FP(ファイナンシャルプランナー)3級の合格率は?アップのコツも解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の合格率は?アップのコツも解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は受験者が多く、人気の資格のひとつです。この記事では、そんなFP3級の合格率について解説します。試験の種類の違いや合格率をアップさせるコツも紹介しますので、あわせてチェックしましょう。

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FP(ファイナンシャルプランナー)3級の2種類の試験

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の2種類の試験

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は、通年で実施される試験です(2024年1月の試験までは1月・5月・9月の年3回実施)。また、試験の種類には2つの違いがあります。

はじめに、「学科試験」と「実技試験」との違いと、「きんざい」と「日本FP協会」との違いについて、それぞれのポイントをチェックしていきましょう。

1.「学科試験」と「実技試験」

FP(ファイナンシャルプランナー)3級には学科試験と実技試験という異なる試験があります。両方とも合格できた場合に、FP3級の資格が取得できるという流れです。

これら2つの試験は同じ日に受検できます。試験範囲がほとんど同じであるため、一緒に受験しておくといいでしょう。

FPの試験では法改正があると新しい知識を覚え直さなければなりません。学科試験と実技試験の受検日が法令基準日をまたぐ場合、法改正された内容まで考えながら答えを解くことになってしまいかねないため、同日受検がおすすめです。

ちなみに、FP3級の学科試験はCBT(Computer Based Testing)方式で、試験時間90分で60問を解きます(2024年1月の試験まではマークシート形式で実施)。実技試験は後述する日本FP協会ときんざいとで違いがあり、日本FP協会は60分で20問、きんざいは60分で5問の出題となっています。

2.「きんざい」と「日本FP協会」

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験を実施する団体は、「金融財政事情研究会(以下きんざい)」と「日本FP協会」があり、どちらで受験するかによって実技試験の試験内容が異なるため注意しましょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の合格率

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の合格率

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の合格率について、学科試験と実技試験の合格率や近年の合格率の推移、配点や合格基準点を解説していきます。

FP3級の合格率は高い

FP3級の合格率はとても高いです。国家資格ですが、必要となる勉強時間も短めで、やる気になれば合格しやすい試験だといえるでしょう。

FP3級が合格しやすい理由は、マークシート方式で答えを導きやすいことや試験時間が長めでしっかりと考えられること、頻出問題があることなどです。

FP試験は、学科試験と実技試験それぞれに合格した方が資格を取得できます。2つの試験の合格率をチェックしていきましょう。

FP3級学科試験の合格率

日本FP協会でのFP3級の学科試験合格率は、近年のデータでは80%ほどもあります。とても多くの方々が合格できている試験です。

きんざいで実施された試験の合格率は、近年のデータでは50~60%ほどでした。しかし、学科試験の内容はきんざいでも日本FP協会でも変わりません(共通問題)。

これほど合格率に差がある理由は、難易度自体の差というよりも、きんざいは団体での受験が多いことの影響があると考えられます。日本FP協会の試験は自身で勉強しようと決めて申し込む方々の割合が多いため、その違いが合格率が異なる一因と言えるかもしれません。

FP3級実技試験の合格率

日本FP協会でのFP3級実技試験の近年の合格率は、70~90%ほどあります。きんざいでの試験の合格率は、40~50%ほどでした。

FP3級試験に関する近年の合格率の推移

日本FP協会でのFP3級の学科試験合格率は、以下のとおりです。

日本FP協会3級学科試験【合格率】
2021年9月 84.69%
2022年1月 87.01%
2022年5月 83.37%
2022年9月 80.78%
2023年1月 85.25%
2023年5月 88.25%
2023年9月 74.78%
2024年1月 83.14%

日本FP協会でのFP3級実技試験(資産設計提案業務)の合格率の推移は、以下のとおりです。

日本FP協会3級実技試験(資産設計提案業務)【合格率】
2021年9月 80.50%
2022年1月 90.75%
2022年5月 90.33%
2022年9月 84.44%
2023年1月 88.34%
2023年5月 86.83%
2023年9月 77.67%
2024年1月 86.56%

きんざいでのFP3級学科試験の合格率は、以下のとおりです。

きんざいFP3級学科試験【合格率】
2021年9月 53.31%
2022年1月 62.52%
2022年5月 49.03%
2022年9月 43.41%
2023年1月 56.00%
2023年5月 54.13%
2023年9月 37.19%
2024年1月 46.40%
2024年5月 52.55%

きんざいでのFP3級実技試験(個人資産相談業務)の合格率は、以下のとおりです。

きんざいFP3級実技試験(個人資産相談業務)【合格率】
2021年9月 43.25%
2022年1月 53.14%
2022年5月 62.24%
2022年9月 58.23%
2023年1月 67.56%
2023年5月 61.58%
2023年9月 62.29%
2024年1月 55.64%
2024年5月 57.14%

FP3級の配点や合格基準点をチェック

FP3級の試験は実施団体にかかわらず、学科試験でも実技試験でも、60%以上の点を獲得できれば合格です。

点数でいうと、学科試験は60点満点中36点以上が合格基準点とされています。実技試験の合格基準点は、日本FP協会が100点満点中60点以上、きんざいが50点満点中30点以上で合格です。

FP(ファイナンシャルプランナー)3級合格率アップのコツ

FP(ファイナンシャルプランナー)3級合格率アップのコツ

FP3級は合格率が高めです。しかし、実際に業務や就職などの際に高く評価されるのは2級からだといわれています。

FP(ファイナンシャルプランナー)になりたいのであれば、2級もまとめて取得を目指しましょう。2級も3級も出題範囲自体はあまり変わらず、基本知識に専門的な内容が加わるという違いのため、3級合格後すぐに2級も受験したほうが効率的です。

ただし、2級からは合格率が低くなるため、合格率アップのコツをおさえる重要性が増します。それでは、FP試験の合格率アップのコツについて、詳しくチェックしていきましょう。

問題集やテキスト選びをしっかりとやる

問題集やテキスト選びの際は、ポイントがよくまとまっていて理解しやすいかどうかを確認するといいでしょう。

また、FP試験の内容は法改正によって変化するケースがあります。問題集やテキストを購入する際は、受検年度に対応したものかどうかをチェックしましょう。

学習計画を立ててその通りに進めていく

FP試験は3級でも幅広い分野から出題されます。出題範囲になっている6つの分野すべてを理解可能になるように、しっかりと学習計画を立ててその通りに進めていきましょう。

勉強しない期間があいてしまうと、定着度が下がってしまいます。毎日短時間でも勉強できるように、空き時間を見つけて学習していきましょう。

合格のノウハウがある資格の受験指導校を利用する

資格の受験指導校を利用すると長年培ってきた合格のノウハウが得られ、知識を体系立てて効率的に理解を深められます。TACでは、はじめてFPの知識を学ぶ方でも効率よく合格できるようにサポートしています。

FPを目指すのであれば、ぜひTACのような受験指導校を活用して効率よく合格をつかんでください。

FP(ファイナンシャルプランナー)3級に合格しよう!

FP(ファイナンシャルプランナー)3級に合格しよう!

FP3級の合格率はとても高いです。国家資格ですが、必要となる勉強時間も短めで、やる気になれば合格しやすい試験だといえるでしょう。

日本FP協会ときんざいとで合格率に差がある理由は、難易度自体の差というよりも、きんざいは団体での受験が多いことの影響があると考えられます。日本FP協会の試験は自身で勉強しようと決めて申し込む方々の割合が多いため、その違いが合格率が異なる一因と言えるかもしれません。

実際に業務や就職などで高く評価されるのは2級からだといわれていて、2級もまとめて取得を目指すといいでしょう。2級も3級も出題範囲自体はあまり変わらず、基本知識に専門的な内容が加わるという違いのため、3級合格後すぐに2級も受験したほうが効率的です。

効率よく合格をつかみたい方は、長年の受験ノウハウが蓄積され、合格実績のあるTACのような受験指導校を積極的に活用することをおすすめします。

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