易度の高い試験です。また、世の中何が起こるかわかりません。私が弁理士試験に挑戦することを検討していたとき、弁理士試験がまさか延期されるとは思いもしませんでした。切りよく次の年の講座開始から勉強を始める選択肢もありましたが、勉強したいと思ったその時に始めたことで、結果的に勉強できた期間が4ヵ月伸び、そのおかげもあってか最終合格に到達することができました。 講座は開始時期が決まっていますが、挑戦したいと思った時が勉強の始め時とも言えると思います。勉強を始めようと思った時と、講座開始時期がずれていても、情報収集など何かできることはあると思います。その上で、勉強を始めるとなったら、TACを選択されると良いと思います。TACは無駄のないカリキュラムと手厚いフォロー制度があり、短期間でも合格することが可能だからです。ぜひTACを信じて、最後まで頑張ってください!
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