合格者が残した『合格までの道のり』 【特別区編】街歩きについて~板橋区~
地方公務員を受験する際には、その地域をよく知っておくことが重要になります。
今回は、特別区の街歩きについてお話しします。
他の自治体でも実践することが可能だと思いますので、是非、参考にしてみてください!
街歩きした時期
私は、特別区の2次試験の結果(最終合格)が出て、区から連絡をいただいた後に街歩きをしました!
2023年度は、最終合格の発表が8月の初旬でした。私は、区面接が8月末だったため、その間に街歩きをしました。
最終合格から、区面接までの期間は、区や職種によって若干の違いがあるため、勉強の息抜きや、結果を待ちの間に街歩きをするのも良いと思います!
もちろん、2次試験の結果が出る日のあとは、しばらく予定を空けておいて場所をあらかじめ絞ったうえで、ある区の面接に進むことが確実になってから街歩きをするというのも効率的だと思います!
皆さんの好みに合わせて調整していただければと思います!
街歩きの回数
私は、板橋区の街歩きを3回しました。
板橋区は、広いことに加え、区内の各地域によって幅広い特色があるとのことだったためです!
さらに、統計資料等に記載されている数字等を実際に地域を歩いて回ることで自分の目で確かめ、どのように感じたのかについても大切にしたいなという思いがありました。
特に私が勤務したいと思っていた区の施設は、区内全体の方々と関わることになるため、そういった意味でも、全ての地域の雰囲気をある程度把握しておこうと思いました!
あまり時間がない方は、そこに住む区民の方々の声などの情報を収集することに置き換える等の対応を取ることが可能だと思いますので、今できることや、面接で話す内容の軸に焦点を当てて焦らずに、区面接の対策をしてみてください!
街歩きスポット
ここからは、実際に私が街歩きをした板橋区のスポットをポイントとともにご紹介します!
①区役所
- 「何階のどの場所に、どんな課があるのか」
- 「特徴的な雰囲気がある場所はあるか」
- 「職員と区民とのやり取り」
- 「掲示物」
- 「便利な設備やスペース」
これらに注目して、区役所を回ってみるのがおすすめです!
私は、結果的に、面接で街歩きに関する質問は一切ありませんでしたが、もし何か質問された際にも役立つと思います!
また、皆さんの住む自治体と違う自治体の街歩きをする際には、馴染みのある区役所や市役所等を思い返しながら、回ってみるのも新たな発見があるかもしれません。
②子ども動物園(2つあるうちの両方)、区立の公園複数、スポーツ施設
- 「どの曜日のどれくらいの時間帯に人がいたか」
- 「上記の方々の年齢層やおおよその関係(母親と幼稚園生の子ども〇名など)」
- 「利用している方々の様子」
- 「遊具等、工夫されているところ」
これらに注目することで、地域事情を把握することに役立つと思います!
③教育科学館
注目ポイントは②と同様です!
④商店街(複数)
下町の文化が残っているという情報からいくつか商店街をふらっと歩き、各商店街の特徴などを把握しておきました!
⑤中央図書館
基本的には②と同じです!
また、区役所にもあるスペースと同じような場所を探して、利用者の目線で回るのもおすすめです。
⑥子ども家庭総合支援センター
施設が開いていない日(土曜日)に施設の外をグルっと回って、建物を概観しました!
また、事前にお電話をしたうえで、平日に、区民全員が入ることのできる共有スペースだけ拝見し、興味のあるパンフレットや資料などを持ち帰りました。
⑦高島平団地
電車の窓から何駅分かにも渡って非常に大きい団地が並ぶ地域の一部を歩きました。電車から見るのと、実際に歩いてみたときの感覚の違いを感じられるのではないかと思います!
街歩きスポットについては以上です!
街歩きをする場所全てにおいて共通して大切なことは、
「住民の視点で眺める」
ということです。
これは、その地域で暮らす人々のことを第一優先に考えることにつながります。
また、公園や区の施設を利用している方々と話ができるとさらに良いと思います!
ちなみに、少しお話しした通り、実際の区面接では、街歩きに関する質問はありませんでしたが、統計などの情報に加えて、実際に地域を見て回ったことによって、その他の質問に対する回答がより具体的になったり、自信を持って話したりすることができました!
街歩きは、適度なリフレッシュにもなると思います。
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