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宅建士講座の講師陣

藤沢 正樹 │ TAC専任講師

法律の学習を通じ、人生の羅針盤を獲得しましょう。

               

藤沢 正樹 講師
(ふじさわ まさき)

渋谷校

大宮校

プロフィール

わたしのモットー 誠心誠意                   
職歴・
講師歴
受験指導がまだ一般的ではなかった黎明期の1991年、司法試験の論文式試験の受験生だった頃にスカウトされて宅建講師に。
その後、宅建試験向けの講義だけではなく、大手企業の新人研修・中堅社員向けの法務研修、宅建業者向けの新借地借家法施行前の解説講義などを実施。
講師歴としては30年以上、TACの専任講師としては、15年ほど経過しています。宅建試験以外では、司法試験の受験機関の択一問題の制作、公務員講座の憲法の問題、珍しいところでは、警察官の内部の昇進試験対策用の刑事訴訟法の問題制作に携わったことがあります。
担当コース チャレンジ本科生
担当校舎 渋谷校大宮校
先生の講義の特長は?

<試験勉強の基本>
宅建試験の勉強は過去問が中心となります。なぜなら、(1)過去問は、宅建士として活躍する際に知っておくべき知識を問うものであるし、(2)本試験に出題されると、すべての受験生の共通資料となるので、自分だけが過去問に問われた知識を知らないことは合格への大きな障害となるからです。しかし、過去問の重要性を知ってはいても、ほとんどの受験生は過去問を効率的に活用できません。
授業では、基本テキスト(教科書)の文章のまさに文節ごとに、過去問があるのかないのか、あるとしたらどういう訊き方をしているのかを把握してもらい、受験勉強の効率を最大限にUPすることを狙います。受験勉強に当たってのメリハリですね。
教科書は正しい記述のみが記載されていますが、その正しい記述を過去問では、どの部分をどのような誤った表現に変えることで誤りの肢にしているのかを把握し、その誤った表現を教科書の正しい記述の直近に書き込みをしてもらいますが、そんな方法も効率的な勉強の一つです。もっとも膨大な量の過去問からそれを抽出するには多大な労力が必要です。しかし、かかる労力に費やす時間(事務作業の時間)は、真の勉強時間ではありません。それは私が長年かけて集積し、毎年updateしているデータを開示するので、ご自分の時間は、事務作業の時間を除く「真の勉強時間」に当てて下さい。

<法律の勉強>
また、宅建試験を通じて法に接するわけですが、せっかくの法律の勉強の機会を試験勉強だけで終わらせるのはもったいないです。試験勉強ということであれば、法が規定している結論(あるいは裁判所の判決)を把握することは必須です。
しかし、同時になぜそのような結論に至っているのか(立法趣旨など)も学んでほしいのです。どのような価値判断とどのような価値判断がぶつかり合って、法がそのような結論に至っているのか(あるいは裁判所がそのような判決をしたのか)を学べば、多面的な価値観の存在と、その調整の感覚が養われます。
法律は改正され、判例も変更がなされ、結論が変ってしまうことはよくあります。結論だけ覚える勉強では、法改正されたらやり直しですが、立法趣旨を把握して勉強していれば、どの価値判断の調整がなされてそのような変更に至ったのかを理解できます。授業では、そのような立法趣旨も触れながら講義をすることを心掛けています。

<各科目の講義の目途>
「民法等」は、歴史のある法律ですから、立法趣旨の説明を通じて、法律の考え方の基本を学んで欲しいです。民法の勉強は楽しいですよ。
「宅建業法」は、私は内部教材や答練等の制作責任者でもありますので個人的には大得意の分野です。宅建業法は試験での問題数が一番多く、また一番安定的に得点しやすい科目ですから、まさに「宅建業法を征する者が宅建試験に合格する」重要な科目です。最初の勉強段階では教科書のページ順に勉強せざるを得ないのですが、仕上げ段階では、(1)比較の視点(似た制度は比べて相違点とその理由を把握する)と、(2)横断整理の視点(「事務所」「役員」「書面」「手付」「未完成物件」などで宅建業法を特定のキーワードで横断的に整理します)でまとめることを目途とします。
「法令上の制限」は、技術的で専門用語の多い分野ですが、メリハリをもって、どの部分をどの程度の深さで把握すべきかを覚え方のテクニックなども披露しながら学習します。
「その他関連知識」は、まさに集積した過去問データが役に立つでしょう。シンプルに過去問を通じて教科書を読むことで最も効率的な試験勉強を実践できる科目です。

<実務的視点>
学習に興味を持ってもらうために、授業では、実務的な話も取り交ぜていきます。実は、宅建講師以外に、個人投資家でもあります。投資のうちの不動産投資としては、何筆かの土地と何棟かの建物も所有し、賃貸等で運用しています。金融機関、不動産業者、司法書士とも実務で接していますので、法律と実務とのズレなど興味を持ってもらえるような余談もしていきたいと思います。


受験生へのメッセージをお願いします!

宅建試験の合格率は、17%前後です。イメージとして、小・中学校は1クラス30~40人くらいの児童・生徒数ですが、そのクラスでの成績上位5~6人が受かる試験が宅建試験です。その成績だとクラスでも「頭のいい奴」と認識されるのではないでしょうか。結構難しいですよね。
でも学年で3位以内でなければならないというわけではないので、超難関ではないです。易しい試験に受かっても自慢できないし、価値も低いですが、宅建試験に受かれば自慢できるし、価値もあります。また、何よりも試験勉強を通じて把握した法律の考え方は、自分自身が様々な物事を判断していく上での大きな拠り所となるのではないでしょうか。
人生には濃密な時間を掛けるべきタイミングが何度か巡ってきます。宅建試験の受験勉強もそんなタイミングの一つではないでしょうか。受験すると決めたら、そんなタイミングに没頭し、人生をステップアップしていませんか。

講師に対する受講生からの声は?

2022年度受講生からの生の声の一部をご紹介します。

  • 話がおもしろいのでよかった ゴロ合わせも教えてくれてよかったです。
  • レジュメがとてもよかったです。
  • 具体例をあげての授業がよかった。
  • がんばります。

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