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一川 勝佳使さん(40代)
DATA BANK
家業として不動産投資、管理をしています。家業を引継ぎ会社を設立しました。不動産投資のための判断基準として不動産鑑定評価を修得することにしました。物件の選択において鑑定評価の勉強は有用でした。
試験の難易度、質問があれば講師に直接聞くことができる点で予備校を利用することにしました。
合格者の多くがTACでの受講生である点で、TACで学べば合格に必要な知識は修得できると判断してTACを選択しました。
1年目は覚えることで多くの時間を取られ、論文試験で求められていることをきちんと解答するための各章のつながりを十分理解できず、合格するために必要な答案が作成できませんでした。2年目の勉強で各章の横のつながりが理解でき、それをアウトプットできるようになりました。
私の場合自営業で、大阪、京都へ行くことも多くその間に基準を覚えたり、不動産の物件を見る時も電車の中で基準を覚えてました。ただ契約業務、売買契約時は契約書の確認、作成等全く勉強ができない日もありましたが、空き時間を見つけて少しでも基準を覚えるようにしました。
鑑定理論については、特効ゼミ2本を中心に勉強し、基準の本を必ず1日1時間は暗記するようにしました。演習は過去問、答練を中心に勉強しました。特に演習では過去問を1時間45分以内で終了するようにしました。特に急ぐことによる見落としがあるため、そのミスを防ぐための方法を考えて過去問を解きました。経済学は上級講義とテキストと過去問を中心にやりました。会計学は過去問を中心に勉強しました。民法は一番の苦手でしたので、答練と過去問を中心に論点さがしと、論証例が少しでも、書けるように暗記をしました。
フォロー制度で良かったのは、自分でどうしても理解できない点をメールして、その返答により自分自身の理解が深まりました。特に講義終了後の6月、7月は非常に有効でした。
TACではクラス方式で講師に直接質問ができる点が非常に良かったと思います。また、重要性においても、A・B・Cとランク付けされており、勉強する点で重要度に応じた勉強をすることができました。特に鑑定理論では、Aは一語一句完璧に、Bはできれば完璧に、Cと留意事項は内容が正確に表現する等講師からのアドバイスが勉強する上で非常に助かりました。
鑑定理論のテキストの中で、右側に書かれている事項は基準を理解する上で非常に有用であり、私の場合、このことを2年目で気付きました。経済学の上級テキストは経済学を深く勉強する上で非常に有用でした。また、会計の過去問の解答はかなり詳細に書かれており理解を深めるために有用でした。
基礎答練、応用答練、直前答練と難易度が上がったように思います。従ってより深く広く勉強する点で良かったと思います。また、答練の間に総まとめがあり、全体を再度復習するのに有用であったと思います。
TACの模試で良かったのは自分の現在の位置を把握するのに有用であったと思います。また、自分が試験で大きなミスをすると順位が20~30番変わることを知り、大きなミスを犯すことが致命傷となることが分かり良かったと思います。従って本番では出題者の意図を把握するようにし、ある言葉から早とちりして論点を絶対に外さないようにしました。
鑑定理論特効ゼミは、鑑定理論の全体の把握、各章の横のつながりを理解する上で非常に良かったと思います。アクセスα・βで演習を受けました。私は、計算結果さえ合っていればいいと思ってましたが、実際は高得点が取れず、どのような解答形式、内容にすれば高得点が取れるかが分かり非常に良かったです。
鑑定理論は論文特効ゼミのテキスト、演習は過去問、経済学は上級講義テキスト、過去問、会計学は過去問、民法でも過去問を中心に勉強しました。上記の過去問等を勉強する時は、基本講義のテキストを使用してました。
試験当日、私の横の人が欠席で自由に机が使えると思ってましたが、民法開始後机がすごく揺れてまともに字を書くのが困難な状況になり、昼食時に席を変更してもらいました。ただでさえ苦手な民法の答案を揺れる机で書いたため、すごく不安でしたが、合格できて良かったです。
論文試験に対応するためにはまず暗記が必要ですが、暗記だけでは試験に対応できず、頭の中の「箱」に入れ整理し、いろいろな引出しから知識を取り出して答案を作成する必要があります。従って全体が見えないとなかなか良い解答ができないと思います。全体が見えれば点数が上がるのであきらめずに頑張って下さい。
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