簿記チャンピオン大会 参加者インタビュー 2023

2023年9月大会参加の小学5年生
米田学人さんに伺いました

小学5年生で日商簿記検定2級に合格、その後、日商簿記検定1級を勉強中の米田学人(よねだがくと)さんが、TAC「簿記チャンピオン大会」に参加。小学5年生にして1級でエントリーをされたことは、「簿記チャンピオン大会」の歴史の中で、初めてだ。

難易度も高く、勉強時間もたくさん必要な日商簿記検定2級、そして1級とチャレンジし続けられるのはなぜなのだろうか。その秘訣や将来の夢についてなど、お話しを伺いました。

(インタビューは、202311月)

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―― 初めて参加された「簿記チャンピオン大会」、参加した率直な感想はいかがですか。

米田 初めてみる問題が多かったので苦戦しましたが試験後の解答解説会で、すぐに復習ができてよかったです。まだまだ力不足だと感じたので、家に帰ってからは、もう一度『スッキリわかる日商簿記1級(TAC出版)』で復習しながら、参加特典でもらった『過去問題集』で理解度の確認をしています。当日は会場に行くまで緊張もありましたが、受付の方が丁寧に対応してくれたおかげで、試験に集中することができました。


―― TAC梅田校での参加でしたが、梅田校の印象はいかがでしたか。

米田 お母さんが作ってくれた、お弁当を食べるために休憩室を利用したら、大きな窓から色々な電車が見られたり、景色も良かったのが嬉しかったです。それから、解答解説会後にあった「NEXT資格相談」では、資格に関する相談もできました。また、本棚にはTACさんが出している問題集やテキストが、いっぱいあって参考になりました。


―― 小学5年生で日商簿記検定2級合格はかなり早いですが、簿記の勉強はいつからはじめましたか。

米田 小学3年からです。はじめは小学1年の頃から、インターネッの授業動画で小学校や中学校の勉強をしていました。その後、お父さんがオンライン学習サービスに申し込んでくれたのですが、そこに簿記の授業動画もあったので、一回試しに観てみたら楽しかったので、そこから簿記の勉強も始めました。日商簿記検定3級は小学3年の2月、2級は小学5年の7月に合格して、1級の勉強はそこからすぐに始めました。


―― 簿記は、どういうところが楽しいですか。

米田 もともと数学が好きだったので、その延長線上のようで楽しく、今は会社の決算書なども見てわかるようになってきました。最近、『会社四季報』という日本の上場企業情報が載っている本を見始めて、株式投資にも興味を持つようになってきました。簿記の知識を通して会社をみられるところも簿記の楽しいところです。


―― 簿記のほかにも、合格した検定などはありますか。

米田 小学2年で漢字検定2級と歴史検定4級。小学3年で統計検定2級。小学4年で数学検定2級と実用英語技能検定3級とジュニアスキー検定2級に合格しました。算数オリンピックはキッズBEE(小学2年)から毎年参加しています。


―― 一つひとつクリアをしていく、合格をしていく、というのが楽しいのですね。様々な検定に合格していますが、「簿記につながっているなぁ」というのはありますか。

米田 今まで受けてきた検定すべてです。試験に落ちても、諦めない心や粘り強く頑張る気持ちなどが役に立っています。


―― 勉強以外で、何かしていることはありますか。

米田 普段は家族で麻雀やネットの将棋、アニメやドラマの鑑賞。土日はサッカーをしています。それから、マンガ喫茶でマンガを読んだり、温水プールで泳いだり、冬になるとスキーもします。


―― いろいろなことに興味を持っていらっしゃいますが、今一番楽しいのは何ですか。

米田 簿記とマンガ喫茶に行くことです。


―― 勉強以外で好きなのは?

米田 勉強以外だと、スキー、麻雀、マンガ喫茶・・・いつもしていることすべてが好きです。


―― 簿記が大好きな米田さん、ズバリ、将来の夢は何ですか。

米田 最年少で公認会計士試験に合格することです。それから司法試験にも合格して、公認会計士とダブルライセンスで仕事がしたいです。それと大学を卒業することができたらU.S.CPA(米国公認会計士)の資格も取りたいです。


―― なぜ、公認会計士・弁護士になりたいのですか。

米田 簿記が楽しいので公認会計士がよいかなと。できれば、コンサルティングがしたいです。会社が成長していくところに興味があります。それから弁護士は、裁判などで罪のない人たちを守るところです。また、出張などで海外に行ったときのために、英語でも仕事ができるようになりたいです。


―― ちなみに、いつまでに合格したいというスケジュールはありますか。

米田 今の目標は2024年8月にある公認会計士の論文式試験に合格して、小学生での最年少合格を目指しています。それに向けて、まずは、5月の短答式試験に合格したいです。公認会計士試験に合格したら司法予備試験を目指そうと思っています。そして、中学を卒業したら、働きたいと考えています。


―― 資格というアイテムも持っているから、いち早く社会に出ようと考えているのですね。お話を聞いていると、時間が足りないのではと思いますが、一日どのくらい簿記の勉強をしていますか。

米田 平日も土日も出来る限りしています。あとは、夏休みや冬休みなどに集中してやっています。授業動画は倍速で何本か続けて観たりします。


―― 勉強の計画表などはあるのですか。

米田 計画表はなく、「今日は、これをここまでしよう」と頭の中で考えて、すべて自分で決めてやっています。


―― 毎日勉強をしていると、用事があって勉強ができないときは、「あれ、調子が狂うな」とはならないですか。

米田 そういう場合は、前もってやったり、取り返そうと思って次の日にやったりして調整しています。できるだけ、前倒しでするようにしているので、「今日はできなかった」と落ち込んだりはしないです。


―― そういう考え方ができるというのが、続けられる秘訣かもしれませんね。「もうやめる」とか思ったことはないのですか。

米田 それは、たまに(笑)。わからなかったりして、勉強がなかなか進まないときに思ったりします。でも、授業動画を観たり、チャットGPTを使ったりして、答えを見つけながら続けています。


―― 「目標を決めたら、達成する」という意欲がすごいですね。いろいろとやりたいことがありますが、ひとまずは、公認会計士試験の最年少合格を目指すのですね。

米田 はい。でも、合格だけでは通用しないと思うので、インターンシップなどの実戦経験も積みたいです。


―― ちなみに、次回、2024年の「簿記チャンピオン大会」への参加は考えていますか。

米田 次回の大会も挑戦したいです。


―― ぜひ、参加して「簿記チャンピオン」をめざしてほしいです。これからも、自分の夢に向かってがんばってください。お話を聞かせていただいて、ありがとうございました。




親御さんにも“ちょこっと”インタビュー


―― お子様には、今後どのようになってほしいなどはありますか。

親御さん なってほしいというか、本人が目標としたことをどこまで達成できるか。私のほうから提案はしても、決めるのは本人。可能性を1㎜でも広げる環境づくりをすることが親の役割だと考えています。目標を見つけたら即行動。失敗は「宝物」、成功は「やったー」で、また次へと繋げていく。目標ができたら今すぐ始める(作戦を立てる)のがいいと思っています。


編集後記

好きだから、楽しいから続けられる、年齢は関係ないと教えていただきました。 また、コツコツと堅実に、目標を早く決めて進めればチャンスは何回でも来るとわかっていて、何事も前倒しで進め、チャンスを早めに自分で作っていく姿勢には、なるほどと考えさせられました。
小学5年生にして自分に合った勉強方法もわかっていて、「なりたい自分」もイメージができていて、進むべき道が見えている、米田さんのこれからの活躍がとても楽しみです。

参加者のみなさんからのメッセージ

参加者のみなさんからいろいろなメッセージをいただきました。
実際に参加した人のメッセージを読んで、あなたも大会に参加したくなるはず!

  • チーム戦は盛り上がるので楽しんでください!

  • 参加して損はないです!自分の実力や弱点がはっきりすると思います!

  • 頑張ってランキングのってください!

  • 学校でやる問題には出ない問題も出題され良い刺激になりました。また、友だちと教え合うきっかけにもなります!

  • 解説会や特典があるので、苦手な人も受けた方がよいと思う!

  • 自分の能力、実力がよく分かるいい機会になると思います。しっかり勉強して、挑んでください!!