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春日井 沙英さん
DATA BANK
高校まで働きやすく続けやすいという理由から公務員になりたいと思っていましたが、倍率が高いことや対策が必要なこともあり諦めかけていました。就活の準備を進めていく段階では民間企業への就職を考えていましたが、大学で専攻している建築という職種があることを知り、自分にもまだチャンスがあると思い挑戦しました。また私自身、誰かのためになる仕事をしたいと考えており、そういう点においては、最終的に自社の利益を求める民間企業より、地域に直接還元していける公務員の方が向いているのではないかという結論に至り、対策を始めました。
私が最終的に公務員試験に挑戦するという決断をしたのが受験前年12月でした。他の人に比べたらスタートがとても遅かったと思います。予備校を探している際にTACの速修建築職本科生を見つけました。スタートが遅く時間のない私にとって、効率よく要点をおさえていけるようなコースだったので短期間でも対策ができると思い選びました。筆記試験対策以外にも論文や面接の対策もでき、サポートも充実していたので不安要素を取り除くことができました。どの先生も講義がわかりやすく、スムーズに理解していけたのでその点に関しても時間の短縮になりました。
通信講座は場所と時間を選ぶことなく受講することができます。講義の動画は前回止めたところから視聴できるので隙間時間の活用にもつながり、スタートが遅く時間がないというハンデをカバーすることができたと思います。自宅で講義を受ける場合は移動にも時間を取られず、気軽に講義が受けられるのでその時間を使って学習を進めることができました。自分の近くに先生がいないという点において不安に感じる人も多いと思いますが、メールでの質問や、オンラインでの面談にも対応していただけるため、安心して学習を進めることができました。
教養試験は時間との勝負でもあり、1問あたりにかける時間をなるべく短くし、より多くの問題をできるだけ多く正解していくことがカギだと思います。数的処理では初見で解くには難しかったり時間がかかってしまったりする問題もあるので、この問題に対してはこういう解き方というようにパターン化することを心がけ、最短ルートで正解を導き出せるようにしました。文章理解では、問題を解くのに必要な文章とそうでない文章を読みながら判別することを意識して取り組みました。その他の知識系の科目は全体の量に対しての出題量が数的処理や文章理解に比べて少なかったので、全体的に軽く目を通して要点をおさえるだけになってしまいました。
専門科目は基本的に大学で習った知識がしっかり身についているのであれば十分解ける問題が多い印象でした。しかし、何年か前のことで忘れてしまっていたり、担当の先生の講義がわかりにくかったりなどあるかと思います。私はそのような科目を重点に置きました。TACの講義を受けた後に大学の講義で使用した資料等を確認すると話がつながるような感覚があって理解しやすかったです。試験当日にはどうしても解けない問題が出てくると思いますが、解ける問題から進めていき、確実に点数を取りに行きましょう。問題を飛ばした時にマークミスも起こりうるので、普段の演習問題からマークミスなどにも注意して取り組むことも大切です。
まず始めに自分が受ける自治体の試験内容や傾向を確認し、自分が何を学習すべきなのか把握することで、やらなくてもいいことをやってしまったというような時間ロスを防ぐことができます。公務員試験の対策は長期戦になるので、モチベーションの維持も必要です。私は1日に無理してたくさん詰め込んでしまった影響で次の日から疲れもあって燃え尽きてしまいしばらく学習が進められないこともありました。ですので、自分が毎日続けられる量を計画的に進めていくことをおすすめします。民間企業など先に就職が決まった友人を見ると、先が長く辛いと思うことがあるかもしれませんが、自分は自分という気持ちを忘れずにがんばってください。
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