USCMA試験 合格体験記|櫻井 道裕さん

まだ日本では保有者が少ない、企業参謀のための価値ある国際資格です!

櫻井 道裕さん

櫻井 道裕さん
勤務先:コンサルティング会社経営

DATA BANK

Part1(財務計画、業績管理と統制) 2015年6月合格
Part2(財務的意思決定) 2015年10月合格
Q1 USCMA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?

管理会計の専門家としてコンサルティングの仕事に長年携わってきており、当然管理会計は得意な分野ではありました。ただ、資格は中小企業診断士しか保有しておらず、管理会計に特化した資格はないものかと思っていた時に知ったのがUSCMAでした。自身も管理会計を教える立場にあるので、管理会計のプロが目指す資格としてUSCMAを広めていきたいと思ったのですが、まずは、自分が合格する必要があると思ってチャレンジしました。

Q2 学習開始時の英語力・会計知識は?

上述のとおり、仕事で管理会計を基本とした経営指導を行っているので、管理会計については得意としていましたが、英語については得意なほうではなかったと思います。ただ、試験では、英語については難しい文法等は必要ありませんし読み書きだけですので、専門用語さえおさえていただければ大丈夫だと思います。

Q3 TACをお選びいただいた理由は?

以前に一度、GLEIMを購入したことがあったのですが、独学では効率が悪いと思っていました。TACが講座を開講したことを知って、すぐに申し込むことにしました。

Q4 TACの講座でよかったところ

1.TACの講義・教材
草野先生のDVDがポイントを適切に指摘してくださったので、効率良く学習することができました。
GLEIM を隅々まで読もうとすると、非常に時間が掛かってしまいますが、TACの講義では、USCMA試験に頻出するポイントを中心に解説してくださったので、時間を無駄に使うことがありませんでした。
2.GLEIM(紙とオンラインの両方で学習できる本試験予想問題集)
Part1についてはGLEIMで演習した内容が、ほぼそのまま出ていたような感じでした。
Part2については、GLEIMの問題のほうが難しく感じるくらいでしたので、対策としては十分だったと思います。
ちなみに、Part1、Part2ともに、essay(論述)については、GLEIMの例題は明らかに本試験よりも難解だったと思います。

Q5 合格までの学習期間は?

Totalで9ヶ月くらいです。仕事の合間を縫って勉強していましたので一日平均1.5時間以下だったと思います。2月から学習を開始して、Part1は初めの科目ということもあり、少し時間を掛けて勉強し6月に受験、予定からかなり(1カ月以上)遅れてしまいました。Part2は10月に受験して合格することができました。

Q6 合格までの学習法

まずはDVDを見てポイントを押さえ、その上でGLEIMのテキストを読み、要点を整理してカードにまとめました。そして、GLEIMのオンライン答案練習を繰り返し行い、新たに見付かった論点をカードに加えて、カードは繰り返して見るようにしました。
CMAには記述問題がありますが、草野先生がポイントとなるsentenceをお示しくださったので、それをまる暗記するようにしました。覚えるべきsentenceは、試験直前は自分でも問題を作成し、Key note(windowsのパワーポイントに相当)でアニメーションを使った(解答を隠す)答案練習のスライドをつくってiphoneに入れて持ち歩き、電車の中などで答案練習をしました。本番では、草野先生ご指導でまる暗記したsentenceもズバリ出題されました。他の問題でも、覚えてきたsentenceの中にあったキーワードをなるべく散りばめるようにしました。
草野先生が繰り返しおっしゃっていますが、「基本的な問題を落とさず、essayでは白紙は絶対に避け、重要なキーワードをちりばめればまず大丈夫」というのは本当だと思います。事前に思ったほどハードルは高くないかもしれません。

Q7 受験手続・受験時のエピソードなど

プロメトリックセンターでは、自分の署名が入っている身分証明書が2種類必要とされますが、日本の運転免許証は不可となっていましたので、受験当時、たまたまパスポートが切れていたので、自分の会社の署名入りの身分証明書でもOKかをIMAに問い合わせをして、OKをもらっていました。試験当日は、結局、日本の運転免許証でも大丈夫でした。余計な労力を使ってしまいましたね(笑)。 大阪の会場で受験しましたが、特に不便は感じなかったです。

Q8 これから合格を目指す方へのアドバイス

Part1の時には、テキストとテキスト掲載の問題を2回読んだ上で、オンライン答案練習に移りましたが、受験が終わった時に、もっと早くオンラインの問題に移った方が、ポイントとされている点が早く把握できるし、本番と同じ環境での練習をもっと重ねた方が良いと思ったので、Part2ではテキストの読み込みは最低限にして、テキストの問題も1度だけ取り組み、オンラインの問題演習に移りました。問題を早め早めに解いていくようにした方が、効率的でいいと思います。
今後、経理業務のアウトソーシング化や自動化がますます進むことが予想されますので、自分で判断をして問題を解決していくような人材でないと、活躍の場が奪われていくことになると思います。求められる人材としての必要な知識が、管理会計であればCMA、財務会計であればCPAの学習内容に含まれていると思いますので、特に経理や財務等で働く方々には、これらは必須の資格になってくると思います。私も、これを機会に仕事等を通じて、多くの人に広めていきたいと思います。