不動産鑑定士 合格体験記|吉谷 允男さん

【合格の秘訣】ヤマを張らずに網羅的に勉強!!

吉谷 允男さん
                

吉谷 允男さん
(20代)

DATA BANK

受講コース 1.5年L本科生Plus
受講形態 ビデオブース講座
受験環境 働きながら(6ヵ月)→受験専念(1年2ヵ月)
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 1回
【論文式試験】合格までの受験回数 2回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 1年10ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 1年10ヵ月
得意科目 【民法】
わからない問題が出ても、条文に沿って解答を書くことができたから。
不得意科目 【鑑定理論(演習)】
ケアレスミスが命取りになる科目だから。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

前職では、賃貸仲介管理業に従事しており、宅建士として働いていたのですが、その業務を通じて、より高度な専門的知識を持ったうえで働きたいと考えるようになり、不動産系資格の最高峰である不動産鑑定士を取得しようと考えたためです。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

勉強しようと決心したときに、通販で問題集を買ったのですが、難しい用語が多く理解できなかった為、独学ではなく受験指導予備校を利用することを決心しました。さらに、過去宅建の勉強の際も予備校に通ってた経験があり、予備校を活用するのが、短期合格のために必須だと思ったからです。

TACを選んだ理由・決め手

私がTACを選んだのは、合格占有率が他社よりも圧倒的に高かったからです。不動産鑑定士試験では合格者の約7割がTAC生でしたので、TACのカリキュラムを消化すれば、間違いなく合格できると思ったからです。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

演習の点数が安定しなかったことです。それの解決策として、スピードよりも正確さを意識し、必ず電卓は2回叩くようにしてました。その結果、本試験では最後まで解くことはできませんでしたが、最低限の点数は確保できました。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

短答式試験合格までですが、仕事と勉強の両立をしてました。講義を真っ先に消化し、通勤時間は鑑定理論の基準、行政法規のレジュメの暗記をしてました。私は、自習よりも講義のほうが好きでしたので、集中できないときは、講義を聞き、集中できるときは過去問を解いておりました。無理をして体調を崩すと元も子もないので、辛い時は勉強せず、リフレッシュしてました。

効果的な学習方法

民法に関しては、テキストのA,Bランク論証例を緑のチェックペンでマークし、隠して暗記してました。その際は、条文の解釈と規範定立の部分は正確に暗記し、その論証を使用する事例もセットで覚えました。問題演習は基本的に答練、アクセスα、βを中心を復習し、さらに事案分析能力をつけるために過去問の答案構成を行っておりました。経済に関しては、レジュメを活用し、グラフが正確に書けるか、それを文章で説明できるか、曲線を動かす際は、どのようなメカニズムでシフトするのかを意識して勉強してました。

フォロー制度の活用方法と良かった点

WEBフォロー制度がよかったです。自習中にわからない問題が出た時でも、スマホですぐに講義を見ることができたので、助かりました。さらに、自習室も10時から21時まで開いていたので、仕事終わりに寄ることもできてよかったです。

TACを受講して良かった点①(講師について)

全科目共通ですが、初学者の私でも理解できるわかりやすい講義でした。特に粟国先生は、試験に必要なことしかおっしゃられないので、勉強範囲を広げずに効率よく学習できました。田畑先生は、答練の採点が非常に丁寧で、民法勉強のモチベーションが上がりました。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

基本テキストは情報量が多すぎず少なすぎずで見やすかったです。また、答練に関しては、出題予想も兼ねているので、答練の復習をすれば直接本試験対策になっていたので良かったです。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

最初は会計学が始まるのが遅いと思っていたのですが、振り返ってみると、講義と答練によるインプットとアウトプットが良い配分で、時期も調度良かったと思います。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

本番同様の緊張感で受けられたのがよかったです。特に、本試験でわからない問題が出題されたときの対応方法を学ぶことができたのでよかったです。また、会場受験と自宅受験が分けられて順位が出されるので、正確な順位を知ることができたのも良かったです。全国公開模試のおかげで、冷静に自信をもって本試験に挑むことができました。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

鑑定理論特効ゼミが、今まで勉強した内容の整理に役立ちました。さらに、マスター問題集を解くことで、最短で鑑定理論の全範囲を網羅でき、どのような問題が出ても最低60点以上をとることができました。さらに、アクセスコースの鑑定理論では、教室での順位が開示されるので、モチベーションを上げながら、基本論点を身に付けることができて良かったです。

直前期の過ごし方

鑑定理論に関しては、マスター問題集の基礎A、応用Aと公開模試の復習をしていました。民法は、各種答練、総まとめ問題集、アクセスα・β、を満遍なく復習してました。会計学は民法同様で、経済学は、総まとめ問題集、直前答練の解きなおしを行い、レジュメで定義の暗記チェックをしてました。演習は、過去問とアクセスαを中心に一日一題全記述式で解いてました。

本試験当日のエピソード

一日目の民法で大きなミスをしてしまい、気分が沈んだ状態で経済学を受けることとなりました。さらに、二日目の会計学では、のれんの償却期間を間違えて書き、3日目は、鑑定理論の収益分析法があまり書けなかったので、落ちたと思ってました。しかし、結果的に合格していたので、当日何が起きても、あきらめないことが大事だと思いました。

これから目指す方への応援メッセージ

出題予想の範囲を重点的に勉強するのは良いと思いますが、この試験は簡単ではない為、他の受講生も完璧に仕上げてきます。従って、点数の差が出るのは、出題予想されていない基本的な問題であると思ってます。よって、山を張らず、どんな問題が出ても最低60点取れるようにしましょう。幅広く勉強するのは大変だと思いますが、頑張ってください、陰ながら応援しております。

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