国家総合職 合格体験記
やると決めたら走り切る!
吉永 理央さん
DATA BANK
内定省庁 | 文部科学省 |
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出身校 | 早稲田大学 文化構想学部 |
コース | 政治・国際本科生 |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 2位 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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平和で豊かな日本のために
数々の海外経験から、日本という国が、いかに豊かで平和な国であるかを実感しました。「日本に生まれることができて幸運だった」と感じた瞬間が何度もあり、将来この国に生まれ育つ人々もそのように思える日本を残したいという思いから、漠然と国家公務員に憧れを抱いていました。留学先の米国で、在外公館でのインターンシップを経験し、日本を代表して、国のために懸命に働く国家公務員の方々の姿に感銘を受けたことがきっかけで、憧れが現実的な目標に変わり、国家総合職の受験を決意しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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最終合格とその先の内定までの手厚いサポート
前々から政治学や国際関係論に興味を抱いており、政治・国際区分での受験を考えていました。様々な予備校を比較するなかで、最も政治・国際区分対策が充実していたTAC・Wセミナーに入会しました。
いざ入会し、受講した講義はどれも分かりやすく、私のような初学者でもついていくことができました。また、講義のみならず、オリジナルの問題集の解説も大変丁寧に書かれており、復習も難なくこなすことができました。普段はWebで講義を視聴していたため、講師にメールで分からないところを質問することができる、質問メールの制度も大変ありがたかったです。
加えて、月1回の担任講師とのカウンセリングや、人事院面接対策、官庁訪問対策など、最終合格と、その先にある内定まで見据えたサポートが非常に手厚いと感じました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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一人一人に合わせた伴走体制
大学のすぐ近くにある早稲田校に所属していました。講義はWebで視聴していたため、校舎に足を運ぶのは、テキストを取りに行く際や、担任講師とのカウンセリングの際などで、あまり頻繁ではありませんでしたが、行くたびに、早稲田校スタッフの方々が「最近どう?」と温かく声をかけて下さり、時には親身に相談に乗ってくださるなど、早稲田校のアットホームな雰囲気が大好きでした。
担任講師には本当にお世話になりました。月1回のカウンセリングでは、勉強の進捗状況を確認するとともに、進め方に関する的確なアドバイスをくださいました。また、官庁訪問の相談や、併願先の相談にも乗って下さり、こうした1人1人に合ったきめ細かなアドバイスが受けられる点は、TAC・Wセミナーの魅力であると感じました。
- 公開模試の活用方法
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模試を基に勉強計画
模試は1つも欠かさず受験しました。とりわけ直前期である2月以降は、〇〇模試までにこれを終わらせる、という具合に、模試を指標にして勉強を進めました。
一次試験の基礎能力試験は、時間との勝負ですので、自分なりの解き方や、解く順序などを決めて、模試を使って練習すると、本番でも緊張せずに解くことができると思います。専門択一や、記述式の模試は、選択科目の受講がまだ終わっていない、二次試験対策にまで手が回っていない等の理由で受験をためらうこともあるかもしれませんが、受験をおすすめします。例え全ての範囲に手が回っていないとしても、現時点で自分がどれくらいできるのか、合格まであと何が何点足りなくて、どこを重点的にやればいいのかが分かりますし、自分の立ち位置を確認できるツールになると思います。ちなみに、二次試験の専門記述も結構時間が足りないので、こちらも模試を使って時間配分の練習をするとよいと思います。
TACの模試は予想問題になっているので、模試の直後と、択一は4月の試験直前、記述は5月の試験直前に解き直しました。実際、一次試験では、模試で見かけた問題がいくつか出題されたので、模試をきちんと復習していて良かった!と感激しました。
- 面接・官庁訪問対策
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自己分析と省庁研究
自己分析と省庁研究の双方が重要であると感じました。自己分析は意外と時間がかかるので、少なくとも年明けくらいには、少しずつ始めると良いと思います。省庁研究に関しては、説明会に参加するのが良いと思うので、行きたい省庁の説明会には積極的に参加することをおすすめします。
二次試験後には、自主ゼミを活用し、同じ省庁志望の仲間と志望動機を見せ合うとともに、政策の勉強会等も行いました。他人の客観的な視点はとても参考になりますし、勉強会を通じて得た知識は官庁訪問において大いに役立ちました。
- これから受験する人へアドバイス
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長い道のり
就活を終えた今、振り返って真っ先に浮かぶのは、「長かった」という思いです。内定までの道のりは、試験勉強から始まり、一次試験、二次試験、人事院面接、そして官庁訪問と、長く険しく、いくつもの山を越えなければなりません。これらに加えて、説明会への参加や、人によっては、民間就活、学校の授業などに時間を割かなければならないといった事情もあるでしょう。こうした長期戦を乗り越えるためには、以下の2点が重要であると考えます。
1点目は、計画を立てて取り組むことです。勉強を始めた時点から、官庁訪問が終わる7月までの、自分の予定や事情を考慮した長期的な計画と、それを1か月、1週間単位に落とし込んだ短期的な計画を、ざっくりとでも立てておけば、現在地を見失わずに最後まで走り切ることができると思います。
2点目は、つまずいてもくじけないことです。長期戦ゆえ、「自分はもうだめかもしれない」と思う瞬間が何度かやってくると思います(少なくとも私はそうでした笑)。そんな時は、1度立ち止まって、じっくり悩んだり、誰かに相談したり、各々の方法で、自分を見つめ直すと良いと思います。立ち止まった上で、それでも「国家公務員になりたい!」という自分の意思に気が付くことができれば、辛く苦しい長期戦も、乗り越えることができると思います。