国家総合職 合格体験記
効率的な学習を。
山室 光平さん
DATA BANK
内定省庁 | 外務省 |
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出身校 | 慶應義塾大学 法学部 |
コース | 政治・国際1.5年本科生 |
受験区分 | 大卒程度 教養区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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日本を背負う仕事
私が国家総合職を目指したのは、フランスでの外交官との出会いがきっかけでした。「日本」を主語にして語り、その仕事と生き様に誇りを持つ姿に感化され、自分の職業の選択肢の1つとして国家総合職、そして外務省という像が浮かびあがりました。実際にインターンや説明会などに参加し、外務省への理解が深まるにつれ、その決意が固いものになっていったように思います。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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試験突破にとどまらない対策
私は大きく2つの理由からTAC・Wセミナーを選びました。1つは、政治・国際区分対策のしっかりとしたカリキュラムが組まれていたことです。大学では政治学科に在籍していたため政治・国際区分での合格を狙っていたのですが、政治・国際区分を手厚く対策してくれる予備校は、TAC・Wセミナー以外にはありませんでした。2つ目は、最終合格後の官庁訪問を見据えた対策をしていると感じたためです。外務省を目指す上で、最終合格=内定ではないという点に不安を感じていました。その点、TAC・Wセミナーではカウンセリングやゼミを通じた官庁訪問の対策にも力を入れており、安心して取り組むことができました。
TAC・Wセミナーを選んでよかったと感じたのは、非常に効率よく学習を進めることができた点です。Webフォローを活用することで、自分の好きな時間と場所で講義を受けることができる上に、よく整理されたテキストと問題集が、学習内容の理解と定着にかかる時間を短縮する助けになりました。大学で体育会の部活に所属し、膨大な時間を試験対策に割くことはできなかった私でも、TAC・Wセミナーおかげで数的処理などの学習を短期間に2周、3周と重ねることができ、当初予定していた政治・国際区分よりも早く、秋の教養区分での最終合格に漕ぎつけることができました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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アットホームな日吉校
大学から近かったこともあり、TAC・Wセミナーの日吉校に所属していました。会計士に比べて公務員志望者はそこまで多くない印象ですが、内定者アドバイザーもおり、担当の方も丁寧に説明をしてくださいました。私の場合、TAC・Wセミナーの日吉校へは教材を受け取りに行くだけでしたが、他校舎にはないアットホームな雰囲気が好きでした。
また、Webフォローを利用すれば授業はどこでも受けることができるため、教室での生講義にこだわらないのであれば、アクセスの良い校舎に所属しておくことを勧めます。加えて、模試や模擬面接などの際は所属校舎以外で対策をすることも可能です。私も教養区分二次試験の直前は渋谷校に通い、他の志望者と切磋琢磨しながら対策を進めることができました。
- これから受験する人へアドバイス
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TAC・Wセミナーを使い合格までの道のりを明確に
「国家総合職」と聞くと、多岐にわたる学習範囲と膨大な勉強量を想像し、そのハードルを高く見積もってしまう方が多いかもしれません。または、サークルや部活、インターンなどの時間を全て切り捨てなければ受からないと考える方もいるでしょう。しかし、私の経験では、予備校を有効的に活用することで、その学習ははるかに効率的で道筋のはっきりとしたものに変わります。しっかりと準備をし、自分を律することさえできるのならば、民間就活や部活などの道を諦めずとも、国家総合職にチャレンジすることができます。
また、勉強を進める過程で、モチベーションが途切れてしまったり、他の進路に魅力を感じたりすることもあるかと思います。私にも、部活との両立の中でモチベーションを維持できず、民間企業が魅力的にうつった時期がありました。そういった状況で自分の支えになったのは、国家総合職を志した初心と、勉強以外の息抜きの時間でした。私にとってはフランスでの経験や外交への憧れが初心として自分の軸になっており、そして、その軸を思い出させてくれるのは決まって、部活や大学の友人との会話でした。これから受験される方々にも、何らかの軸があるのではないかと思います。ぜひその軸を固めつつ、それを思い出すためにも、勉強以外の時間を大切にされることを勧めます。
最後になりますが、「国家の未来を支えたい」「大きなフィールドで活躍したい」という想いが少しでもあるのならば、その初心を胸に、国家総合職へ挑むことを勧めます。