2024年度 第2次検定 1級電気工事施工管理技士 第二次検定試験分析
TAC講師による2次検定講評

令和6年度第2次検定講評公開中!

令和6年度 1級電気工事施工管理技士
第2次検定 TAC講師による試験分析

2024年10月20日(日)に実施された、令和6年度の「1級電気工事施工管理技士 第二次検定」の全体的な難易度は標準的でした。

問題1(問A)(問B):標準的

試験問題の見直しがあり、工事概要を記述する設問がなくなりました。その代わりに、「運用中で制約を受ける」か「狭い空間で機器据付」のいずれかの条件を選択し、自身の電気工事の経験を踏まえ、工程管理上の問題とその理由、その対策を記述する問題が出題されました。出題形式は変更されましたが、二次検定を受ける多くの実務経験者にとっては、問題なく解答できた内容と言えるでしょう。

問題2:標準的

問題1と同様に自身の電気工事の経験を踏まえ、品質管理に関して留意すべき事項とその理由、その対策を記述する問題が出題されました。過去の出題内容や傾向を踏まえて学習をしていれば、十分に解答できたと考えられます。

問題3:標準的

例年、品質管理又は安全管理の問題が出題されており、今年は安全管理の問題が出題されました。出題内容は例年と変わらず、電気工事に関する作業の中から2つ選び、労働災害を防止するための対策をそれぞれ2つ記述する問題でした。過去に出題された作業の内容や傾向を踏まえて学習をしていれば、容易に解答できる問題でした。

問題4:標準的

電気工事に関する用語の中から4つを選び技術的な内容を記述する問題でした。例年通り、過去に出題された用語も多く、テキスト等で用語の技術的な内容を記憶してしっかり対策していれば、容易に解答できる問題でした。

問題5-1,5-2:標準的

計算問題は、例年通り2問出題され、いずれも計算自体は難しくない問題でした。問題5-1の単相2線式配電線路の線間電圧を求める問題は、過去の二次検定の出題を把握していれば、比較的容易に解答できたでしょう。問題5-2のRLC直列回路の有効電力を求める問題は、一次検定レベルの基礎的な問題でした。

問題6-1,6-2,6-3:標準的

法規の問題は、例年通り「建設業法」の2問と「電気事業法」の1問が出題されました。過去の二次検定や一次検定で出題された内容を繰り返し学習していれば、解答することができた問題でした。

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