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F.Tさん(30代)
DATA BANK
仕事で不動産の経済条件について交渉を行うことが多いため、自分自身が不動産鑑定士の有資格者となることで交渉相手に対する説得力が増すのではないかと考えたことがきっかけです。
論文試験の内容・学習範囲を見て、仕事と学習を両立させるためには独学では労力がかかりすぎると感じ、自分で学習計画を立てるよりも受験予備校を利用するほうがコストパフォーマンスがいいと判断しました。
職場の近くにオフィスがあり、仕事終わりに自習室の利用ができることが大きかったです。また、合格者の7割がTAC生であることから、TACのカリキュラムは信用できると考えました。
失敗談として、TAC1年目の論文本科生Bを受講したときは仕事と学習の両立がうまくできず、本番の論文試験までにカリキュラムの半分程度しか消化できずに不合格となったことです。一方、勝因としては、諦めずに学習を続けて知識を蓄えたことで、TAC2年目の上級本科生講座の学習効率が上がったことです。
正攻法で学習してもカリキュラムを消化できないと考え、講義を取捨選択しました。重点を置く講義はきっちり自習時間も取って取り組む一方、重点を置かないと決めた講義は通勤途中に1.4~1.6倍速くらいで聞くだけにするなど極端にメリハリを付けました。
論文本科生時代に渡邊先生の講義で配布頂いた鑑定理論の抜粋レジュメをひたすら暗記しました。暗記の教材をころころ変えると効率が上がらないため、鑑定理論に関しては鑑定評価基準も基本テキストもほぼ読みませんでした。上級本科生講座になってからも鑑定理論の暗記はこのレジュメのみで行い、あとは高橋先生の論文構成メインの講義・答練・過去問でアウトプットの練習をしました。一般教養科目は、基本テキスト中心に答練・過去問でバランスよく記憶定着を図っていきました。質問メールを一度しか使わなかったくらいTACの講義は理解が進むので、悩むことなく記憶定着の作業に大半の時間を費やすことができました。
TACの立地は都心のアクセスのいい場所なので、自習室の利用しやすさがかなり魅力的でした。また、休憩室で飲食も可能だったので、しっかりと休憩も取ることができました。コロナ禍で利用制限が生じたことが残念です。
各科目について、雑談等を交えながら上手に教えていただき、興味を持たせてくれる素晴らしい講師陣でした。特に仕事で十分に時間を取れない受講生にとっては、興味を持って勉強することが一番効率よく学習するコツだと思います。話が熱を帯びると脱線しすぎる先生もいて早く本題に行ってほしいと思うこともしばしばありましたが、それくらい本気で生徒のことを考えてくれているのだと思います。
基本テキスト、上級テキスト、直前テキストはそれぞれ特性が異なるので、自分の学習の進度や相性に応じて使い分けができる点が優れていると思います。また、答練も質・量ともに十分で、講師陣の予想的中率もすごいと思います。また、この試験においては、答練等で自分の答案の出来を客観的に評価してもらえる点で独学との差になると思います。
広い試験範囲をカバーするためにカリキュラムのボリュームは相当に多いです。単価計算すると、1つの講義が安く感じます。しかし、講義の内容も濃く合格するための要素はしっかり織り込まれているし、また、講師陣が濃淡をつけて説明してくれる点が効率的で良かったです。
他の受験生の姿を見て色々と刺激を受けたことです。通信制だとずっと一人で勉強することになるので、一緒に勉強している仲間はどんな人なのか、合格を争うライバルはどんな表情で臨んでいるのかを知ってモチベーションが上がりました。また、本番を想定して、同じ机に二人座る状況であったり、日ごとに机の左右を変えて問題・解答用紙の配置を確かめたりもしました。
直前期は答練の提出に追われていました。答練を通じて自分の得意・不得意の部分が洗い出されたので、そこを復習して、関連する過去問にしっかり取り組むという練習をしていました。結果として、カリキュラムの消化ばかりに拘らず、適宜過去問にも取り組んだことが合格に繋がったと思います。
鑑定理論(演習)に賭けていたので、気合を入れるため試験前にエナジードリンクを飲んだところ、カフェインの作用でトイレに行きたくなって逆に集中できずに後悔しました。全国公開模試で試しておくべきでした。
根を詰めすぎると体調を崩す恐れもあると思いますので、無理せず気負わず勉強されるといいと思います。私の場合は、「仮に落ちても勉強したことは無駄にならない」と考えて心の平穏を保っていました。実際に仕事に使える知識も多々あったので、結果によらず、有意義な勉強だったと思います。
TAC鑑定士講座の 合格実績
毎年多くの合格者を生み出すTACのカリキュラム
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