2019年度電験三種合格体験記 基礎が大事
戸髙 丈さん
電験三種を目指した理由・キッカケ
勤務先で「業務上必要になる」といわれたことがきっかけで電験三種を取得することになりました。
また高校が電気科で、当時から「電験三種ってハイレベルな資格で、持っていたら格好いい」という印象をもっていました。
実は授業を受け始めて数か月後に辞令があり、業務上必要なくなってしまいましたが、せっかくのチャンスですし、最後までやりきろうと思い、続けて勉強しました。
TACを選んだ理由
電験三種の講座を探していたときにホームページで初めてTACを知りました。他の学校は講習会など単発のものが多いなか、教室講座がきちんとメニュー化され、毎週・午前午後授業を年間通して学べる環境があり、非常に習慣が付きそうだと思いました。また講義内容をみて、これだったら合格できそうだと思い、申し込みました。
仕事との両立方法
毎週日曜授業があるので大変な面もありましたが、授業は夕方には終わるので、夜は自分の予定を入れたりしていました。1年間勉強して「辞めようかな」と思ったことはなかったです。なんとなく手応えがあり、科目合格はできそうでしたし、逆にやめるのは勿体ないと思いました。
教室授業のメリット
教室に通ったことでのメリットとして、授業でわからなかったことをすぐに聞けるのが有難かったです。時間が経つと結局忘れたり、面倒くさくなってしまいますが、Face to Faceで講師と話ができたことはよかったと思います。通信だと怠けてしまいそうだったので、通学が私には合っていました。 自分の周りに電験三種を勉強している人は殆どいませんでしたが、教室でほかの受講生と話したり、仲良くなった人もいて、交流ができる環境だったのも続けられた理由だと思います。
各科目の勉強法
基本的には講座の勉強のみで、それ以外に特別なことはしていません。わからないところがあれば、その日のうちに講師に質問して全て解決することを心掛けました。平日に1日1時間…というような勉強方法はとっていませんでした。 講座はわかりやすく項目(チャプター)を分けてまとめられているので、自分の欠点を把握しやすかったです。また問題集は講座中か講座終了後に一通り解き、間違った問題は何度か取り組みました。
苦労した科目
法規と機械は心配でした。機械は範囲がとても広いですし、法規は他の科目より授業数が少なく、本試験に近い日程での学習だったので間に合うかどうか不安でしたが、科目を落としても翌年チャレンジできると前向きに考えていました。 実は模試も申込をしていたのですが、当日都合が悪く会場出席できませんでした。そこで資料だけもらい、あえて総仕上げとして試験本番前日にやりました。今回の模試は本試験に近い内容だったので、それもよかったのと、特に法規は同じような問題が出て助かりました。本番までは模試・過去問を解いてみて、間違えたところ・苦手な問題をひたすら解き直すことを繰り返して覚える…という感じでやりました。本試験を自己採点したところ、苦手だった機械が一番点数を取れていました。
本番直前の過ごし方
夏季休暇を土日含み9日間(本試験の1週間前)取れたので、過去問題10年分を自宅で解き、学習しました。 理論を1日で4~5年分解き、8日間かけて理論・機械・電力・法規の順番で10年分の過去問を解きました。1日の勉強時間は13~16時間くらいだったと思います。最初の1・2回目は合格点にも届かず焦りましたが、「これ10回やれば大丈夫かな」と思って続けました。また過去問は時間内に解く訓練にもなりました。 高校で学んだ基礎知識があったことも幸いし、短期集中型・詰め込みで勉強しました。
TAC教材(テキスト・公開模試)の活用法
教科書はチャプターに分けてあり、違和感もなくすごく良かったです。図解が多く、色合いも非常に見やすかったです。他社のテキストを以前書店で見たことはありますが、記述も図解が少なく分かりにくかったので、それらと比較しても、とてもよかったです。 また予想全国公開模試は本番に近い内容が設問されていて、苦手克服につながりました。
今後電験三種の資格を活かして
得意先相手は様々な業態で、設備管理など知識を持っている方もいるので資格をもっていると得意先と話す際に役立ちます。異動の際はまた資格を使う機会もあるかなと思っています。また電験二種もいずれは取得できればいいなと思います。
これから受験する人へアドバイス
通学コースなら毎回ちゃんと通っていれば合格への道は開けると思います。電気に詳しくない方は、通学に合わせて継続的な自習の必要が出てくるかもしれませんが、今後に活かせる資格なので、ぜひ頑張って合格して頂けたらと思います。
<TAC電験三種講座>
「学歴」ではなく「資格」でキャリアを切り開く~電験三種取得から広がる可能性~
TAC NEWS2021年8月号インタビュー特集記事
母子家庭の苦しい経済状況から一日でも早く働きたいと高卒で就職。
社会の中で自分の価値を学歴ではなく、資格によって高めていく。・・・
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