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榎本 久志さん(40代)
DATA BANK
不動産の資格にもともと興味がありネットで探していたところ不動産資格の最高峰と知り興味をもちました。より高いレベルの資格試験に挑戦しようと思い受験しました。また、不動産鑑定士という肩書が個人的に格好よく感じたことも大きいです。
短答式は独学でした。短答からTACに通えばもっと効率的に勉強ができて良かったと思います。論文は自分が書いた答案を採点してもらうことが絶対必要と考えていたので予備校に通うと決めました。
TACと他社で悩みました。TACのほうが受講料が高かったのですが、youtubeで見た高橋先生の講義がわかりやすかったこと、またTACは合格占有率が高かかったので、もし他を選択して落ちたときにTACにしておけばよかったと後悔すると思ったからです。
仕事をしながらなのでやはり勉強時間の捻出に苦労しました。また、家族の理解を得ることも大変でした。昨年の敗因は、得意科目に勉強が偏ってしまったこと。もっと偏らず全ての科目をバランスよく勉強するべきでした。
仕事と勉強の時間の両立に苦慮しました。すべてを効率化し無駄をできるだけ省くように努めました。通勤は移動時間も勉強時間のために活用して大切にしました。また、昼休憩や歩き中の移動時間も勉強するようにしてました。
各科目を毎日ローテーションで変えてました。例えば月曜は民法、火曜は会計学、水曜は鑑定理論という具合です。一つの科目を一周してからほかの科目に行くと次の科目を一周している間に前の科目を忘れてしまうと思ったからです。鑑定理論の基準の暗記は暗唱とリスニングが効果的です。答案構成はオプションの特効ゼミがおすすめです。これを10周くらいやりました。演習は今年から解答用紙がダウンロードできたので、それを印刷してやることが効果的でした。
TAC自習室を活用していました。自習室は他の試験の学生も多く使用していて刺激を受けました。今思えばTACに通って良かったのがこれが一番かもしれません。ただし、TAC自習室は隣の教室で普通に講義をやっているので、音が気になる人にはお勧めしません。自分も気になるときは耳栓をしていました。
鑑定理論の高橋先生の解説は大変わかりやすいです。これはTACの強みではないでしょうか。また演習の渡邊先生、経済学の粟国先生の解説は、自分がわからず疑問に思っていたところを丁寧に解説しており素晴らしいです。ずっとわからずモヤモヤしていたところが解消されハッとさせられました。
各教材は過去の本試験を反映したものが多く取り入れられているので過去問をやる必要がないくらい十分な内容となっていると思います。また、ボリューム感も自分には丁度良くこれ以上多いと自分にはキャパオーバーでした。
アクセスα→応用答練→総まとめ→直前答練→上級答練→公開模試と答練漬けとなることで論文力が飛躍的に向上しました。
公開模試は絶対に会場で受けたほうがいいです。TACの公開模試は本試験の環境を再現しています。隣の席に人がいるときの緊張感。自宅受験だと自分に甘えてしまうというか自分のやりやすいタイミングでやりますよね。会場受験は自分が試験に合わす必要があります。この差は巨大です。
論文特効ゼミを受講しました。鑑定理論の勉強は直前期は基準の暗記とこれの答案構成を繰り返しやってました。アクセスαは基本論点が中心となっており、特に民法は本試験が基本論点だったこともありこれに助けられました。
基準の暗記に関しては書くことはほとんどせずに暗唱とリスニングだけしてました。リスニングは自分で録音したものを聞いていました。基準の半ページを読んでそらで読めたら次ページに行くという地道な作業をひたすらやっていました。
二回目の模試の結果が悪く途方に暮れていました。自分なりに分析をしたところ、手を広げすぎたことが原因と考えました。そのため直前期は基本論点の強化に力を入れました。具体的には鑑定理論の要説なども読んでいたのですがやめて基準の暗記と特効ゼミだけにしました。
本試験は真夏の炎天下だったので薄着で行ったら、思いのほか会場が寒くて試験に集中できませんでした。特に経済学や演習は外部環境によって集中できず影響を受けるので、上着を常備するなどしたほうが良いと思います。
この試験で一番重要なのは「覚悟」です。この試験は1、2年で合格できるものではありません。その間、多くのものを我慢し失いもしました。覚悟がなくては続きません。強い信念があれば受かる試験だと思います。みなさんの合格を陰ながら応援しています。
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