不動産鑑定士 合格体験記|田中 美希子さん

【合格の秘訣】どうか最後まで諦めず、自分を信じて頑張ってください!

田中 美希子さん

田中 美希子さん
(20代)

一発合格

DATA BANK

受講コース 2年本科生Plus
受講形態 Web通信講座
受験環境 働きながら
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 1回
【論文式試験】合格までの受験回数 1回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 1年11ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 1年11ヵ月
得意科目 【鑑定理論(論文)】
鑑定理論を極めることがこの試験を突破する近道だと考え、多くの時間を費やしたため。
不得意科目 【民法】
論証例を暗記しただけでは点数に結びつかず、一番勉強方法に苦戦したため。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

両親が不動産鑑定士として働いており、話を聞く機会も多かったことから不動産鑑定士の資格に興味をもったことがきっかけです。30歳手前で改めて今後のキャリアを考えた中、資格取得による専門職業家としての道を進みたいと考え、受験を決意しました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

働きながらの受験だったため、いかに効率よく勉強をこなせるかを重視していましたが、論文式試験の比重が非常に大きい不動産鑑定士試験を短期間で突破するためには、独学ではなく予備校に通うことが必須であると感じたためです。

TACを選んだ理由・決め手

不動産鑑定士試験の合格者のうち、大半をTAC生が占めていると知ったためです。 また、体験授業の分かりやすさも、学生時代より勉強から足が遠のいていた私にとって非常に感動し、その日にTACへの申込を決めました。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

とにかく暗記することに非常に苦戦しました。鑑定理論を筆頭に多くの科目で、文章単位での暗記が必要ですが、今までに経験したことのない暗記量に最初は何度もくじけそうになりました。 一度くじけた時に再度暗記のスイッチを入れることが精神的に一番辛かったです。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

仕事をしながらの勉強だったため、「すきま時間」や「何かをしながら勉強」等で勉強時間の確保に努めていました。 また、暗記については同じ時間をかけても如何に暗記の質を上げられるかに重点を置き、夜インプット朝アウトプットを継続していました。

効果的な学習方法

不動産鑑定士試験では、暗記量が非常に多いため、ひたすらに「反復」することが最重要だと思います。 その中でも、「何を」反復するか、が肝だと感じました。つまり、TACの教材以外には手を付けないこと、そしてTACの教材の中でも各科目ごとに反復する内容を絞ることで、暗記の精度をあげることができました。 例えば、最重要科目である理論においても基準をそのまま暗記するのではなく、特効ゼミの暗記Q&A200問をベースに、答練で出てきた内容を付け加えたノートを反復することで、テストでは高得点が取れる効率のよい暗記が出来ました。 また、苦手科目であった民法については、先生が仰っているAA・Aランクのみの論証例暗記に絞り、みんなが解ける問題だけは絶対に落とさない!という方針での勉強で本試験も乗り切れました。

フォロー制度の活用方法と良かった点

コロナ禍だったため、利用が限られた時期もありましたが、自習室での勉強は非常に捗りました。 もちろん不動産鑑定士試験の勉強をしている利用者ばかりではありませんが、同じ資格勉強をしている方と同じ空間で勉強することでモチベーション維持にも役立ちました。 また、質問メールも何度か利用しましたが、担当者の方が丁寧に答えて下さるのですぐに理解が深まると同時に、自分の不明点を文字に起こすことで何が分からないのかをクリアにできました。

TACを受講して良かった点①(講師について)

どの科目においても、不動産鑑定士試験の出題傾向を知り尽くした上で講義をして下さっており、講師のみなさんについていけば問題ない!と安心して勉強することができました。 特に最重要科目の鑑定理論については先生の講義に加え、毎回の講義での質問を通して合格できるまでの理解を身につけることができました。 また教養科目については本試験でどうしたら点数に繋がるのかの視点で教えてくださった上、鑑定理論とのバランスを意識された講義だったので、優先順位をあまり考えずに取り組むことが出来ました。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

TACで与えられたテキストや答練のみの利用で合格できたので、良質な教材ばかりだったと思います。 特に答練はその年の出題傾向を捉えた上での問題となっているので、直前期まで必須の教材でした。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

私は通学だったので、このカリキュラム通りに受講することで、絶え間なく勉強を継続することができました。 特に最初の応用答練等では、自分の力不足を把握する機会となったため、勉強のアクセルを早々に踏むことができました。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

公開模試は、本試験と同じような雰囲気を感じることができる最適のカリキュラムだと思います。 特に朝昼夜すべての食事や1日目2日目が終わった後の勉強スケジュールについてどうするべきか、公開模試を通じて決めることができ、本試験でもほぼ同じ内容で過ごすことができました。 また、特に2回目の公開模試は、本試験の順位とほぼ同じだったため、自分の正しい立ち位置を把握するためにも受験して良かったなと思います。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

オプション講座は全て受講しましたが、個人的には特に下記2つの講座にて効率よく成績を伸ばすことができたと思います。
・行政法規 短答特効ゼミ
・鑑定理論 論文特効ゼミ
行政法規は勉強方法に苦戦した科目でしたが、特効ゼミの教材を回すことで短時間で合格点をとることができました。 また鑑定理論の論文特効ゼミでは、暗記のベースとなる基準の中でも覚えるべきQ&A200問集があり、この200問を最初繰り返し暗記することで、鑑定理論を得意科目まで押し上げることが出来たと思います。 さらに、このオプション講座の教材であるマスター問題集は、過去問の中から厳選された問題のみが抽出されているため、この1冊を完璧にすることで、どんな問題でも対応できる!と自信にも繋がりました。

直前期の過ごし方

直前期までは、時間があっても勉強以外の自由時間を作ってしまっていましたが、直前期では勉強か仕事か睡眠か、で時間を使うように意識していました。 勉強は継続が大事だと思っていたため、特に平日に全科目触れられるよう、食事や寝る準備等は必ず何かの科目の暗記をしながら行うよう心がけていました。

本試験当日のエピソード

本試験では、初日の民法で躓いてしまい、夜は次の日の勉強もできず精神的にどん底でした。 TAC講師のみなさんからも、口を揃えて「1日目のことを引きずらないように!」と言われていたにも関わらず、実際には気持ちの切り替えがなかなかできませんでした。 しかし、鑑定理論・演習が得意科目だったため、2日目の試験直前でようやくスイッチを切り替えることができました。 自信のある科目があって良かったなとしみじみ感じた3日間でした。

これから目指す方への応援メッセージ

不動産鑑定士試験は努力すれば必ず報われる試験です。難易度は高いですが、学歴が高い人・頭が良い人しか受からないという試験ではなく、「どれだけ努力できたか」が結果にダイレクトに繋がると思います。どうか最後まで諦めず、自分を信じて頑張ってください!

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