国家総合職 合格体験記
心から納得のいく選択を!
木村 榛花さん
DATA BANK
内定省庁 | 厚生労働省 |
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出身校 | 早稲田大学 教育学部 |
コース | 政治・国際本科生 外専憲法併願Type |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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一人ひとりが自由な選択をし、自己実現できる社会を目指し
元々は英語の教員も視野に入れて、民間就活をしようと漠然と考えていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で大学や母校の講義が休講になり、教育の意味を深く考えるようになりました。更に、感染症対策で国や行政の持つ力の大きさを実感するようになり、政策立案を通じて国民の暮らしをより良くしていける国家総合職の業務に興味を持ちました。英語を活かした仕事がしたいとの想いから外務専門職も考えましたが、私が目指す「一人ひとりが自由な選択をし、自己実現できる社会」の実現に対し、貢献できる省庁を選べる国家総合職により魅力を感じ、志望しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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テキストの質・情報量の豊富さ
国家総合職試験の合格者が一番多く、大学から近い好立地で、他の試験種で同じ学科の友人も受講していたためです。実際に受講してみて、テキストの質・情報量の豊富さのレベルが非常に高いと感じました。特に政治・国際区分は比較的新しい区分で、2次試験の専門記述対策が手薄な予備校が多いと聞いていたので、TAC・Wセミナーにして本当に良かったと感じました。最終合格後も、官庁訪問対策を行う自主ゼミや官庁訪問対策テキストなど、内々定までのサポートが手厚く、安心して官庁訪問に臨むことができました。
- 所属校舎または講師のおすすめポイント
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早稲田生だからこその安心感
新型コロナウイルスの影響もあり、基本的にオンラインで受講しましたが、早稲田校は大学のすぐそばにあり、立ち寄りやすいのが嬉しかったです。また、ほとんどの受講生が早稲田生だからこその安心感があり、官庁訪問対策前後に同じ大学の友人もできました。
数的処理の三好講師は教え方が分かりやすく、また試験のスケジュール感も具体的に教えてくださり、大変参考になりました。講師にカウンセリングを受けて、人事院面接対策や政策論文道場を通じて、自身の狭い視野を広げて頂くことができました。
- 教養試験対策
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メリハリをつけた学習
基礎能力試験に関しては、配点が高く、苦手意識のある数的処理に最も力を入れ、講義・演習も対面で参加しながら、問題集を繰り返し解くことを心がけました。最初は解けない問題も多かったものの、何度も繰り返すうちに問題のパターンも見えてくるようになりました。また、物理や化学などの自然科学科目や社会科学のうち、物理・経済は苦手だったため、講義を受けて軽く目を通す程度に留めました。代わりに、生物・化学や人文科学に時間を割くようにしました。文章理解は得意だったため、講義を受講し、問題集を1回転する程度に留めました。
- 専門試験対策
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得意を伸ばす
専門試験では、必須で比重の重い政治学と国際関係、そして初の法律科目の憲法に重点を置いて学習を始めました。選択科目は、苦手な経済理論や財政学を避け、政治学と重なる部分も多い行政学、体系が比較的分かりやすい行政法、英文出題である国際事情を選び、民法にも軽く目を通しました。初めは手も足も出ない状態でしたが、TAC・Wセミナーの問題集を何度も繰り返し解いて、その都度テキストに書き込んで理解を深めることを徹底しました。二次試験の論文記述は1次試験の択一の知識をベースに、頻出の論点を整理し、TAC・Wセミナーのテキストのほか、試験委員の著書も読み込みながら答案を作成しました。
- 面接・官庁訪問対策
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オンラインでしっかり対策
二次試験の人物試験に関しては、TAC・Wセミナーで模擬面接を一度受けたほか、講師のオンラインカウンセリングにて面接して頂きました。TAC・Wセミナーの模擬面接は、本番と同様の形式での面接であったため、立ち居振る舞いについてのアドバイスを頂けたのが有難かったです。
官庁訪問に関しては、オンライン上の省庁別の自主ゼミで政策研究や志望動機の深堀、面接練習を行い、視野が広がると共に、官庁訪問に向けた不安を共有でき、とても心強い支えとなりました。
- 併願について
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併願が大きな心の支え
私は、国家総合職試験に合格できる自信が無かったため、早くから他の試験種との併願を考えていました。まず、希望官庁に訪問でき、政治学や行政学、国際関係、憲法等の政治国際区分で使う科目を選べ、学習上の負担が少ない国家一般職を併願しました。また、英語を使って安全保障政策の立案や通訳に携われる防衛省専門職に加え、地元の浦安市役所も併願しました。
本格的に併願先の試験勉強を始めたのは、総合職の2次試験が終わってからの短期間だったので、未習の社会学と、防衛省専門職対策講座の英語の問題を2回転することに注力しました。
3つの試験とも、1次試験は合格したものの、2次試験は辞退しましたが、他に選択肢があることで大きな心の支えになったので、受験しておいて良かったと思います。
- これから受験する人へアドバイス
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原点を常に振り返る
国家総合職試験は内々定までが非常に長く、途中で挫けそうになるかもしれません。難しい試験に最終合格しても、最難関と言われる官庁訪問が待ち構えており、内々定できるか不安に感じるかと思います。しかし、受験区分の科目すべて未習・知識ゼロから始めた私でも最終合格、そして内々定まで辿り着くことができました。そんな私が大切だと感じるのは、自分が国家総合職を志望したきっかけや、官庁に入り、どんな社会を作っていきたいのか、そうした原点とも言えることを常に振り返ることです。そうした熱い想いが、学習や官庁訪問を行う際の大きな原動力となってくれると思います。
TAC・Wセミナーでは特に自主ゼミを通じて、優秀な仲間と出会えると思います。その仲間との面接対策や政策研究等によって、官庁訪問に自信を持って臨めるはずです。
この試験は、頑張ればその分だけ結果もついてきます。自分の力を信じて頑張ってください!皆さんが納得のいく選択をできるよう、心から応援しています。