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A.Oさん(20代)
DATA BANK
不動産会社勤務時代に独学で宅建試験に合格し、「せっかく勉強する習慣がついたのだから他の資格にもチャレンジしてみたい」と思い調べていたところ不動産鑑定士という資格があることを知って挑戦することにしました。
試験の概要を調べていると、最終的には論文式試験の合格が必要であり、独学での勉強は難しく時間効率も悪いということが分かったため講座を受けることに決めました。また、合格者の方のブログを読んでいても、ほとんどが予備校に通われていたため、独学での勉強は難しいと判断しました。
合格者占有率が高く、TACのカリキュラムをこなせば合格できると考えたからです。また、どの科目の先生方も分かりやすかったため、不合格であった翌年も引き続きTACで勉強することに決めました。選抜試験の結果に応じて受講料が割引されるという制度もとてもありがたかったです。
【失敗談・敗因】 初めて不動産鑑定士の試験に挑戦したときは、自身の病気で基本講義も受けきることができないまま短答式試験は記念受験となりました。その後しばらくして専業受験生となりましたが、論文式試験で不合格となりました。専業受験生であったにも関わらず合格できなかった理由としては、①勉強の方向性を間違っていたこと、②専業受験という勉強スタイルが自分には合っていなかった、ということが挙げられると考えています。 ①について:短答科目の勉強に時間を割きすぎてしまい、論文科目の勉強がかなり後ろ倒しになってしまいました。また、インプットに偏り、実際に答案を作成する練習が十分にできていませんでした。 ②について:仕事を辞めたことによって社会から切り離されたように感じ、「仕事も辞めて、落ちたら自分の人生はどうなるのだろう」という不安から勉強に集中できない時間が多くありました。勉強をしていても涙が出てきたり、専業受験生の時はメンタルがかなり不安定でした。 【勝因】 翌年は金銭的な問題からも働く必要があったためバイトをしていました。勉強時間は減りましたが、働くことが良い刺激になってメリハリをつけて勉強できるようになりました。忙しくなったことでメンタルが不安定になることもほとんど無くなりました。また、勉強をアウトプット重視にして、解答に近い答案作成ができるようになるまで何度も練習したことが良かったと考えています。
毎週30~35時間ほど働いていました。通勤時間を減らすためにも自宅から近いところをアルバイト先に選びました。通勤時間、休憩時間など空いている時間はほとんど全て勉強時間に充て、帰宅すると寝てしまうこともあるため、仕事終わりに図書館の自習室に寄って勉強していました。勉強時間が足りないと思うと焦るので、「今日はこんなに勉強時間を捻出できた」とゲームのような感覚で勉強時間を確保していました。達成感も感じられるので勉強時間は記録することをお勧めします。
【鑑定理論】毎日2、3時間は必ず基準暗記の時間を確保するようにし、どの論点が出ても最低限のことは書けるように穴を作らないようにしていました。答案作成の練習はマスター問題集を繰返し使用していました。直前期は2日に1問は答案作成するようにし、答案作成はパソコン上で行っていました。 【演習】類型ごとに過去問や答練を1つ選び、その問題を繰返し解くようにしていました。 【民法】重要なキーワードを落とさず書ける程度には論証例を暗記しました。その上で、答練や総まとめ講義等の問題を何度も解き、解答と似た答案が作成ができるよう練習しました。全部書くと時間がかかるため、関係図と答案構成は手書きし、答案作成はパソコン上で行っていました。 【経済学】苦手科目であったため、基礎論点を落とさないように心掛けました。レジュメの暗記作業を何度も繰返し、答練、総まとめ講義のAランク論点は確実に書けるようにしました。 【会計学】答練、総まとめ講義の暗記作業をメインに行っていました。オプション講義ですが、計算問題を落としたくなかったため計算マスター問題集を繰返し解きました。
Webフォローが良かったです。働きながらの勉強だったので、講義の速度を少し早めて視聴していました。時間を有効的に使うことができ、また、新型コロナウイルス感染症の陽性者数が増え外出の不安が高まった際にも、自宅で講義を視聴できるためWebフォローがあって良かったと感じています。また、直前期はよく朝から晩まで自習室を利用していました。往復の交通費を無駄にすることはできないというのもあって、集中して勉強することができました。
収録担当の先生方に主にお世話になりました。どの先生も「どの部分が躓きやすいか」、「どう考えれば理解しやすいか」と受験生目線で解説してくださったので分かりやすかったです。また、それぞれの論点についてしっかりランク付けをしてくださったので、効率よく勉強できたと思っています。
論文マスター問題集がすごく良かったです。試験本番までに押さえておきたい論点が網羅されており、基準を暗記してマスター問題集を解くというサイクルを繰返すことで鑑定理論はかなり力がつくと思います。また、基準の暗記だけではそれぞれの章を越えた体系的な理解が難しいため、なるべく早い段階から問題集に取り掛かるのがおすすめです。問題集をこなすことでよく使う基準も分かってくるため、記憶にも定着しやすくなると思います。
答練や公開模試のスケジュールが良かったです。それぞれの答練や公開模試で良い点数・順位を取ることを目的にスケジュールに合わせて学習すると良いペースで勉強が進んでいくと思います。
答練ではあまり良い成績は取れていませんでしたが、教室受験者の順位で第1回目の公開模試では10位以内、第2回目では30位以内に入ることができ、自信を持って本試験に臨むことができました。特に、第1回目では一桁台の順位を取れると思っていないかったため、そこから一気にやる気が出て勉強に没頭することが苦では無くなりました。公開模試の個人成績表をスマホの壁紙にすることで、スマホゲーム等の誘惑に勝つことができました。また、私は際立って良い点数を取れている科目は無かったので、各科目バランス良く点数を取ることが合格に繋がることを意識できたきっかけでもありました。
鑑定理論の「論文特効ゼミ」と会計学の「計算マスター」がよかったです。 【論文特効ゼミ】論文マスター問題集に取り掛るまでは、漫然と基準を暗記していましたが、問題集を繰返すことで、基準を体系的に理解することができるようになり、各論点に対してどの基準を引用するべきかが分かるようになりました。 【計算マスター】例えば金銭債権の貸倒見積高の算定方法など、文章だと理解しにくい部分が実際に計算してみると理解できた論点がいくつかあったので、受講して良かったです。鑑定理論の演習を理解すると基準の理解が深まるように、計算方法を覚えると暗記もしやすくなりました。
直前期は、鑑定理論は基本テキストとマスター問題集、演習は過去問と答練(各類型1問ずつ)、民法は答練・総まとめテキスト・公開模試・論証例ノート、会計学は答練・総まとめテキスト・公開模試・計算マスター問題集、経済学は暗記レジュメ・答練・総まとめテキスト・公開模試を繰返していました。バイトがある日は帰りに図書館に寄り、休日はTACの自習室で勉強していました。また、体調を崩さないよう、睡眠時間は確保し軽い筋トレをしていました。バイト先に持っていく昼食もなるべく手作りし、野菜や記憶力がアップのために魚も積極的に食べていました。ご褒美と銘打ってお菓子やアイスもたくさん食べてしまいましたが…。とにかく万全の体調で本番に臨むために、無理だけはしないようにしていました。
「万全の体調で臨めるように」と思っていたにもかかわらず、本試験1か月前に利き手の神経を痛めてしまいました。書く練習が十分に出来ない状態のまま本試験を迎え、腕に湿布を貼り不安な気持ちで臨みました。しかし、「絶対に後悔のないようにやり切ってやる!」と自分を奮い立たせ、何とか全科目書き切ることができました。正直、病院で診断された際は今年も駄目なのかと絶望しましたが、諦めずに勉強を続けて本当に良かったです。
不動産鑑定士試験は昔に比べたら受かりやすくなったと言われていますが、それでも、趣味や遊び、家族・友人との時間など多くの犠牲を払わなければ合格に到達することはできない試験だと感じています。人によっては仕事を辞めたり、正社員からアルバイトに転職することでお金も犠牲にすることになり、不安定な状況で勉強を続けなければなりません。しかし、努力が無駄になることはありません。長くてつらい道のりですが、歯を食いしばって勉強した日や涙を流しながら勉強した日も合格に繋がっています。そして、合格すれば周りの評価も一気に変わります。ポジティブな気持ちもネガティブな気持ちも勉強の原動力に変えて、自分の心と身体を大切に頑張ってください。
平成30年度不動産鑑定士試験 最年少合格者にインタビュー
毎年多くの合格者を生み出すTACのカリキュラム
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