大坂 啓介さん
PartⅠ 2022年8月
PartⅡ 2022年9月
PartⅢ 2022年7月
これまで漠然とCIAの存在は知っていたものの、資格のメリットが明確でなかったことや、受講費用、受験費用、資格維持のための継続教育に必要な費用など、お金が必要なイメージが強かったために資格への意欲は湧きませんでした。しかし、他社の内部監査の方から海外の監査を行う場合、CIAの有無が影響すると聞いてからこの資格が必要だと感じたため、CIAの受験に必要な実務経験5年に達したのを機に、資格取得を決意しました。
TACは割引が充実しており、他社に比べてリーズナブルな受講料であったことは最大のポイントですが、今回のコロナ禍のような状況であっても、教室講義や自習室の提供など、学習のための環境を積極的に提供してくれていたことに加えて、TACは教室が多く、全国の自習室が利用できることがTACを選ぶ決め手になりました。
知人から他社のテキストや問題集も見せてもらいましたが、重要なポイントはどちらも同様でした。TACのテキストや問題集は、合格に向けた最低限のポイントを押さえながら、実務的なポイントも詳しく解説していますので、合格後でも役に立ちます。
受講開始から全パート合格までは約6か月で、学習時間は通勤時と自習室で週20時間〜30時間でした。Part3はテキスト、講義、問題集を繰り返し学習する方法ですが、Part1やPart2は学習にIPPFを加えて理解を深め、試験前の理解度確認には模試で仕上げを行いました。とはいえ、国際資格であるために文化や制度の違いから納得がいかない部分も多くありますので、そのような部分は放置せずにインターネット等で調べるなど、わからないことを問題と解答のパターンだけで覚えないようにしました。
他社の講座や市販のものを含め、問題集通りの問題はほぼ出題されないため、問題集の種類や回数をこなしても、合格レベルに引き上げることは難しいです。一般的な試験のように、明確な正解や不正解があるわけではないことや、本試験では全て合っている/間違っているように見える問題も出されることから、試験で与えられた状況をもとに、自分なら何を根拠にどう判断するかという視点で学習することも大切です。