公務員試験は過去問対策が重要! 大卒の対策のポイントを解説
効率よく公務員試験に合格するには、過去問をうまく活用するのがおすすめです。しかし、どのように過去問で試験対策をすればいいかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、公務員試験対策で過去問を活用するポイントを解説します。
公務員試験の概要
一般的な公務員試験は、1次試験(筆記試験)と2次試験(面接試験)に大きく分かれます。試験によって出題される問題や形式が異なるため、内容を把握して試験対策を行うことが大切です。
ここでは、公務員試験の概要をまとめてみました。どのような試験があるのか確認していきましょう。
1次試験
1次試験には、教養択一(基礎能力)試験、専門択一試験、教養論文試験、専門記述試験があります。
【教養択一(基礎能力)試験】
文章理解や数的処理、社会科学など、中学・高校で勉強した内容から出題されます。公務員の職務に必要な事務処理能力や基礎知識を試す試験です。
【専門択一試験】
専門択一試験は、大学で勉強する内容から出題されます。出題される設問数は多くありませんが、勉強範囲が広く専門知識の習得が必要になるのが特徴です。
【教養論文試験】
教養論文は、社会や経済など一般的な課題について自分の考えを論述する試験です。文字数は1,000文字前後で、自分の考えを盛り込みつつ論理的な文章が求められます。
【専門記述試験】
国家総合職や外務省専門職、財務専門官など専門職の試験の多くで出題される試験です。職種によって出題科目は異なり、憲法や経済原論、政治学などさまざまです。
2次試験
2次試験には、個別面接試験・集団面接試験・集団討論試験があります。
【個別面接試験】
個別面接試験はもっとも一般的な形式で、どの職種でも実施されます。受験生1名に対して面接官は3~5名で、面接時間は15~30分ほどです。
【集団面接試験】
受験生3〜8名の複数人で面接を受ける試験です。回答方法は「挙手式」と「指名式」がありますが、自治体によって異なります。
【集団討論試験】
与えられた課題に対し、5~10名の受験者で討論する試験です。試験中は、社会性やキャラクター、コミュニケーション力などが見られます。
公務員試験対策で過去問を解くメリット
公務員試験は、合格するまでに複数の試験を受けなければいけません。出題範囲が広くなるため、勉強方法に迷う方もいるでしょう。そのような方におすすめなのが、過去問を活用した公務員試験対策です。
公務員試験対策で過去問を解くメリットには、次のようなことが挙げられます。
- 問題の傾向をつかめる
- 過去に出題された問題の類似問題が出題されるため、効率のよい演習になる
- 自分の実力がわかる
- 解説がついているためすぐに復習できる
それぞれのメリットを確認していきましょう。
問題の傾向をつかめる
過去問を繰り返し解くことで、問われる内容や問題形式を把握できるメリットがあります。過去問を解くなかで自分が苦手とする科目も見えてくるため、公務員試験対策で時間を割くべき科目も明確になるはずです。
特に1次試験は、問題傾向を事前に理解しておくことで効率よく設問に解答できます。過去問で出題傾向を分析して学習に生かしましょう。
過去に出題された問題の類似問題が出題されるため、効率のよい演習になる
本番の試験では、限られた時間内で解答しなければいけません。各設問にあてる時間配分を間違えると、最後までたどり着けずに試験が終わることもあります。
公務員試験は過去に出題された問題の類似問題が出題されるため、過去問を解くことは出題頻度の高い問題の練習になり、効率のよいやり方です。繰り返し解くことで問題にも慣れ、本番の試験での時間配分にも大いに役立つでしょう。
自分の実力がわかる
過去問を解くことで、自分にどのくらいの実力があるのか明確にわかります。自分では公務員試験に合格できる十分な知識があると考えていても、実際に過去問を解いてみると正解率が低いといったことも起こりがちです。
ただし、正解率の低さに対して過度に落ち込む必要はありません。不正解の問題を見直して弱点を分析して学習に生かしましょう。
解説がついているためすぐに復習できる
一般的な過去問の場合、各問題に対してわかりやすい解説が掲載されています。不正解の問題があるときは、掲載された解説を読むことで理解を深められるため、本番の試験で間違うリスクを軽減できます。
わからない問題をそのままにせずに理解できるまで解説を読み込み、正答率を上げましょう。解説つきの過去問は独学で学習する方にもおすすめです。
公務員試験の過去問を活用する際のポイント
公務員試験対策として、過去問をどのように活用すればいいか悩む方もいるでしょう。過去問を活用する際のポイントは、次のとおりです。
- 同じ過去問を繰り返し解く
- 間違えた問題は定期的に復習する
- 時間を計りながら解く
- 過去問は最低3年分解く
- 自分の得意・不得意のジャンルを把握する
それぞれのポイントを確認していきましょう。
同じ過去問を繰り返し解く
過去問は一度解いたら終わりではなく、同じ過去問を繰り返し解くようにしましょう。繰り返し過去問を解くことで自然と知識も深まり、正答率も向上できます。
期間を少しおいて再度同じ過去問を解けば、知識の定着度も確認できます。同じ過去問を解くたびに正答率が上がることも多いため、成長を感じて学習意欲も維持できるはずです。
間違えた問題は定期的に復習する
初めて過去問を解いたあとは、すぐに復習しましょう。特に不正解の問題はそのままにせず、なぜ間違えたのか理解することが大切です。
復習してきちんと理解できれば、次に過去問を解いたときに間違えることはありません。地道な作業ですが、復習を積み重ねることで正答率の向上が見込めます。点数に一喜一憂せずに復習を徹底しましょう。
時間を計りながら解く
どれだけ豊富な知識がある方でも、制限時間内に問題を解かなければ意味がありません。過去問を活用するときは、本番の試験と同じように時間を計りながら問題を解きましょう。
時間内にすべての問題が解けなかった場合は、時間配分の見直しが必要です。繰り返し過去問を解いて、時間配分の調整を行いましょう。
過去問は最低3年分解く
公務員試験として過去問を活用するとき、どこまで遡ればいいか悩む方も少なくありません。しかし、取り組む年数が少ないと総合的な問題傾向をつかむのは難しいです。
一つの試験で最低でも3年分、複数の試験を併願する方は併願試験種分を各々3年分とイメージし、解いてみることをおススメします。順調に勉強が進んでいる方は過去5年分まで手を出してもよいでしょう。ここまで遡ると問われる内容の特徴や、設問の変化などが把握できてくるはずです。
自分の得意・不得意のジャンルを把握する
1次試験は出題範囲が広いため、効率よく問題を解かなければいけません。時間が足りなくて問題を解けず、合格に至らなかった受験者もいます。時間に関する不安を解消するには、自分の得意な科目と不得意な科目を把握することが大切です。
得意な科目で点数を稼ぎ、不得意科目は最低どこまで勉強してやめるかなど、自身の戦略を作る事にも役立ちます。
過去問を活用して効率よく勉強しよう
一般的な公務員試験は、1次試験(筆記試験)と2次試験(面接試験)に分かれています。特に1次試験は出題範囲が広く問題数も多いため、効率よく学習しなければいけません。
公務員試験対策として過去問を活用すれば、問題の傾向をつかめる良質な演習になるなど多くのメリットがあります。しかし、自分で学習スケジュールを管理するのが苦手な方もいるはずです。
公務員試験に合格したいなら、予備校の利用を検討しましょう。効率よく学習するためのアドバイスや合格するためのポイントを解説してくれます。
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