国家総合職 合格体験記
当事者となるに相応しい力をつける
栗田 知明さん
DATA BANK
内定省庁 | 防衛省 |
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出身校 | 東北大学 法学部 |
コース | 政治・国際本科生 外務専門職併願Type |
受験区分 | 大卒程度 教養区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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安全保障の当事者になる
小学生の頃に『坂の上の雲』という明治期を描いた小説を読み、自らも先人のように、国家の繁栄を左右する安全保障分野で、国家社会に貢献する生き方がしたいと漠然と考えていました。その後、大学時代の留学経験等を通して、日本の安全と繁栄を支えてきた国際秩序が崩れつつある今日の現実を痛感し、危機感を覚えるとともに、日本の安全と繁栄を守る当事者になりたく、国家総合職を目指しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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自分に最適なカリキュラム
私がTAC・Wセミナーを選んだ理由は3つあります。1つ目は、TAC・Wセミナーが、私が受験しようとしていた政治・国際区分に対応している、数少ない予備校の1つだったということです。2つ目は、私が併願先として考えていた防衛省専門職・外務省専門職にも対応しており、併願用のコースもあったという点です。TAC・Wセミナー入会時は上記の2点に主に着目し、入会意志を固めました。最後に、入会前から期待しており、入会後も「TAC・Wセミナーで良かった」と思ったのが、各種二次試験や官庁訪問に向けた情報量の多さです。情報が限られる地方大学から国家総合職を目指すにあたって、長年蓄積された膨大な情報はもちろん、同級生や内定者アドバイザーからいただける生の情報もとても役立ちました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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通信でも衰えない強み
私は一次試験対策・二次試験対策共に、Web講義での受講が多くなりました。しかし、講師の皆様は通信生に向けての言葉を講義中に挟んでくださる等、工夫をこらしながら、Web講義でも臨場感のある講義をしてくださいました。そのおかげで、気が抜けがちな通信学習でも適度な緊張感を持ちつつ講義に臨めました。さらに、TAC・Wセミナーの教材はどの科目も講師の先生方が工夫して教材・テキストを作成いただいているため、要点が非常によくまとまっており、その教材と、通信学習ならではの倍速再生や巻き戻しができるという特性を活かし、非常に効率的に学習を行うことができました。教養区分対策を本格的に始めたのは遅い方だったと思うのですが、忙しい学生生活の中でも合格を掴めたのはTAC・Wセミナーの効率的な学習のおかげでした。
- 企画提案試験対策
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地方生も安心の手厚い二次試験対策
二次試験以降は、どの区分でも人事院面接等、一人で机に向かう以外の対策を求められますが、教養区分は人事院面接に加え、企画提案試験と政策課題討議試験という試験があります。これらの試験は講義を受けるだけでなく、自らの言動を客観的に見つめ直し、他者の助言を得ることが非常に大切なため、対面での練習が効果的です。しかし、練習の相手が少なかったり、情報が少なかったりする地方の学生は、特に対策が難しくなります。私は地方生であったため、二次試験の対策が十分できるのかとても不安でしたが、TAC・Wセミナーでは二次試験各科目のコツを教えていただけただけでなく、オンラインも含めた練習会を何度も開催いただけたため、十分練習を積み、自信を持って試験に臨むことができました。対面での二次試験対策に参加しやすい都市部の方はもちろん、地方の皆様も安心してTAC・Wセミナーを選んでいただければと思います。
- 面接・官庁訪問対策
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中身を詰め、話し方でも差をつける
私は官庁訪問対策ゼミという、早期から、かつ丁寧に官庁訪問対策を行えるオプション講座官庁訪問対策ゼミを受講し、主にそれを通して官庁訪問対策を行いました。このゼミでは、官庁訪問時において話す「中身」だけでなく、話し方や振る舞い方についても、長年のご経験をもとに洗練されたものをご教授いただきました。同じようなことを話していても、伝え方や態度によって面接官が受ける印象は全く違うものになることを理解するとともに、数ヶ月の間に自らが与える印象がとても良くなるのを実感しました。
- これから受験する人へアドバイス
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縁を大切に、しかし最後は一人での勝負
就職活動を通じて、皆さんは色々な方からアドバイスをいただくでしょうし、ぜひそうした機会を自分から掴みに行ってほしいと思います。そこでいただいた助言やご縁は就職活動に詰まった時の突破口になりますし、ぜひ大切にしていただきたいです。他方、試験も面接も、勝負の瞬間は一人であり、そこで頼れるのは自分が積み重ねてきた努力だけです。就職活動中は人からの助言をよく咀嚼し、勝負の瞬間に「これだけやってきたのだから大丈夫」と思える自分を作り上げていってください。