国家総合職 合格体験記
TAC・Wセミナーで夢を実現
太谷 慧さん
DATA BANK
内定省庁 | 外務省 |
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出身校 | 東京大学 法学部 |
コース | 政治・国際コンパクト本科生 |
受験区分 | 大卒程度 政治・国際区分 |
- 国家総合職を目指した理由・キッカケ
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外交を通じて日本の平和を守りたい
日本のプレゼンスを向上させ、その平和と繁栄を守りたいからです。元々失われた30年の中で育ちつつ、幼少期から人一倍世界に関心を持ってきた人間として、従前経済で名を馳せてきた日本のプレゼンスの将来に問題意識がありました。さらに大学で政治学を学んでいたこともあり、米国の衰退や中国の台頭を始めとする日本を取り巻く環境の流動化を受け、一層その問題意識を持ちました。
よってその解決に、日本を俯瞰する高い視座と様々な分野を所掌する広い視野を以って、言い換えれば外交を通じて取り組みたく、国家総合職として外務省で働くことを志望しました。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ
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充実した試験、官庁訪問対策
上記の通り、当初から「国家総合職として」「外務省で働くこと」を志望していたため、どのようにそれら2つからなる夢を実現できるかを焦点に、対策の方針を立てようとしました。その上で、両方の目的を達成するための手段として最適だと判断し、独学または他の資格予備校ではなく、TAC・Wセミナーを選びました。まず国家総合職自体については、特に政治国際区分用の対策が最も充実していると感じました。しかもweb通信コースなら好きなタイミングで好きなだけ学習ができるため、民間就活等で必ずしも常に勉強を最優先にできなかった私でも全くストレスなく利用できました。
また外務省については、やはり輩出する内定者の数という実績が魅力的でした。正直内々定をもらってから振り返るのはズルいですが、やはり一年前の選択は正しかったと思いますし、ぜひ状況を同じくするみなさんを中心に、TAC・Wセミナーをオススメしたいです。
- 教養試験対策
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自己分析して戦略を練ること
最も人によって対策が異なる試験だと思います。判断推理を勉強次第では解けるようになるのか否か、自然科学の素養が予めあるのか否か等に基づき、自分の戦略を練ってください。なおコンパクト本科生であれば、その戦略に則って教養系の単科を追加でき、必要十分な対策ができることに触れておきます。
- 専門試験対策
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地道に取り組むこと
逆に最も対策が人によらず同じであり、全科目ひたすらインプットとアウトプットを繰り返して備えるしかない試験だと思います。地道にコツコツと励みさえすれば30点超えは普通に可能です。なお配点が教養択一の1.5倍という事実はきちんと踏まえ、教養択一よりリソースを割り当てることを勧めます。
- 政策論文試験対策
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過去問をしっかり対策して慣れること
あまり注力しても仕方がないとの記述も散見されますが、個人的には他の試験と変わらず準備すべきであり、またその準備は結果に反映されるという意味で、ただの作文ではない歴とした試験だと思います。講義と答練を通じて頻出テーマを理解し、それらに対する自分の意見を形成することに加え、TAC・Wセミナーだからこそ得られる過去の成功または失敗答案を参考にしながら、それを分かりやすく伝えられる答案の書き方を身に付けてください。
- 人事院面接対策
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パターンを把握する
同様に他の試験と変わらず準備すべき試験だと思います。各省庁や民間企業による面接と同じなのは、ESに当たる面接カードの推敲やそれに基づく練習をすべき点です。特に幾つかの好んで聞かれる出来事を押さえてください。一方、異なるのは、一見(一聞)アピールに直結しなさそうな質問をされる点です。こちらも幾つかのパターンを把握してください。TAC・Wセミナーに蓄積された問答例の助けを借りれば、それら自体はさほど難しくないはずです。
- 面接・官庁訪問対策
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情報を活用し、入念に準備
内々定までの山場です。結局一番重要なのは、普段通りの自分でいつつ、その自分の中にある訪問先省庁への想いを分かりやすく伝えるという単純なことに尽きます。ただ人生が決まる局面においてリラックスするのは非常に難しいです。また官庁訪問に限らずですが、採用はどうしてもブラックボックスなところがあります。よって、事前に情報を持っていることは役に立つのと同時に、安心材料として自分を落ち着かせることにも繋がるという意味で、最後にして最大の山を乗り越えるのに重要です。
そして既に何回か言及していますが、情報という点において、TAC・Wセミナーは頼れる存在です。ホームルームや体験記から志望者同士によるゼミや情報交換会まで様々な情報源を活用し、本番で自分の実力を存分に発揮してください。
- これから受験する人へアドバイス
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どのような状況下でも最大限の努力を
新型コロナウイルス感染症による影響は生活の全てに及んでいますが、就職活動も例外ではありません。ご存知の通り、今年度は試験や官庁訪問が延期されたり事前面談会が実施されたりと、実に変則的でした。現在コロナについてはピークを過ぎた感があるものの、来年度以降も、その他の要因を含め、再び見通しを付けにくくなることがあるかもしれません。
そのような場合でも、大変だとは思いますが、決して環境のせいにして努力を止めず、その中であげられる限りの成果をあげようとすることを忘れないでください。大概ある変化はさらに良い変化と悪い変化の両方を呼ぶものであり、一般的には両方を的確に理解する必要がありますが、個人的な意見として、就職活動は後者より前者を何倍も認識していくような姿勢でなければやっていられません。実際、私は試験が延期を重ねる中でも、ただより念入りに準備できるようになっただけと捉え、むしろ一層の努力をしたことで、最終的に首席合格することができました。
教養区分から専門区分を経て内々定までは約一年にも渡り、その間は落ち着かない日々が続きますが、ぜひ前向きに努力し続けることで、夢を実現してください。
何か一つでも参考になれば幸いです。頑張ってください。応援しています。