不動産鑑定士 合格体験記|滝本 涼太さん

【合格の秘訣】 勉強を習慣化すること。

滝本 涼太さん

滝本 涼太さん
(10代)

一発合格

DATA BANK

受講コース 1.5年本科生
受講形態 Web通信講座
受験環境 大学と両立
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 1回
【論文式試験】合格までの受験回数 1回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 1年2ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 1年2ヵ月
得意科目 【鑑定理論(論文)】
一番勉強したから。
不得意科目 【民法】
論証例を覚えるだけでなく、論点を発見できないと点数にならないため。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

大学入学当初から将来は特定の分野のプロフェッショナルになりたいと考えておりました。そこで、資格について調べていたところ、鑑定士が目に留まり不動産の適正な経済価値を判定するという高い専門性を有しており、かつ、希少価値が高いことから目指しました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

この試験は膨大な量の論点を暗記しなければなりません。なので、全ての論点を完璧にするのは困難であり、効率も悪いので、ABCと重要度を分けてメリハリをつけて指導して下さる専門学校を利用することにしました。また、市販の教材が少ないことも理由です。

TACを選んだ理由・決め手

圧倒的な合格者占有率の高さです。合格者のほとんどがTAC生であるため、TACのカリキュラム通りに勉強していけば合格者と差をつけられることはないと思い、TACにしました。また、教材の質の高さと講座の豊富さもTACを選んだ理由です。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

膨大な量の事項を暗記することに苦労しました。各教科それぞれで覚えなければならない事項が多く、ある教科を勉強していたら他の教科が疎かになるので、本当に本試験までに覚えられるか不安でした。しかし、覚えていない事項のみを暗記の対象にし、何回も繰り返すことで暗記の効率化が図れるようになりました。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

大学の空きコマは図書館で勉強するようにし、移動時間も経済学のレジュメを見るなど、常に時間を無駄にしないように隙間時間を有効活用していました。私は、声に出して覚えるタイプだったので、図書館や大学では演習や経済学、会計学の計算問題をするようにし、暗記は専ら自宅でするようにしていました。

効果的な学習方法

全ての教科において極力暗記を効率化することを意識して勉強していました。具体的には忘却曲線に沿って復習する時間を調節することと、覚えていないところをマークして、そこだけを重点的に勉強するようにしていました。ただ、演習については分かっているところも省略せず、書くようにした方が良いと思います。何回も解いていないと後になって不安になります。また、過去問については鑑定理論論文と演習以外はこんな問題が出るんだなと確認しただけで解くことはしませんでした。過去問には捨て問が多くあるため、実際には解くことは非効率だと思います。なので、過去問の代わりにアウトプット強化として、答練や先生がピックアップしてくれた良問を解くと時間の効率化が図れます。

フォロー制度の活用方法と良かった点

私は、通信で受講していたので、仲間が一人もおらずモチベーションが続かない日もありました。そのような時には、スクーリング制度を活用し,他の受講生と答練を受けることで刺激をもらうことができました。また、自宅での勉強が行き詰まったらTACの自習室を活用するなどフォロー制度はモチベーション維持に有効でした。

TACを受講して良かった点①(講師について)

鑑定理論の講師の方々の講義が良かったです。鑑定理論の講師の方々は、実務家でもあるので理論を中心としながらも、時折実務を織り交ぜた講義は私にとって非常に有益でした。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

鑑定理論の暗記レジュメと経済学の基本講義のレジュメが良かったです。暗記レジュメは100個の論点が整理されており、基準、留意事項、定型文を使って非常によくまとめられています。経済学のレジュメもよく整理されており、私は経済学についてはこのレジュメと答練でのみ勉強しました。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

答練が多く組み込まれているので、アウトプット中心の学習ができ論点は暗記していてもうまく書けないということがないようにしたカリキュラムになっていると感じました。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

一番要注意の問題を解けることはもちろん良いですが、特に本試験の雰囲気を体験できることと自分の順位が知れることはとても良かったです。私は通信で受講していたので、周りのレベルが分からず不安になっていました。しかし、全国公開模試で上位の順位になれたことは自分のこれまでの勉強が無駄になっていないと自信になり、直前でも追い込むことができました。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

論文特効ゼミでは過去問で重要な論点や本試験で出題されやすい論点が選び抜かれており、これだけで合格レベルに達することができます。直前期に穴のある論点を押さえるのに非常に有効でした。会計学計算マスターでは、試験に出題されやすい問題が厳選されているので、計算問題はこの講義と答練で十分です。

直前期の過ごし方

直前期は基礎期、応用期と同じような勉強スケジュールで勉強していました。無理に勉強して体調を崩したくなかったからです。勉強内容は、論文マスター問題集を中心に全教科まだ覚えていない論点を必死に暗記していました。やはり、直前期は暗記をするのが良いと思います。

本試験当日のエピソード

試験初日に駅の中で迷ってしまい、試験時間ギリギリで会場に到着してしまいました。その影響から民法でミスをしてしまい落ち込みましたが、鑑定理論と会計学が得意だったので挽回してやるという気持ちで3日間乗り切りました。また、演習が何度も見たことのある貸家の問題だったので心の中でガッツポーズしながら解いていました。

これから目指す方への応援メッセージ

鑑定士試験は難関であるため長期間の勉強を必要とします。長期間勉強していると日によってはモチベーションが続かない日もあると思いますが、この試験は努力が結果に表れやすい試験なので、勉強すれば必ず合格できるという気持ちで日々の勉強頑張ってください!

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