不動産鑑定士 合格体験記|大島 智優さん

【合格の秘訣】 基礎の徹底と勉強の習慣化!!!

大島 智優さん

大島 智優さん
(20代)

一発合格

DATA BANK

受講コース 1.5年L本科生Plus
受講形態 教室講座
受験環境 大学と両立
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 1回
【論文式試験】合格までの受験回数 1回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 2年0ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 2年0ヵ月
得意科目 【鑑定理論(演習)】
一度習得すると、ある程度の点数が確実に取れるため。
不得意科目 【会計学】
勉強を始めるのが遅く、また、単元ごとのつながりを感じることができなかったため。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

父が不動産鑑定士であったため鑑定士という仕事に興味を持っていたこと、また、高校三年時に推薦で大学がはやく決まったので、次の目標として父から「鑑定士の勉強をしてみるか?」ということで、TACに通い不動産鑑定士の勉強を始めました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

高校生であったため、「行政法規?鑑定理論ってなんだ?」という状態で勉強をはじめることになりました。何をすればいいのかわからなかったので合格までの道しるべが必要だと思い、予備校に行くことが一番の近道だと考え通い始めることになりました。

TACを選んだ理由・決め手

父が過去にTACで講師をしていたこと。また、受験生のほとんどがTAC生であることで、それに伴いTAC生が全体の合格者の大半を占めることから、TACの教材を使用してしっかり勉強しTACの中で上位に入れば、合格できると考えたからです。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

学生であったため、周りがサークル活動やアルバイト、遊びに時間を使っている中で、誘惑に負けずに鑑定士の勉強をするというのは、習慣化するまではキツかったです。また、コロナで自習室が閉鎖されていたために、誰にも会わず家に引きこもって勉強するしかなかったのは精神的にも肉体的にもつらかったです。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

大学生が鑑定士試験と大学を両立するには、大学での勉強内容と論文の科目である会計や経済学、民法と被らせることで、TACの講義と大学の授業の二つの方向から似たような内容を学習することができ、大学の単位も取れるという一石二鳥の状態になり、両立しやすくなると考えます。

効果的な学習方法

まずは、徹底的に基本の基本を詰め込むことだと思います。まず、基本講義を欠かさず受講し基本的なところ(Aランク論点)が少しでもわからなければ質問や、WEBフォローで対応します。(私の場合、どの講義も最低3回くらい聞き直しました。)次に、ミニテストや基礎答練、応用答練でどこまでできるかを確認します。この時点では、初学ではほぼ何も書けないと思いますが、ここで踏ん張れれば合格に近づくと思います。鑑定士試験は暗記だというイメージがありますが、(もちろん暗記はとても重要ですが)理解の伴った暗記を意識すべきです。そうすると、本試験で少し変わった問題が出ても焦らずに対応できると思います。また、テキストについては、基本的にはTACの教材で十分だと思いますが、モチベーションの維持のために、大学1年生が使うような経済学の入門の入門のような本を買って電車で読むのはアリだと思います。鑑定理論に関していえば私はTACの教材に加え、株式会社イレブンの『不動産鑑定評価基準の解説書』などで理解を多方面から深めていました。

フォロー制度の活用方法と良かった点

講義を重複受講することでわからない部分を補うことができ、また、異なる講師の講義を受講することができるため、違った角度から同じ内容を教えてもらうことでより理解を深めることが出来ました。また、答練においてはまわりに自分と同じ受験生がいる状態で受験できたので本番のような緊張感で問題に挑むことが出来ました。

TACを受講して良かった点①(講師について)

鑑定理論の基礎講義を大阪で受講したのですが、その時の中村光伸先生の講義が鑑定理論を初めて勉強した私でもとてもわかり易かったです。また、TACの殆どの先生が、絶対に覚えないといけないところ(Aランク論点)や学習をする優先順位をランクにして講義で伝えてくれるため迷わずに講義の後にはすぐにやるべきことを決めて勉強に入ることが出来ました。また、毎回の講義の最初に先週の講義の内容のまとめ的なミニテストがあるので、そのテストで自分の理解度を確認することができました。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

なによりも答練です。僕が受験した本試験においては、答練や総まとめ講義において取り扱われた内容が沢山出題されて、「これはいけるかもっ!」と心の中でガッツポーズをしながら解いたのを覚えています。鑑定士試験の受験生はほとんどがTAC生なのでTACで出た基本問題を全て解けるようにしておけば、安心です。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

やはり、1.5年本科生のカリキュラムだと思います。つまり、1年目で短答に合格し、2年目で論文に合格するというカリキュラムです。鑑定士試験の3年間免除可能という特徴を存分につかっていて、合格しやすいからです。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

模試は本試験と同じ日程(3日間)で受験することになるので本試験と似たような雰囲気の中で受験することができます。そして、模試の結果には各科目の順位やランクが掲載されるので全体の中での自分の位置を把握することができ、得意不得意を知ることが出来ます。ですが、私は二回の模試ともにD判定であったのですが合格することができたので、判定には固執しすぎることはせず、やるべきことを淡々とこなすべきだと思いました。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

直前期の過ごし方

直前期は、今までやったこと(答練、模試)や基礎の復習だけをしていました。新しい事に手を出してしまうと分からない事だらけで無駄に焦ってしまうと考えていたからです。また、演習を得点源にしようと考えていた為、一日の勉強の最後に演習の過去問を疲れた状態で二時間キッカリはかって解くようにし、本番の疲労感を意識して勉強していました。おすすめです!!

本試験当日のエピソード

初日の試験日の二日前から急激に気温が下がって前日に風邪をひいてしまい、試験当日は、薬局でのどの痛み止めと眠くなりにくい鼻水止めを必死で探していました。コロナがはやっていたことと試験に対する緊張感からコンディション最悪の状態で一教科目に突入することになってしまいました。体調管理大事です!!

これから目指す方への応援メッセージ

短答・論文あわせての合格率が数%ととても低く、また、受験科目も7科目と大量にあり、勉強することが多くとてつもなく難しい試験だなと、勉強を始めると、自分は合格できるのかと不安になると思いますが、完璧主義にならずに確実に自分が決めたやるべきことを淡々とこなしていけば、合格できる試験だと僕は思います!

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