不動産鑑定士 合格体験記|永田 崇さん

【合格の秘訣】 為せば成る

吉田健人さん

永田 崇さん
(30代)

DATA BANK

受講コース 上級本科生(短答対策付)
受講形態 教室講座
受験環境 働きながら
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 2回
【論文式試験】合格までの受験回数 4回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 4年2ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 4年2ヵ月
得意科目 【鑑定理論(論文)】
学習した内容を仕事にも活用することができ、勉強していて楽しかった。でも基準の暗記は苦労しました。
不得意科目 【経済学】
全く初めての科目で、数学も不得意だったため。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

弁護士や司法書士の士業の先生方を顧客とした不動産の仲介をしていました。不動産に関する専門知識を深めて、安心して仕事を任せていただきたいと考えて不動産鑑定士を目指すことにしました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

不動産関係資格の最難関資格であることは知っていました。国土交通省に掲載されている過去問を見て、独学は無理だと感じました。また、インターネットの情報でも独学はかなり厳しいという評判でしたので、受験指導予備校を利用しようと考えました。

TACを選んだ理由・決め手

合格者のほとんどがTACの受講者であることが最大の理由です。書店でパンフレットをみて、TACで勉強することが合格への一番の近道だと思いました。また、当時の上司もTACで鑑定士講座を受け始めたという噂も聞いて、背中を押してくれました。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

1年目:短答は難なくクリアできました。しかし論文式答練では、回答を埋めることができず、ほとんど白紙の答案を提出することが続きました。こんなにも難しい資格試験なんだと心が何度も折れました。
2年目:鑑定理論で得点しないと合格できないと考えて、ほとんどの自習時間を鑑定理論に費やしました。本試験でも鑑定理論はかなりの高得点でしたが、教養科目の点数が悪く、バランス良く勉強することの重要さを痛感しました。
3年目:各教科バランス良く勉強し、答練でも教養科目の点数が伸びました。全国模試でも上位に入れるようになりましたが、試験前に不安が募り、ヤマを張りすぎて不合格に。
4年目:各教科のバランスと苦手な論点を少なくすることを意識して勉強し、ようやく合格することができました。
鑑定理論が最重要科目であることは間違いないですが、各教科のバランスと苦手論点を如何に少なくできるかが肝心だと思います。何度も心が折れましたし、勉強はつらかったですが、諦めないことが最大の勝因だと思います。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

仕事や家庭での時間など色んな制約がある中で、一番大切にしていたのはメリハリです。短時間でも集中することが大切だと思います。2~3時間ぶっ続けで勉強するのではなく、適度に休憩時間を設けて、机に向かっているときは集中するように心がけました。

効果的な学習方法

鑑定理論:基準の暗記は通勤時間に聞くことと、特効ゼミの暗記チェックを書く(又はタイピングする)を繰り返しました。答案構成の練習は、特効ゼミの問題集を活用しました。
演習:点数の悪かった答練を繰り返しました。
経済学・会計学:各種答練の復習と総まとめテキストを繰り返しました。
民法:上級テキストの30問。論文構成をして、論証例を書くことを繰り返しました。
各教科で使用するテキストを決めて、ひたすらそれを繰り返すことが重要だと思います。それで、基礎を固めれば初見の問題もある程度記述できるようになりました。

フォロー制度の活用方法と良かった点

WEBフォローは、いつでも解説を聞くことができるので通勤時間に見るなど、重宝しました。 また、基本的には自宅で自習していましたが、集中できないときなどは気分転換に自習室を活用しました。職場からの帰り道に梅田校があったので、通いやすかったです。

TACを受講して良かった点①(講師について)

教室の講師・収録担当講師で、自分にとって分かりやすい講師を選択して受講しました。各教科で経験豊富な講師陣がいて良かったです。特にメインの鑑定理論は、どの講師も講義が分かりやすく、講義後の質問にも丁寧に対応していただきました。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

各教科で重要論点をコンパクトにまとめたテキストがあり、効率的に復習することができました。先ずは基本テキストで基礎を固めましたが、その後は各教科で最適なテキストを選んでそれを繰り返しました。 基本的にはテキスト以外に手を広げずに、答練等で目新しい論点が出たときには復習するようにしていました。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

ほぼ毎週答練があるため、慣れるまではかなりハードでした。勉強する習慣が身についてからは適度なペースと思えるようになりました。本試験1か月前には全カリキュラムが終了するので、その後は全体的な復習をするための時間を確保することができました。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

全国模試は本番と同じように緊張感があり、大変有意義でした。本試験と同じ時間で開催してくれるので、当日どのように時間を使うか等のリハーサルとなりました。合格するには何が足りないか、自分の実力を確認することができました。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

鑑定理論 論文特効ゼミ
梅田校で受講しておりました。体力的にはしんどいですが、2日間で鑑定理論の総まとめができました。鑑定理論の勉強は、特効ゼミで配布されるテキストだけでも十分と思えるくらい重宝しました。

ご自身の基準暗記方法(書く・読むなど具体的に)

基準を音読して携帯に録音しました。それを通勤時間等で聞いていました。(基準をつまらずに音読するのも暗記に役立つと思います。)
論文特効ゼミで配布される基準暗記チェックブックを活用しました。基本的にはタイピングして暗記し、苦手な箇所は書くを繰り返しました。

直前期の過ごし方

直前期もペースは変えませんでした。2~3時間ぶっ続けで勉強するのではなく、適度に休憩時間を設けて、机に向かっているときは集中するように心がけました。
教材も各科目で自分に合ったテキストだけを使用しました。
鑑定理論:特効ゼミの暗記チェックブック、問題集
演習:点数の悪かった答練を繰り返しました。
経済学・会計学:各種答練の復習と総まとめテキストを繰り返しました。
民法:上級テキストの30問。論文構成をして、論証例を書くことを繰り返しました。

本試験当日のエピソード

本試験は本当に緊張しました。試験開始の約一時間半くらい前に近くのカフェに到着して、リラックスするように心がけました。テスト直前にテキストを見ると不安になるため、お守り代わりに基準ハンドブックだけを持っていきました。

これから目指す方への応援メッセージ

私は合格まで4年かかりました。難関試験であることは間違いないと思います。何度も心が折れました。それでも諦めずに勉強することで合格することができました。基準の暗記等苦しいことばかりだと思いますが、諦めずに頑張ってください。

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