理系（技術職）公務員合格体験記
建築職本科生

東　大暉さん

DATA BANK

公務員を目指した理由

　大学で建築学を学ぶうちに、デザインや計画、構造、設備、地盤工学などあらゆる分野に興味を持ちました。そのため、民間企業で特定の分野の仕事に就くよりも、公務員としてあらゆる仕事に携わる方が自分に向いているのではないかと考えました。建築職の場合、企画立案、設計、施工、建築確認、運営、管理など様々な職務を経験することができます。これらの職務を通し、まちづくりで人々の生活を支えていきたいと思ったことが公務員を目指した理由です。

TACを選んだ理由

　技術職は情報が少なく、独学で対策するのは危険だと思い、公務員予備校を探していました。いろいろな予備校がある中、TACは建築職をはじめあらゆる技術職用の講座が用意されており、安心して学習できる環境があると感じました。実際、市販の教材を利用する場合は主に二級建築士のテキストを使用することになるため、建築職公務員用の専門テキストが利用できたのはとても良かったです。また、対策しにくい設計製図添削や論文添削、模擬面接が何度でも利用可能であったことはとても大きな決め手となりました。

所属校舎・講師のおすすめポイント

　コロナ禍ということもあり、なるべく自宅で学習環境を整えることができるWeb通信講座を選びました。Web通信講座でも校舎の利用は可能であるため、自習室や担任カンセリング、わからない問題は質問コーナーを利用することで、効率の良い学習ができました。また、担任講師にはオンライン・校舎の両方で何度も面接カードの相談・添削をしてもらいました。これが無ければ合格は難しかったと思います。

教養試験対策

　私は理系であるものの、算数のような頭を使う問題が苦手であり、数的処理にはとても苦労しました。初見の問題には対処できないため、何度も何度も講義と演習を繰り返し、問題を見ただけで流れと答えが出てくるようにしようと心掛けました。ただし、数的処理の応用問題には手を付けず、代わりに知識分野で得点カバーができるよう、人文科学と経済以外は完璧に暗記するようにしていました。文章理解は早いうちから取り組み、英語と国語を毎日2問欠かさず学習することで、地道に得点を伸ばしていきました。

専門試験対策

　専門試験対策はひたすらインプットをしていました。当時の第一志望は工学の基礎の出題が無く、計算問題もあまり出ないため、TACの建築職テキストがボロボロになるまで、何周も書き写しました。2月頃からは過去問に取り組み、出題された記述問題と解答を10年分以上すべて暗記することで、本番ではかなり得点できたと思います。また、工学の基礎は第二志望以下で出題されるため、バランスよく学習することを心掛けていました。設計製図に関しては、TACの製図用テキストを利用し、演習問題を通して時間配分や書き方を理解しました。

人物試験対策

　　面接に対して苦手意識を持っていたため、出来るだけ早く対策を始めるようにしました。筆記試験までにあらかた自己分析と面接カードを仕上げ、担任講師に添削してもらうことで、準備を完璧にしました。模擬面接では、面接官からの指摘やアドバイスを整理し、次の模擬面接までに改善・修正することで、より良い面接ができるよう心掛けました。はじめは緊張してうまく話せなかったものの、10回ほど繰り返す頃にはA評価を得られるようになり、自信をもって本番に挑むことができました。TACの模擬面接を利用していなければ人物試験を突破することは出来ていなかったと思います。

これから受験する人へ

　公務員試験に合格するには教養科目、専門科目、論文、面接を計画的に対策していくことが重要です。苦手だからと論文対策や面接対策を後回しにしていると、最終合格が難しくなるので注意してください。取り組むべきことが多く、長期間の努力を強いられますが、その分合格した際の喜びは筆舌に尽くしがたいものです。TACは学習面以外からも様々なサポートで合格に導いてくれます。ぜひ、合格に向けてTACで効率よく計画的に学習していってください。