受からなかった場合の自分の生活がどうなるか想像して、このままではだめだと自分を奮い立たせました。小松先生もおっしゃっていましたが、世の中には勉強したくてもできない人がたくさんいます。屋根のある家で寝ることができない子供たちや、紛争・内戦下で暮らしている人たちもたくさんいます。そんな中で、自分は自ら勉強することを選択して勉強をすることができる、これが当たり前のことではなく、どれだけありがたいことなのかと頻繁に考えていました。
また、高校時代の友人が別の資格ですが、育休中に資格取得に挑戦したと言っていました。育休中にこうやって努力している人がいるんだということが衝撃で、子供がいるからというのは自分の言い訳にしかならないということを身をもって示してくれた友人です。また、事務所の女性弁理士が更なる活躍の場を求め、ドイツへ旅立ちました。更に、以前大変お世話になった女性が、大臣秘書官として家に帰れない日が続くような想像できない激務を勤められました。こうやって、大変な状況の中でも挑戦し続ける女性がまわりにいたことが精神的な支えになり、辛い時は彼女たちのことも思い出しました。
更に、私はラグビー好きなので、オールブラックスのスーパースター・ダン・カーターの言葉"hard work pays off”や、ジャパンの大野均選手の「灰になってもまだ燃える」という言葉もよく思い出し、来年のW杯を心から楽しむために今年頑張ろうと思いました。
モチベーション維持のために、今しかできなことはするようにしました。例えば、出産前の友人に会う(産後はなかなか会いにくい)、安室奈美恵さんの引退ライブに行く(もう見られない)、子供の行事(その時はもう帰ってこない)などです。いい刺激になったと思います。