一級建築士試験 合格者座談会
今年も開催しました!(2025年1月開催)
TACを使って見事合格された5名の方をお招きし、合格までのそれぞれのストーリーをお話しいただきました。【2024年実施試験 合格者】
一級建築士 合格者座談会 参加者
津雲 良(つくも りょう)さん(総合学科本科生・設計製図本科生)
平井 雅史(ひらい まさし)さん(学科本科生・設計製図本科生)
菊本 良平(きくもと りょうへい)さん(総合設計製図本科生)
竹内 駿一(たけうち しゅんいち)さん(総合設計製図本科生)
中上 雄太郎(なかがみ ゆうたろう)さん(総合設計製図本科生)
井澤 真悟(いざわ しんご)講師
清田 和歳(せいた かずとし)講師
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1.一級建築士を目指した理由
──(井澤) 皆さん、合格おめでとうございます。まずは一級建築士を目指した経緯を教えてください。
菊本 小売業界で働いています。20年ほど前に二級建築士を取得し、その後一級建築士を目指していました。3年前に学科に合格し、その年の設計製図試験は、パスして翌年に備え、今年合格することができました。
中上 ハウスメーカーで働いています。昔からモノづくりが好きで、将来は建築士になりたいと思っていました。学生の間に資格を取得しておこうと思い、大学院1年のときに二級建築士に合格、その後ステップアップとして一級建築士に挑戦しました。
平井 意匠系の大学・大学院を卒業し、アトリエ系の設計事務所に勤めています。業務は内装デザインやインスタレーションなど建築士の資格が必要でないものが多かったのですが、去年、新築住宅を担当したことで知識不足を痛感。現場で得たスキルなども整理しながら勉強したいと思い、受験しました。
津雲 インフラ業界で働いています。設計会社・ゼネコン・コンサルタント・同業他社の方など、周囲で一級建築士をお持ちの方が多く、「専門性の高い会話をしたい、実力をつけて自信につなげて仕事をしたい」という気持ちから取得を目指しました。
竹内 ゼネコンに勤務しています。会社における昇進要件であることと、実務において知識を増やしたいという思いから、一級建築士受験を決意しました。
2.学科対策について――「TACは予習不要・完全復習型。過去問項目別問題集はTACオリジナルの最強ツール!」
──(井澤) 学科試験で自分なりに工夫した勉強法や苦手科目の克服方法には、どのようなものがありましたか。
菊本 勉強を習慣化し、やらないと気持ちが悪くなる状態にしていました。具体的には、平日は朝1時間、夜は1~2時間、土曜は終日、日曜はTACの授業、その他も細切れ時間があれば勉強していました。法規が苦手だったのですが、わからなくても毎日法令集を開くようにし、最終的には30点満点中29点を取ることができました。ただ、受験勉強中は家族との時間を犠牲にしてしまったので、これから妻に埋め合わせしていくつもりです。
中上 学科を受験するときはまだ学生だったので、現場経験がなく施工が苦手でした。テキストの文字を読むだけではイメージしづらかったので、インターネットで写真を探し、視覚的に理解するように工夫していました。
平井 私は初めての受験だったので、学科試験の科目を一通り学んだ後、TACの過去問項目別問題集に自分の解釈を書き込んでいって、まとめノートの代わりとして見返すようにしていました。過去問項目別問題集は文章問題が〇×形式でテキストの順番に整理されているので、過去問を解いているうちに知識が体系的に身についていき、とても使いやすかったです。
──(井澤) 試験の問題は専門用語ばかりで慣れないと難しく感じるものですが、ご自身で理解しやすいよう平易な言葉に書き換えていったのですね。過去問項目別問題集はTACオリジナルの最強学習ツールという自負がありますので、活用していただき嬉しいです。
竹内 学科は他のスクールで勉強したのですが、その時から井澤先生のブログ(「井澤式比較暗記法・実例暗記法(TAC建築士講師室ブログ)」を愛読していました。先生のブログは本当にわかりやすく、読んでから学科のテキストや問題に取り組むと着実に力がついていることを実感できました。
津雲 苦手科目が構造と法規でしたが、合格に大きく近づくための目標ラインである合計50点を目指しました。TACは予習不要で完全復習型なのがシンプルでよかったです。講義でもテキストでも「これは高確率で出る」、「これはほぼ出ない」と明言してもらえたので、メリハリをつけて勉強できました。また、私は「毎週先生に質問する」をモットーに掲げていました。調べれば分かるようなことではなく、応用的なことを自分の頭で考えてから質問し、直接教えていただくことで、自分の記憶にもしっかりと定着したと思います。
3.設計製図対策について――「コストパフォーマンス、講師陣の評判…学習の場としてTACがベストだった」
──(清田) まずは、設計製図試験の学習の場としてTACを選んだ理由を教えてください。
平井 学科対策からTACを利用していて、毎週通うのが習慣になっていたことと、受講料が他のスクールと比べてリーズナブルだったことから選びました。
菊本 私も学科対策からTACを利用した流れで、そのまま設計製図の講座も受講しました。
中上 私は前年に他のスクールに通学したのですが、課題量が多すぎて消化不良になり違和感がありました。TACは会社の先輩で受かった方がいたこと、コストパフォーマンスがよいこと、課題量が少ないけれど合格できることに魅力を感じて申し込みました。
津雲 実は、TACに通って建築士に合格した会社の同僚から、先生方の話をよく聞いていて、おすすめされたので、TACを選びました。学科から設計製図まで環境を変えず一直線で行こうと決めていました。
竹内 設計製図を学ぶのが初めてだったので、TACに問い合わせをしてみたところ、一から丁寧に教えてもらえると聞いて「ここだ」と思いました。また、問い合わせに対応していただいた方から講座案内を受けている際に「清田先生の評判は良い」と聞いていたことも理由のひとつでした。
4.TACの課題について(設計製図)――「絞られた課題数で、学ぶことそのものが楽しくなる設定がされている」
──(清田) TACは他のスクールよりも課題数が少ないと言われますが、受講した感想はいかがですか。勉強中や試験に関するエピソードなども教えてください。
菊本 TACの設計製図の講座はトータルで2年受けたのですが、先生方にいろいろな角度からアドバイスをいただけたのがありがたかったです。テキストや課題量に関してはちょうどよかったと思います。「もう少し変化球的な課題があった方がいいのでは?」と思う時もありましたが、イレギュラーな知識を入れるより、課題文をしっかり読み込んで法規と照らし合わせる方が重要な試験なので、基本に忠実なTACの課題内容は間違っていないと感じました。
中上 経験豊富な複数の先生方から添削していただける点がよかったです。直接質問した時も、1を聞いたら様々な角度から、4つも5つも答えを返してくださるので助かりました。TACは課題数こそ絞られていますが、他のスクールで「使いこなせない武器」をたくさん持ったことに比べると、「よく整備された一つの頼れる武器」を手渡された感があります。
津雲 TACの設計製図の課題数は、9課題に加えて応用の5課題でした。同僚が通っていた他のスクールの課題を見せてもらったことがありますが、かなり手を広げた内容で、初学者の私は困惑しました。TACは課題数が抑えられていますが、的を射た課題設定で、本試験で基礎免震や階数自由、面積自由が出たときは「課題でやった!」と気分が高揚したことを覚えています。
竹内 課題に関しては、過不足なく設定されていてわからないことを消化しきることができました。TACで知識の太い幹を作ることができたと思います。設計製図対策の時期は結婚して子どもが生まれており、妻に頭を下げて家庭のことをすべて頼んでいる状態でしたので、「今年度で必ず合格する」という背水の陣で臨んでいました。そんな中、カリキュラムにも先生方にも十分に信頼を置いて学べることがありがたかったです。
平井 「受かる人は30枚くらい図面を描いている」とよく聞いていて、TACの課題に取り組めばエスキス・トレース・応用を含めてそれくらいになるので、量としては十分だと思います。また、課題の内容については、毎回新しい学習テーマが入っていて新鮮な気持ちで取り組むことができました。学ぶことが段階的に楽しくなる課題づくりをしてくださっているように感じましたね。
──(清田) 修了アンケートで課題量についても毎年お聞きしているのですが、8~9割の受講生の方が「満足」と答えてくれています。TACの「厳選した課題を繰り返し、完全に消化する学習法」を理解して学んでくださっているのがわかり、報われた思いです。
5.今後の展望
──(清田) 一級建築士を取得したことで、心境やお仕事の変化はありましたか? 今後の展望についてもお聞きしたいです。
菊本 今日ここでお話させていただいて、初めて「合格したんだ」という実感が湧いてきました。名刺にも資格名が載りますので、これまで以上に気を引き締めて業務にあたりたいと思います。
中上 私も、名刺の「一級建築士」という名前に恥じない仕事をしたいと思うようになりました。今後も研鑽を怠らず、他の資格取得も視野に入れて勉強を続けるつもりです。
平井 所属している設計事務所で担当できる業務の幅が広くなりました。責任はより重くなりますが、その分やりがいも増えるので、さらに学びながら歩みを進めていきたいです。
津雲 仕事柄、安全対策や省エネについても知識を増やす必要があります。この1年で勉強する良い習慣を身に付けられたので、引き続きいろいろな場所にアンテナを張って貪欲に吸収していきたいと思います。
竹内 合格したことで、「一級建築士である」という自信を手に入れたと同時に、責任も引き受ける必要があることを実感しました。この試験で終わりということではなく、これから日々知識やスキルをアップデートしていくつもりです。
6.これから受験する方へのアドバイス――「たくさん質問をすることは、受講生にとっても講師にとっても大きなメリット」
──(清田) 最後に、一級建築士合格を目指す後輩にアドバイスをお願いします。
菊本 学科は細切れの時間でどれだけ勉強できるかが勝負の分かれ目だと思います。常に時間確保を意識してください。設計製図は自分がどんなミスをしがちなのか傾向をつかみ、見直しを徹底することでミスをつぶしていくのが重要です。
中上 法規はやればやるだけ自信にも得点源にもなります。法令集は使えば使うほどご自身の身になじみ、設計製図にも生きてくるので法規を味方につけましょう。「一級建築士を目指す」ということ自体ハードルが高いことなので、自信を持って勉強してください。
津雲 やる気が出ないときは、井澤先生がいつもおっしゃる「テキストや問題集を開くことでやる気を呼び起こす」を実践しましょう。また、私はTAC受講生同士での課題の交換添削にも大いに刺激を受けました。TACを信じ、仲間を積極的に作って乗り越えましょう。
平井 一級建築士の合格者年齢層が若年化しているそうですが、現場経験を積んだ方は楽しみながら学べる資格だと思います。タイミングが来たと思ったら、ぜひ挑戦してみてください。
竹内 「清田先生に嫌がられていたらどうしよう」と不安になるくらいたくさん質問しましたが(笑)、いつも親身に教えてもらいました。授業でわからないことをそのままにせず、必ずTACで解決していく習慣づけをするのがおすすめです。
──(井澤) 質問は多ければ多いほど、講師の授業力も上がります。質問はいつでも大歓迎です! みなさん、貴重なお話をありがとうございました。