USCMA試験 合格体験記|小野 敦志さん
管理会計の専門性を高める国際資格
小野 敦志さん
ご出身大学:
筑波大学大学院
お勤め先:
ITベンチャー企業
DATA BANK
Part1 | 400点(2024年2月/1回目) |
Part2 | 360点(2024年6月/1回目) |
- Q1 USCMA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?
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ITベンチャー企業で管理会計のプロダクトマネージャーを担当しており、管理会計のアカデミックな専門性を身につけたいと考えたためです。
数年前に税理士の資格を取得していましたが、管理会計が学習範囲に含まれておらず、書籍以外で体系的に管理会計を学習したことがなかったため、知識の拡充を目指しチャレンジを開始しました。
- Q2 学習開始時の英語力・会計知識は?
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会計知識:税理士、USCPA
英語知識:TOEIC ® L&R TEST 940点
- Q3 TACをお選びいただいた理由は?
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洋書で独学するという選択肢もありましたが、過去の資格取得の経験から、独学よりも専門学校のカリキュラムに則った方が合格に最短で近づけると考えたためです。また、費用面においても、独学を選択してもTACと同等の負担が発生したので、TAC一択という判断でした。
- Q4 TACの講座でよかったところ
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日本語で全体のざっくりとしたインプットができるので、試験範囲やおおまかな論点を確認することができました。資格試験においては学習範囲の全体感のイメージを早期に形成することが合格への勝ち筋だと考えているのですが、TACのUSCMA講座はまさにその方法論を体現してくれており、自分の学習方法との相性はかなり良かったと思います。
また、Beckerのオンライン演習ソフトを利用できるので、十分な量の問題演習をこなすことができました。
- Q5 合格までの学習情報
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2023年11月から2024年6月までの8か月間、学習時間は200時間程度です。
以下はPartごとの内訳です。
Part1:2023年11月から2024年2月(100時間程度)
Part2:2024年3月から2024年6月(100時間程度)
通勤時間と休日の夜を中心に、週10時間(平日に計5時間、休日に計5時間)を学習のために確保しました。
- Q6 合格までの学習法
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セクションごとに講義を日本語で聞き、Beckerのオンライン演習ソフトでMCQを解くことをひたすら繰り返しました。まず講義で全体感を抽象的に把握し、MCQで個別論点を具体的に確認することで、セクションごとの論点の解像度を高めることができたと思います。
MCQを1周したタイミングで、自身の理解が浅い論点や単純に暗記が必要な項目をiPadにまとめ、通勤中などの隙間時間で確認できるようにしました。iPadにまとめる作業は時間がかかりましたが、早期にこの作業を終えておくことで、レバレッジを効かせて後の学習時間を短縮することに成功しました。
MCQは間違えた問題や自信のない問題を中心に合計3~4回転し、これらの問題の論点をiPadにまとめていつでも見返せるように工夫しました。
MCQが学習の中心だったため、毎週の問題数のマイルストーンを設定し、日曜日の夜までに解ききることをモチベーションにしていました。合格までに少なくとも数か月はかかる試験なので、モチベーション維持のためにも短期の目標を設定することは重要だったと振り返っています。
- Q7 受験手続・受験時のエピソードなど
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MCQの目安時間を設定して、その目安時間に到達したら、未回答の問題があってもEssayに進むことを意識しました。Part1受験時はMCQの目安時間を2時間30分に設定していたのですが、MCQは時間が足りず、Essayでは逆に時間が余ってしまったので、Part2ではMCQを2時間40分、残り時間をEssayに費やしました。
MCQでは「いかに割り切れるか」が合否を分かつポイントだと感じました。講義内で小柳講師も仰っていたのですが、時間がかかる計算問題や文章が長い問題は割り切ってどんどん後回しにしないと、後半になるにつれ、時間へのプレッシャーでパフォーマンスが落ちてしまいます。解ける問題を優先的に解いていくことで、時間に余裕が生まれ、それが心の余裕につながり、はじめて実力を出し切れると感じました。
- Q8 学習した中で、業務において役立っていることはありますか
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管理会計のプロダクトマネージャーという立場上、自身の知識や経験がプロダクトに反映されることになるため、お客様であるFP&Aや経営企画、経理の方々と同等の専門性を有していたいと常々考えています。その点において、少なくともアカデミックな領域における知識については、今後も自信を持って仕事に取り組めるのではないかと考えています。
- Q9 これから合格を目指す方へのアドバイス
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仕事と両立しながらチャレンジされる方が多いと思いますが、USCMA取得のためには、少なくとも半年以上に渡り継続的な学習が必要となります。それぞれの個人の事情がある中で、モチベーションを維持しながら仕事や家庭と両立して長期間の学習を続けるのはとても大変なことだと思いますが、USCMAはいわゆる「落とすための試験」ではありません。
TACを信じて学習を続ければ必ず合格にたどり着けますし、ビジネスやファイナンスの基本が詰まった良い試験だと思いますので、是非チャレンジすることをおすすめします!
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